編訳 中国歴史文献学史述要(2014年5月10日発行)

※関連記事 まんがのソムリエ(2014年5月31日発行)

 そういえば、上記関連記事で触れた図書館から借りた書籍の他に、曽貽芬、崔文印/著、山口謠司、石川薫、洲脇武志/訳『編訳 中国歴史文献学史述要』(游学社2014年5月10日発行)を借りてくる。
 その「はじめに」を読むと原著『中国歴史文献学史述要』は2000年4月発行だそうで、その三分の一程度を訳したものが本書だそうな。

・游学社ー出版・編集・デザイン・DTP
http://www.yugakusha.co.jp/

・游学社ー書籍一覧
http://www.yugakusha.co.jp/books.html#chubun


 三国と関係があるのは「第二章 漢代の歴史文献学の初歩的形成」のpp.67-79「四 文献学家─鄭玄」にて「鄭玄の校書」と「鄭玄の注書」について解説されている。
 他にはそもそも章に「魏晋南北朝」と付いているのもあり、中でもpp.130-137「第六章 魏晋南北朝時代の類書」ではタイトルにある類書の起源は、三国魏の文帝(曹丕)が詔を下し編纂させた『皇覧』とされ(その否定意見も載せられ)、それについての解説が続く。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/3297