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SWEET三国志(1992年2月25日-1995年5月25日)


  • 2015年7月28日(火) 22:37 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,952
マンガ ※前の記事 EXPO三国志(1992年7月24日-26日)

・東京本館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/

 前の記事のとおり、2015年7月25日土曜日15時前から国立国会図書館新館に居た。目的は片山まさゆき『SWEET三国志』(マンガ)の雑誌掲載状況を把握するためだ。下記関連記事にあるように、歴史酒場「銅雀台」においてあった、光栄の投稿誌『歴史パラダイス』で知り得た。それによると、『ヤングマガジン海賊版』で連載していたという。

※関連記事 『日本まんが』第弐巻で三国ネタ

 そこでまずネットで軽く検索し連載開始年と連載終了年を把握した上で、端末から閲覧申請する。具体的には1992年と1995年だ。大体が2号が1冊にまとめられており、どうも『ヤングマガジン海賊版』が1995年で終わるため、一回の申請、10冊分で網羅できるようだった。
 ちなみに同作者の三国マンガは下記の『大トロ倶楽部』の方が先んじる…といってもTVゲーム文化を題材としていて、それらゲーム作品の数タイトルがたまたま三国関連だっただけなんだけどね。

※関連記事 大トロ倶楽部(1987年4月17日-1990年7月20日)

 それで30分強待って、その間に行きしなに書いた三国志ニュースの記事をアップしたりして、連絡が来たので、カウンターに取りに行き、古いものから順にチェックしていく。そうすると、1992年1月25日発売の『YOUNG MAGAZINE 海賊版 』No.2の終わりのほう、pp.308-309見開きページの次号予告で見開き2ページをまたがる絵で片山まさゆき『SWEET三国志』の広告があった。大きいフォントで「人、これを笑う。」とあり、タイトルに添える文字は「新連載・大河歴史ギャグ」とある。
 そして迎えたののNo.3は250円で、pp.87-89がカラーで、。pp.88-89の見開きで表紙があり、p.90が広告だ。p.104 k.2で「シブサワ・コウの世界」という本を読む関羽がいて、ここらへん上記の『大トロ倶楽部』での光栄のシミュレーションゲーム『三國志』との強いつながりを感じる。

※関連記事 三國志13(2016年1月28日)

 その回はp.111まであって桃園結義で終わり。24ページある。冒頭で劉備と共に出てくる「蓉ちゃん」というキャラクターはやはり吉川英治『三国志』の芙蓉から来ているのだろうね。

※関連記事 久保田千太郎/作・園田光慶/画 三国志(1979年6月-1984年12月)

 No.4はpp.87-89カラーで、pp.88-89が見開き表紙でp.90広告と同じ構成で、やはりp.111で終わる。そしてその直後に前の記事でお伝えした、「EXPO三国志の広告だ。やはりこれあわせでこのマンガ作品の連載が始まったのだろうか? No.6は袁紹がサルキャラとして出てくるやはり姓からそういう発想なんだろうか? No.8にはなぜか『SWEET三国志』の掲載がなかった。その前の号に予告ではタイトルがあったんだけどおとした?
 その1992年No.8以外、連載が順調に続いたようで1995年5月25日発売のNo.6で雑誌が休刊になるんだけど、そのときの『SWEET三国志』が「第三十九の巻 ノーシグナル ファイア」とサブタイトルがあり、pp.35-58の掲載だ。関羽は左腕を手術するんだけど、吉川『三国志』というより横山光輝『三国志』のパロディーのように思えてしまう。諸葛瑾が登場して終わり。活字で夏に新海賊版が出ると予告されてあった。
 そこまで行って閲覧申請が終わる16時を回っていたので、それ以上の確認ができなかったが、時期的に『ヤングマガジン増刊赤BUTA』を確認すればいいんだろうか? あと単行本をチェックしないとね、連載より話が進んでいるのかどうかも含め。

