私自身、図書館のレファレンス・サービスを受けたことがないし、そういうものがあることも知らないでいた。レファレンスサービスとは資料や情報を求める利用者に文献の紹介や提供するサービスとのこと。
レファレンス・サービスでの質問回答のやりとりをデータベースとしてネット上で公開しているサイトがある。それが下記サイト。「国立国会図書館が、全国の公共図書館、大学図書館、専門図書館等と協同で構築しているデータベースです。」とのこと。
これを見るとどういったサービスなのか、かいま見ることができる。
・レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/
それでここで紹介したということは三国志関連のレファレンス事例もあるから。
上記サイトの「データベース検索」であれこれ覗くと見つかる。
まず「人物」のところには「蔡文姫」「諸葛孔明」「曹操」が上がっているし、「NDC」の「歴史/アジア史.東洋史」や「文学/中国文学」にもちらほらと三国志関連を見ることができる。
三国志が読みたいだの、当時の人口が知りたいだの「
三国志ファンのためのサポート掲示板」でもありそうな質問もあって微笑ましいし、その質問に図書館の人がどう回答したか、って観点でも面白い。それから案外、google等のウェブ検索を薦めているあたりも面白いね。
ここらへんのことで、AKN's三國志図書館のあっくんさんが
プチオフ会でおっしゃっていたことを思い出す。予め議論の前提条件となるようなやりとりをデータベースしておけばさらに一歩踏み込んだ議論ができるのではないか、というもの。
「レファレンス協同データベース」を知ったのが
虎渓之橋の雑記帖。
http://www011.upp.so-net.ne.jp/hu-xi/min/041.html#20061120
(リンク用URLが設置されてようやく利用するときが来た)
※追記
古典籍総合データベース(早稲田大学図書館)
※リンク追記。
・歴史小説としての三国志を読んでみたい。出版年が新しく読みやすそうなもの、あるいは定評のある作家の定番... | レファレンス協同データベース
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000083190
※嘘を教えては行けないね。無知の無知。
※9/23リンク追記。
・みんな大好き!ちくま文庫の三国志 その感想とか誤訳とか - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2134836495494171101
※ツイッターで「レファレンス協同」と見えたんで、どんなんだったかここの記事を確認し、前述のリンク追記のページを改めて見たら、最大のツッコミどころを改めて読んだものだから、ツイートしてみたら、結構、興味深い反響があって、上記のようなページが作られた。以前から「NAVER まとめ」というサービスは目にしていたが(あるいはその類。どれが元祖か把握していないが)、具体的にはよく知らなくて、これでようやく把握した。つまりはツイート(つぶやき)のログ化で、他人のツイートも編集するわけだから、ログを作成したらおそらく自動的に「ツイートを使わせていただきました。問題ありましたら削除しますのでお教え下さい」というメッセージが、そこに使われたツイート主である各人宛にツイートされるという仕組みなんだろうね。興味深い。システマチック。まとめの中身では「「チャップリンのそっくりさんコンテスト」に『本人が参加』したら「三位」だったという話を思い出しました。」というのがお気に入り。例え話としてもユーティリティがあるね。どこかで使いたい。
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中国故事人物の姿 -三国志の諸葛孔明から詩聖李白まで-(2017年1月1日-2月11日)
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