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明治時代の入試問題(国語・漢文)(2018年10月7日発行)


  • 2019年1月 9日(水) 22:45 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,807
二次創作 ※前の記事 はじめての即位 別冊(封禅)(2018年12月29日)

 2018年12月30日日曜日15時台、大崎コミックシェルターの同人誌即売コーナーにいた。

・大崎コミックシェルター | コミックマーケット開催期間中、品川区大崎で開催されるコミケ連動イベント
http://comishel.osaki.style/

・版元ひとり&おもしろ同人誌バザール (hanmoto_hitori) on Twitter
https://twitter.com/hanmoto_hitori

・おもしろ同人誌バザール「プチ」@大崎コミックシェルター
https://hanmoto1.wixsite.com/omobazapetit

※次回開催記事 関帝 紹興酒 ビル看板(恵比寿駅2019年8月10日確認)

 おさっちさんのブースにもどったらお汁粉をたべていらして、どうやら出展者に無料だそうな。だけど、「コミケの戦利品ちらみせ」で無料企画をやっていたことを知りもらいに伺う。その待機列にいると、SNSでハッシュタグ付の情報発信のお願いをされていてそのうち一つが「#大崎半端ないって」だった(笑) 無事ゲットして温まる。いや前提としてビッグサイトとの温度差があって、当たり前だけど屋外だから寒い。夏は逆に暑いらしい。それでまたまたおさっちさんのブースに行くとすでに撤収準備をされていて。お隣に挨拶されていた。その流れで教えてもらったのだけど、向かって右隣のサークルの方も話の輪に加わった形で、そのサークルさんが明治時代の受験問題がテーマの同人誌を頒布されていて科目ごとに本にされていらっしゃる。そこでおさっちさんがおっしゃるにそれらのうち「国語・漢文」の本に三国があるという。

・博究社
https://hakkyusha.stars.ne.jp/

 それは瀬田教安『明治時代の入試問題(国語・漢文)』(博究社2018年10月7日発行)。縦書きB5のもの。即座に「買います」と伝え購入。後日、読むに、pp.2-3「はじめに」に「『史記』や『三国志』など、中国の歴史書はもちろん、当時は日本の歴史も漢文で記されており、教材としてよく用いられていました。」とあって、当時の入試教科における漢文の重要性が説かれ、それにさかのぼる箇所では現在の国語が現代文、古文、漢文と細分化できるのに対し、元々漢文しかなかったとし、しかもそれは(標点のない)白文だったと書かれる。
 それで入試問題に三国が使われる箇所はpp.20-23「4 第三高等中学校 明治20(1887)年」のところで、pp.20-21が問題文でpp.22-23が解答例となる。この本の特徴として欄外に注があって、章題の説明があり、「第三高等中学校は、第三高等学校を経て、現在の京都大学(教養部→総合人間学部)」とのことだ。また問題文の出典もありがたいことにきっちり記され「稲葉金次郎『官立学校試験問題答案』集成社、1888年、56-60頁」ののこと。というかこれを書いているときに気付いたけど、下記リンク先でインターネット公開されている。

・官立学校試験問題答案 | 書誌詳細 | 国立国会図書館オンライン
http://id.ndl.go.jp/bib/000000459453

 その設問は引用するに「左の文章を読み、余白に適切な送り仮名を施しなさい。また、傍線部(1)から(4)の意味を、それぞれ詳しく説明しなさい。」とのことで、続いて『三国志』巻三十六蜀書関羽伝からの漢文が示される、裴松之注は載せられていない。その漢文は標点・訓点が施されており、以下に示すとおりだが、実際はカギ括弧はないし、新字で記述される。

