1996年に長沙市の走馬楼から十数万枚も三国時代・呉の簡牘が発見された。あまりにも大量のため十年目の今日でも整理がついていない状況であるし、史書のようにまとまったものでもないが、当時の「生」の情報が得られるということで私のような素人目に見ても当然、その資料的価値は非常に高い。
と、この簡牘の内容が多岐に渡っていて、全然知らない人向けへの文を書けそうにないので、下記のリンクを参考にされたし。
・睡人亭
http://www.shuiren.org/
・走馬楼呉簡
http://www.shuiren.org/sangoku/chikkan.htm
※「三国志の頁」内にあるんで一般の三国志ファンに分かりやすく書かれていておすすめ
この簡牘に関する研究会が日本でも1999年9月に発足されており、その研究会のサイトは下記にあるので、詳しくはそちらで。
・長沙呉簡研究会
http://h0402.human.niigata-u.ac.jp/prof/research/chosa.htm
このサイトには長沙呉簡研究会の過去の発行物および活動の紹介以外に、「長沙走馬楼呉簡一覧・統計表」や「長沙東牌楼漢簡一覧表」がある。
前者は過去の論稿からの抜粋。PDF形式。今年の6月21日、27日、28日、30日、7月4日と集中的にアップされている。見てみると釈文が書いてあるやつもあって、読んでいて面白い。
・「長沙呉簡一覧・統計表」(
關尾史郎先生のブログ内記事)
http://sekio516.exblog.jp/3673459
後者は長沙市文物考古研究所・中国文物研究所編『長沙東牌楼東漢簡牘』(文物出版社、2006年4月、7-5010-1857-X)と対応が効いて便利。
・「長沙東牌楼漢簡一覧」(
關尾史郎先生のブログ内記事)
http://sekio516.exblog.jp/3839252
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