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メモ:横山光輝展 豊島区立中央図書館(2014年10月4日)


  • 2014年10月16日(木) 20:24 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,840
展覧会 ※前の記事 メモ:企画展 生誕80周年記念 横山光輝(2014年10月4日)

 2014年10月4日土曜日16時30分ごろ、上記記事にあるように、清岡は「企画展 生誕80周年記念 横山光輝展」が開催されていた、池袋の東京芸術劇場にいて、池袋駅に向かっていた。
 そこから東京メトロ有楽町線に乗り、一駅先の東池袋駅を目指す。そこから5,6番出口に出て、直結された建物の1階から結構、混雑していたエレベータに乗り4階に到達する。少し歩くと豊島区立中央図書館の入口があった。その階と5階が図書館のスペースで、中に吹き抜けの階段がある。

・豊島区立図書館トップページ
http://www.library.toshima.tokyo.jp/

 それでどこに企画展の一角があるか探そうとした矢先に入口にあった。図書館の展覧会なので、本棚に所蔵する横山先生関連の書籍が置いてあるといった寸法だ。

 下記関連記事にあるように、横山『三国志』を研究材とし、三回研究報告している清岡でも見たことないような書籍が並んでいて、「企画展 生誕80周年記念 横山光輝展」同様、有意義な時間になりそうだと感じていた。

※前の記事 三国志学会 第九回大会(2014年9月6日13日土曜日)

 まず手に取ったのが『横山光輝のすべて』(辰巳出版2005年4月20日発行、タツミムック)だ。ぱらぱらとめくっていて所々、ページに浮かぶ島のようにコラムがあって、p.67の「コラム三国志(2)」を見ると、三国志最大の戦い「官渡の戦い」がほとんど出てこない理由を「これは劉備がほとんど関係ないからだ」とされていた。それじゃ孫家のことも省略されるじゃないか、というツッコミはこれを書いている10月16日に思ったのだけど、何にせよ、比較対象として使える貴重な資料だろうね。
 次に手に取ったのが、米沢嘉博/構成『別冊太陽 子どもの昭和史 横山光輝マンガ大全』(平凡社1998年)だ。そこの横山『三国志』も含めた中国歴史ものの説明が的を射ていた(と私は思えた)ので、下記に引用してみよう。p.134

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現代の大衆エンターテイメントが失いつつあった力いっぱいの壮大なロマン群像劇な物語の原理的な面白さを十分に読者の前に展開したのだ。
 そしてこれを可能にしていたのは物語るための方法としての「マンガ」を記号体系とし洗練させ、機能的に使い尽くした横山光輝のテクニックであり、明快に面白く娯楽に徹して語ろうとするプロとしての自覚だったことは間違いない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「記号体系とし洗練させ」とか「明快に面白く娯楽に徹して語ろうとするプロとしての自覚」とか使いたい言い回し。ご本人が書いたかどうかはわからないがさすが米沢さん監修といったところだろうか。
 同じページの絵としては『希望の友』1971年12月号の横山『三国志』の予告があった。大きく左から(おそらく)張飛、関羽、劉備の顔が並ぶのだけど、それぞれ今と違う顔だ。張飛の緊箍(きんこ、金のリング)は『絵本通俗三国志』に近い緊箍だ。これだった陳曦子さんがおっしゃっていた、張飛の緊箍は『絵本通俗三国志』由来、というのに説得力が増す。

※関連記事 議事録:三国創作における視覚的研究材についての情報交換会(仮題)(2012年7月5日)

 関羽は今より四角い輪郭で厳つい顔となっている。
 p.135には『希望の友』1972年1月号(つまり横山『三国志』連載開始の号)に付くカレンダーの絵が載っていた。劉備と関羽が描かれるのだけど、やはり後者は四角く厳つい顔だ。これと同様の写真は後の『月刊コミックトム』1982年4月号pp.3-6 「トビラ絵にみる横山三国志の10年」に載せられている。この時、未だ関羽が登場していなかったので、設定が固まっていなかったのだろう。

※関連記事 月刊コミックトム 創刊号(1980年4月15日)

 そしてp.136には『月刊コミックトム』創刊号に載ったそれまでのダイジェストが載せられていて上記関連記事でも書いたように、単行本と違って髭のない曹操や赤備え鎧の曹操が出てくる。
 その次に見たのは『横山光輝の世界展』(川崎市市民ミュージアム2006年)、つまり展覧会の図録だ。そこのpp.42-45に自伝マンガ「まんが浪人」が全15ページ分、縮小コピーで載せられている。『別冊少年ジャンプ』1974年7月号が初出だそうで。

 余談だけど、その横山光輝展の本棚の近くに机や席がなく、仕方ないから中腰でメモしていたのだけど、メモし終える頃に、『魔法使いサリー』関連の書籍をその本棚に置きに来ていた人が居て、そこでようやく館内であれば書籍を持っていってもいいんだと気付く。とは言っても土曜日の昼で、どの席も埋まっていたので、やはりそうやってメモをとるのが正解だったかもしれない。

 さらに階段を上がり5階の展示場へと行く。そこには横山『三国志』全60巻が並べられていて、さらにガラスケースには白装束の関羽が表紙の『月刊コミックトム』、それに先ほど足を運んだ「企画展 生誕80周年記念 横山光輝展」で販売されていたグッズの数々が同じくガラスケースに入れられ展示されていた。それまで商品だったものがまるで文化財のような扱いのように展示されていたものだから、なんだか未来へタイムスリップしたような心地になっていた。

 その後、図書館のすぐ外の休憩室でくつろいだ後、次の目的地へと向かった。交通費節約で、池袋駅まで歩く。

※追記 メモ:横山光輝展 豊島区立千早図書館(2014年10月19日)

<三国と無関係な記事へと続く>

※追記 横山光輝三国志(1991年10月18日-1992年9月25日)

※追記 メモ:国会図書館から米沢嘉博記念図書館へ(2016年1月9日)

※新規関連記事 第41回 秋の古本まつり(京都古書研究会2017年11月1日-11月5日)

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