孫權遣兵佐先主拒曹公、曹公引軍退歸。先主收江南諸郡、乃封拜元勳、以羽為襄陽太守・盪寇將軍、駐江北。先主西定益州、拜羽董督荊州事。羽聞馬超來降、舊非故人、羽書與諸葛亮、問超人才可誰比類。亮知羽護前、乃答之曰:「孟起兼資文武、雄烈過人、一世之傑、黥・彭之徒、當與益德並驅爭先、猶未及髯之絕倫逸群也。」羽美鬚髯、故亮謂之髯。羽省書大悅、以示賓客。
羽嘗為流矢所中、貫其左臂、後創雖愈、每至陰雨、骨常疼痛、醫曰:「矢鏃有毒、毒入于骨、當破臂作創、刮骨去毒、然後此患乃除耳。」羽便伸臂令醫劈之。時羽適請諸將飲食相對、臂血流離、盈於盤器、而羽割炙引酒、言笑自若。

※関連記事
 歌舞伎5 ハローキティ 根付け(関羽)
 メモ:夜の三国志フェス2013(2013年9月28日)

※新規関連記事 逆転人生 中国のカリスマ日本語教師(NHK2019年10月22日)

 漢文の後者の関羽の矢傷について、おさっちさんに教えてもらった当時、それが『三国志演義』からの漢文なのか『三国志』からの漢文なのか、という話題になり、清岡はすかさずそれは関羽の傷が右腕なのか左腕かによると申し上げる。「三国志ファンはそこらへんで出典がわかるものです」と、さも一般的なファンはそうであるかのようにのたまっていた(汗)
 当時もちらりと申していたが、大学入試の国語に『三国志』およびその注の漢文が使われることはたまに見かけ、三国志ニュースでさっと検索するに下記関連記事(1番目)のようにあるし、範囲を広げ三国志関連のものや、国語以外の日本史や世界史にも、下記関連記事(2番目)のように入試に使われる。

※関連記事
 上智大学の入試で『後漢書』伝七十五東夷列伝や『魏略』
 上智大学の2014年2月6日の入試は三国志祭り?

 あと入試というかそれと深く関連する明治期の教科書にも『三国志』関連があるってのは下記関連記事からも伺えるね。

※関連記事
 高等小學讀本 卷五(1903年11月3日発行)
 小学校の教科書のあゆみ(広島県福山市2019年1月2日-3月31日)

 というわけで、撤収準備のできた、おさっちさんを駅まで見送って、というわけじゃないけど帰り道がそこまで同じで、清岡は来たときのように歩いて五反田の駅を目指した。
 16時30分、五反田駅発。都営まるごときっぷ利用なんで、都営地下鉄を乗り継いで、新宿西口駅へ。

・都営まるごときっぷ(1日乗車券) | 東京都交通局
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/fare/otoku_metro.html

※関連記事 三国志群雄太守県令勢力図(上)(2018年12月1日発行)

 新宿西口の忘れ物室にいくが手袋はとどいてないそうで。そしてまるごときっぷをいいことにWi-Fi環境の整った車内、大江戸線をぐるぐる回ることに。三国志ニュースの記事「メモ:「明光甲」考(美術史研究 38 2000年12月)」を書く。

・バス車内でのWi-Fiサービス利用 | 東京都交通局
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/kanren/wi-fi.html

※関連記事 資料紹介〈年画縮様〉について(連環画研究 第3号 2014年3月10日印刷)

 18時45分 新江古田の飲み食いバル「すいばら」に到着。チャーシュー丼を美味しくいただく。というか開いててよかった。

・飲み食いバル すいばら
http://tinyurl.com/kvmtjdk

※関連記事 三国志(まんがトムソーヤ文庫1996年4月3日第一刷)

※新規関連記事 爆風三国志 我王の乱(週刊漫画ゴラク1997年10月31日-2000年7月28日)

 というわけで都営大江戸線で移動。その某駅で半額150円のお団子を売っていたので買う。マンガ喫茶で食べた。美味しい。あ、マンガ喫茶には21時35分06秒ね。

※次の記事 一から学ぼう 吸収!三国志 課外授業 公開収録(2018年12月30日)

※新規関連記事 漢史一斑(文部省1876年)

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