※追記。8月13日の日付がかわって14日の三国志城にてチェック。片山まさゆき『SWEET三国志』5巻(ヤンマガKCスペシャル、講談社1996年6月6日発行)の巻末に初出が書いてあって、「(ヤングマガジン増刊海賊版1995年第4号~第6号、ヤングマガジン増刊赤BUTA1995年第1号~第3号、1996年第4号~第5号の掲載分を収録しました。)」と。

 それで用件を終え16時30分ぐらいに国会図書館を出て、永田町駅から東京メトロ有楽町線に乗り、市ケ谷駅で降り、中央本線に乗って新宿駅で埼京線各駅停車に乗り換えて17時ちょうどに板橋駅で降りる。事前にツイッターで「銅雀台」と検索したら、どうやら少なくともお客さんが1名いらっしゃるようで。

・歴史酒場銅雀台
http://doujakudai.blog.fc2.com/

 入ってみると、カウンターの奥の端にいらっしゃった。別に名乗りあってもいないのだけどツイッターによると朝影にぃやんさんだそうで。その左に店員のモリスさんが座ってらした
 カウンター席に座り、前々回、前回と赤壁大戦を注文したので、今回は別のと思い「破竹の進軍」を注文する。ライム味でレモンの輪切りが入ってた。なので竹を割ったようなさわやかさだ。
 それで朝影さんがカードゲームの『サンゴク』と拡張セット『サンゴク 争覇の彼方』を持ち込んでいたもんだから、自然と話題は『サンゴク』のことに。

・三国志対戦カードゲーム | サンゴク/sangoku - リトルフューチャー
http://littlefuture.jp/sangoku/

※関連記事
 サンゴク(2014年11月16日)
 サンゴク 争覇の彼方(2015年5月28日)

 結構、『サンゴク』のイベントやイベントでの『サンゴク』ブースに足繁く出向いているそうで、秋の新発売の話を伺う。ネタばれにならないように、少しだけ書くと、「『三国志大戦トレーディングカードゲーム』ではそれを回避するようにSkype対戦を推奨していたり、各地でイベントを開催しているんですが『サンゴク』ではそういう対応をしているんですね」と申し上げていたっけ。

※関連記事
 三国志大戦トレーディングカードゲーム Web対戦イベント(2013年7月15日)
 TCGの宴2015in名古屋(2015年6月27日)

 その話の流れになるとやはり実際、遊んでみようってことになったんだけど、清岡は次の予定があって、一時間ぐらいしか滞在できなかったので、横で観戦すると申し上げ、モリスさん対朝影さんの対戦が始まった。といってもモリスさんがほとんどプレイ経験がなかったので、弟子対師匠のコーチング対戦みたく手の内を見せながらの戦いとなる。

 あまりよくわからなかったんだけど、要は人物のカードの勢力や兵科などそれぞれある属性で役をそろえるポーカーみたいなルールで、城をめぐり3戦した後に決戦するようだ(いや、印象だけで書いているので、ちゃんと知りたい場合は前述のサイトへ)。城カードにはそれぞれの特性があって、城によって条件がそろえば勝てる特別なルールもあるようだ。ポーカーでいう役の揃わないブタは「奇襲」という名がつけられていたけどね。
※追記。すっかり書き忘れたけど、人物のカードにはそれぞれその人物の解説文が書かれており、初心者の三国志ファンにもやさしい仕様だ。

 右の写真ではわかりにくいが、『軍師×彼女』コラボカードも北斗も南斗も『曹植系男子』コラボカード(写真)もお持ちになっていらっしゃった。それって『三国志大戦トレーディングカードゲーム』のPRカードと違って、それぞれ確か新たに商品を買わないと手に入らないのでは?と申し上げると、その都度お買いになったそうで。それだけ熱心なファンなんだな、と感心していた。

※関連記事
 「軍師彼女」と「サンゴク」がコラボ(2015年1月31日)
 「曹植系男子」×「サンゴク」コラボレーション(2015年5月24日)

 「来週、ねこクラゲ先生に会うから写真にとりたいです…でも安物のカメラなんでうまく写らないけど」と申し上げて写真を撮らせていただいたが、前半部分をさらりと言い過ぎてスルーされたけどね。

