司馬師登場

 ビックリして思わずタイトルにまで書いちゃったけど、いつも流のタイトルだと、

2006年12月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ1月号)

となり、ミステリーボニータに連載している漫画「八卦の空」の記事。ミステリーボニータの今月号は2006年12月6日発売。

 「八卦の空」は三国時代を舞台とする物語。三国志およびその注に名が出ている人物、紀玄龍や管輅(字、公明)のコンビが奇々怪々な事件を解決する話で、一回で話が完結するパターンも多いけど、今回は前回からの続き。

・2006年11月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ12月号)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/445

 前回の最後のコマは黒幕の謎の男性が出ていたんだけど、その正体が扉絵で紹介されている。この記事のタイトル通り、それは司馬師(字、子元)。三国志ファンにはおなじみの司馬懿(字、仲達)の長男だ。作中では特に「司馬師」とされているわけではなく「司馬子元」と統一。
 ネタバレ含む話の前にまず関連リンクから。

※関連リンク
・秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/
・青木朋先生のサイト「青木朋HP++青青」
http://aoki.moo.jp/
・青木朋さん(私設)ファンクラブ
http://bluefan.exblog.jp/
※描き下ろしイラストあり。

・ミステリーボニータ1月号に「八卦の空」 金蚕〈後編〉(ブログ『青青日記』)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=447196

・<次回>2007年1月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ2月号)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/479

※追記 真・三國無双6(2011年3月10日)

※追記 歌手名「司馬師」


 それから以下、ネタバレ含む話。ネタバレ注意。


 前回からの黒幕は司馬子元。前回のように重い雰囲気が続くかと思ったら、良い意味で裏切られる。
 司馬子元は端正な顔立ちで祝英青の前では表向き優しさを見せていて、「冷酷な腹黒キャラ?」なんておもっていてページをめくったら、急に司馬子元のキャラが崩れコメディタッチに! 祝英青への嫉妬から、皆の目の届かない家庭内で司馬子元が弟に八つ当たりするシーン。シリアスからコメディへのギャップで思わず声を出して笑ってしまう(輪郭線もこれでもか、と太くなってるし・笑)。ページをめくって崩すのはベタだけど、とても可笑しい。しかし、司馬子元の弟ということは明記されていないけど、もしかして司馬昭(字、子上)?
 このシリアス→コメディの展開は後はページ内で一回、ページをめくってのパターンで一回、計2回、繰り返され、その都度、声を出して笑ってしまった。司馬子元はボンボンとしてキャラたっている!(「桜蘭高校ホスト部」に居そうなキャラ)
 一方、管ちゃん、玄龍くん、英青ちゃん、梁山くんサイド。真実を知った梁山くんは病の縁(?)から復活し、黒幕を懲らしめる決心へ。ここらへんの描写が復讐といったおどろおどろしい感じではなく、何だか少年漫画の主人公を彷彿とするような元気でさわやかな描写(上からのカメラアングルでぐっとせまる意気込み)
 それで今回で司馬子元が懲らしめられ話としては一段落。梁山くんは英青ちゃんの元で暮らすこととなる。英青と梁山との主従関係は今後楽しみ。
 司馬子元は黒幕としては長続きしそうにないキャラだけど(笑)、キャラとしてはすごく面白いのでまた出てこないかな、とほのかに期待しておこう。
 次回は玄龍くんの前に謎の少女が現れるらしいよ。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/466