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三國志研究第十四号(2019年9月14日)
2019年9月14日土曜日13時ごろ、早稲田大学戸山キャンパス 33号館3階第一会議室にいた。つまりは「三国志学会第十四回大会」会場。前の記事で三国志学会機関誌『三国志研究』第十四号(56ページ、ISSN 1881-3631)の「編集後記」から「一方、前会長の狩野直禎先生を偲び、追悼論集を刊行いたしましたので、本号は例年より掲載する論文などの数が少なくなりました。」と引用したけど、そこにある「追悼論集」についてが本記事の趣旨。この大会に合わせ三国志学会編『狩野直禎先生追悼 三国志論集』(汲古書院、ISBN 978-4-7629-9569-9)は2019年9月14日に発行された。8000円。しかしながら印刷が間に合わなかったようで、予約を募る目次付きのチラシが配布されていた。
・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/
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三国志学会 第十四回大会(東京2019年9月14日土曜日)
・三国志学会監修の本
http://sangokushi.gakkaisv.org/book.html
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狩野 直禎 先生、死去(2017年2月7日)
狩野直禎先生米寿記念 三国志論集(2016年9月10日)
・株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/
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西晉朝辭賦文學研究(2018年12月25日)
・狩野直禎先生追悼 三国志論集
http://www.kyuko.asia/book/b487998.html
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「三国志」の知恵(2019年11月8日)
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大上正美先生傘寿記念 三国志論集(2023年9月3日)
そのチラシから下記へ目次を引用するようになっている。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【目 次】
梁 満 倉……軍師中郎将諸葛亮の荊州時代
大上 正美……阮籍と陳泰―「詠懐」其二十一を読む
石井 仁……宋文帝の即位とその「代邸の舊」―南朝の都督制と皇弟皇子の出鎮―
牧角 悦子……曹操と楽府(二)―「歌以言志」「歌以詠志」の意味するもの―
稀代麻也子……「献詩并疏」の曹植
柳川 順子……晋楽所奏「怨詩行」考―曹植に捧げられた鎮魂歌―
渡邉 義浩……習鑿齒の『漢晋春秋』における「正」と「統」
安藤 信廣……徐陵の文学について
伊藤晋太郎……洪邁と関帝信仰――『容斎四筆』巻八「寿亭侯印」を手がかりに―
辛 賢……蔡沈『洪範皇極内篇』の八十一章―『太玄』との関わりから―
後藤 裕也……元雑劇「両軍師隔江闘智」と孫夫人
中川 論……遺香堂本『三国志』について
大村 和人……大沼枕山の文学世界における曹植「洛神賦」
二階堂善弘……東南アジアの関帝廟
狩野直禎先生 略年表・著作目録
あとがき
執筆者紹介
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
話を三国志学会大会に戻すのだけど、例年より一が多く、9割方席が埋っている印象。
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後漢の相見儀制(『集刊東洋学』第121号、2019年6月28日)
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リンク:蜀漢政権の構造(史林1959年)
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三國志研究第十七号(2022年9月4日発行)
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柳川順子の中国文学研究室(2019年6月12日-)
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三国志研究第十九号(2024年9月8日発行)
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中国の信仰世界と道教(2024年5月22日出版)
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