※関連記事 関プチ2015:8/1北九州 兀突骨で酒池肉林?!(2015年8月1日)

 プレイ中、モリスさんが坊主の普淨のカードがあるのに驚いていらっしゃった、「太史慈はないのに、なぜこの人選?!」という旨をおっしゃりながら。普淨は『三国志演義』第二十七回「美髯公千里走単騎、漢寿侯五関斬六將」に登場する人物ね。清岡は以前、『サンゴク』のクラウド・ファンディングがあったんで、それに出資した人の趣味じゃないかと申し上げると、二人とも納得されていた。

※関連記事 三国志愛溢れるカードゲーム「サンゴク」にもっと武将を増やしたい!(クラウドファンディング2014年11月-12月)

※追記。以下、リトルフューチャーの代表取締役さんのコメント。
・エミユウスケ (usk_em) on Twitter
http://twitter.com/usk_em

・Twitter / usk_em: @okakiyo92 普浄は完全に私の趣味です。 ...
http://twitter.com/usk_em/status/626798554854502400

 その最中に銅雀台には初めてのお客さんがいらっしゃって、口コミでこのお店を知ったそうで。ドリンクはまず「初陣」を注文されていたのだけど、清岡はその存在に気づかず、それを頼めばよかったと公開していた。その方はゲーマーで『戦国無双2』をテーブル席でプレイされていた。

 そんなこんなで、もう次の予定の時刻になったので、18時1分に店を出る(972円だっけ?)。板橋駅から埼京線で新宿駅まで行き中央線に乗り換え、東中野駅で大江戸線に乗り換え(180円)、18時33分に新江古田駅で降り、「すいばら」までしばし歩く。

・すいばら
http://tinyurl.com/kvmtjdk

 そろそろ三国から離れるので、詳細はまた別の機会に別のところでってところでここから軽く書く。
 すいばらに着くとシャッターは開いていたものの、看板が出てなくて、強引に開けてみると、アキラさんが和装でおニューの帯のつけ方に苦心されていた。どうも開店時間が19時に変わった模様だった。6月でお店の一周年とのことで記念品が飾ってあった。
 突き出しがソーメン。おいしい! ジンジャエールを頼み。マグロ丼にするほど、マグロを仕入れていないとのことで、協議した結果、マグロ炙り焼きやまかけ丼になる。これも美味しい。



 20時前に次の場所へ向かう。すいばらでは1200円。安い! 19時51分新江古田駅発。そして20時東中野駅発。三駅西の阿佐ヶ谷駅で降り、おなじみのミラニスタへ。アマレッドジンジャーを注文する。あとカプチーノとジンジャエールをたのんで2200円ぐらいだったかな?

・東京のスポーツバー ミラニスタ
http://www.milanista.info/

 そこが今回の旅行のメインの目的でプレシーズンでのデルビー・ディ・ミラノの中継を見ること。深圳からの中継だ。

 まぁ、それは飛ばすとして、今回の旅行の一番の収穫は、木下康仁『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践』(弘文堂2003年8月15日発行)を読んで、ある程度、研究のイメージをつかめたことかな。

<三国と無関係な雑記に続く。>

※次の三国関連の記事 レポ:兀突骨に行くまで(2015年8月1日)

※追記 メモ:国会図書館から米沢嘉博記念図書館へ(2016年1月9日)

※追記 メモ:巴と蜀と(2016年2月20日)

※追記 歴史酒場 銅雀台 閉店(-2016年5月15日)

※追記 SWEET三国志 乱世を制するのは誰だ!?編(2016年9月28日)

※新規関連記事 中央本線新宿以西4駅と山手線北側の思い出巡り(2017年2月11日)

※新規関連記事 イナズマイレブンGO 第16話(月刊コロコロコミック2013年1月号)

※新規関連記事 メモ:日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」(2017年6月24日)

※新規関連記事 タイムスリップ信長vs三国志(2017年8月8日)

※新規関連記事 読むだけですっきりわかる 世界史 古代編(2010年8月19日発行5日発売)

※新規関連記事 メモ:三国志大文化祭2021(2021年9月5日)

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