下記のTwitter Accountの下記のStatusで知ったこと。
・敎団 (Vitalize3K) on Twitter
http://twitter.com/Vitalize3K
・Twitter / Vitalize3K: 【新刊情報】別冊宝島編集部 編『三国志 曹操』が本日より書店にて800円+税にて発売。...
http://twitter.com/Vitalize3K/status/707407547200724994
・哲舟 (Tetsu_uenaga) on Twitter
http://twitter.com/Tesshu8
・Twitter / Tetsu_uenaga: ありそうでなかった曹操のムック。「三国志 曹操」(別冊宝島編集部)に、ドラマ『三国志 Three Kingdoms』&『曹操』の紹介文を寄稿しましたよ。 ...
http://twitter.com/Tetsu_uenaga/status/707764405019119616
つまり下記出版社サイトの下記書籍ページによると、宝島社より2016年3月9日に別冊宝島編集部/編『三国志 曹操 「曹操=悪役」が根底から覆る!』(ISBN:978-4-8002-5115-2)が800円(税別)で発売したという。
・宝島チャンネル
http://tkj.jp/
・三国志 曹操
http://tkj.jp/book/?cd=02511501
・渡邉義浩ホームページ
http://ywata.gakkaisv.org/
※執筆者の一人
※関連記事
六朝学術学会 第32回例会(2016年3月14日)
・各駅亭舎・本陣(HOME)
http://kakutei.cside.com/
※執筆者の一人
※関連記事
三国志と日本人 1800年の交流(2016年3月13日)
まずは上記の書籍のページから下記に内容紹介文を引用してみよう。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【人間性】【統治力】【軍事力】…実力と素顔を大検証
「曹操=悪役」が根底から覆る!
◆才能があれば身分を問わない求賢令の布告
◆流浪農民に土地を与え定住させた民屯の制定
◆至強・袁紹軍を駆逐した囮作戦 撒き餌の計
◆儒教に変わる新たな文化として文学を採用
三国志の悪役として描かれる「曹操」の実像に迫った一冊です。三国志といえば『三国志演義』をもととした劉備礼賛がほとんどですが、本当に曹操はダークヒーローだったのか?軍事・施政・人材登用など多角的な面から曹操の本当の姿を浮かび上がらせます。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
えーと、文脈が潜みすぎて(つまりコンテクスト度が高い)、説明すること自体にひるんでしまうのだけど、まぁ、楽しんで一つ一つやっていこう。
まず副題の「「曹操=悪役」が根底から覆る!」だけど、一体、いつの共有認識ですか!と脊髄反射的にツッコミを入れてしまうのだけど、それをすぐさまツッコミ返しをされるように、上記引用部分の末に「別冊宝島『別冊宝島793 三国志 曹操 孟徳伝』を再編集し、改題したもの」と但し書きがある。こういった再編集・改題出版は下記関連記事を見ると、最近の宝島社の出版では多いようだ(…と清岡の狭い見識なんで、他の出版社でもやってそうなイメージ)。ライフ・タイム・ヴァリューを高めている。
※関連記事
三国志 英傑たちのその後と謎(2015年8月8日)
いや、元のが出版された2003年当時でも古い共有認識と言われれば反論できないのだけど、今回の再編集・改題版と違い、下記関連記事にあるように、元のはそれがセールスポイントとして成り立つように、王欣太『蒼天航路』(マンガ)の巻頭特集があった。
※関連記事
2005年11月16日 宝島社文庫「三国志 曹操伝」
贈りもの 安野モヨコ・永井豪・井上雄彦・王欣太(2012年11月22日)
ちなみに上記関連記事でも書いたが、文庫化されたときに巻頭特集はまるっとなくなっていて、今回も特に売りにはなっていないのでまるっとなくなっているのだろう。その代わりなのかそれ以降に制作されたドラマ『三国志 Three Kingdoms』(原題『三国』)とドラマ『曹操』の紹介文があるという、冒頭の2番目のツイートによると。なので、下記関連記事であるように
ぐっこさんが名を変え参加した原稿はないのだろうね。
※関連記事
プチオフ会「諸葛亭へ一顧しよう!」2(2008年9月13日)
※関連記事
「三国志」前篇 DVD-BOX(2010年12月10日)
曹操(2013年9月4日-)
あと実際確認してないのだけど、下記リンク先(のさらにリンク先)にあるように、文庫化の際に、その連絡不備から關尾史郎先生が「この手の小銭稼ぎはこれで最後にして」と書かれていたので、今回、關尾先生の原稿収録の許可が下りてないかもしれないね(…と確認は読者に任せるスタイル・汗…あと買取で出版社が自由に掲載できるのかもしれないけど)。
・2005年11月16日 宝島社文庫「三国志 曹操伝」 コメント欄
http://cte.main.jp/newsch/article.php/224#comments
あと昨年の六間道三国志祭の後の飲み会に、ぐっこさんと哲舟さんが参加していたもんだから、元の2003年版を書く際にお二人は連絡を取り合っていたのか伺うと、意外にも哲舟さんは執筆参加されていなかったとのことだった。そこから当時の別冊宝島のムックの制作は良い意味でも短期間で勢い良く作るというような話を伺ったんだけど、それは関係ないので割愛。ともかくそういった性格の制作陣で、たまたま別のチームだったんだろうと。
※関連記事
六間道三国志祭(2015年10月12日)
それを踏まえ、今回の書籍の執筆陣に哲舟さんがいらっしゃるということ、また前述の引用部分や冒頭にリンクしたツイート(西高穴墓の記事やら)から考えると、結構、加筆部分があるのかな、と自然と予想される(そして削られた部分も)。まぁ、実際買って見比べれば早いのだけどね。
※関連記事
リンク:曹操高陵在河南得到考古確認(2009年12月27日)
※追記。書き忘れ。表紙の曹操が明光鎧を着ているのは『人形劇三国志』の影響だろうか。
※関連記事
メモ:赤壁 ─苦肉の計(川本喜八郎人形ギャラリー2014年4月25日-11月4日)
※新規関連記事
「三国志」ナンバーワン決定戦(2017年5月12日)
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