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清岡的見解:ねこまんまさんについて http://tinyurl.com/nekonomanma3
よくわかるねこまんまさんの問題行動 pdf
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メモ:赤壁 ─苦肉の計(川本喜八郎人形ギャラリー2014年4月25日-11月4日)


  • 2014年4月27日(日) 23:28 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,160
展覧会 ※目次的雑記
・メモ:大型連休での一周片道乗車券前半
http://cte.main.jp/sunshi/2014/0419.html

※前の三国と無関係な雑記
・八連勝対五連勝
http://cte.main.jp/calcio/blog.cgi?n=1011

※三国関連の前の記事 日中における中国四大名著のマンガ比較研究(同志社大学2013年3月21日)

 多分、そのうちこの上の行あたりに目次ページへのリンクを追記するのだけど、2014年4月26日土曜日7時から総武線沿線の千葉県に近いところでカプセルホテルのデイユースで睡眠をとっていて、14時目覚ましのところを12時30分ぐらいに目覚め、赤い長袖のアンダーシャツにサッカーのイタリア代表のホーム・ユニフォーム(セールときいたしデザインが気に入ったので衝動買いし、後日、8000円と告げると皆に高いと言われる。バー「ミラニスタ」のオーナーさんに尋ねるに2010年デザインかもと)を上に来て、チェックアウトする。秋葉原駅乗り換え京浜東北線で上野駅まで行く。公園改札からスターバックス コーヒー上野恩賜公園店に行く。店内に空席がいくつもあったが、販売で混雑していて、行列の最後尾に並ぶ。途中、新商品のバナナのドリンクが売り切れたようで、何人か立ち去っていた。

・上野恩賜公園店 | スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=1087

 一人で行ってもじっくり見れなさそうだし、誰か応じる人があれば渋谷の「川本喜八郎人形ギャラリー」の新展示を見に行こうと思って、NPO三国志フォーラムのツイッター・アカウントから下記のように、呼び掛けていた。でも清岡自身が『人形劇 三国志』に詳しくないものだから、本来ならば「定期」とか称して数時間おきに呼び掛けるのが(ツイートするのが)効果的なんだろうけど、そういう積極性を示さず、一回だけツイートしたのみだった。

・Twitter / sangokushiforum: 【ゆる募】26日土曜日17時以降渋谷ヒカリエ8階 展示替えし ...
http://twitter.com/sangokushiforum/status/458013974361956352

 そうするとありがたいことに一件リツイートしていただく。それ以外は特に参加表明所かリツイートもなかったものだから、夕方は何の予定もないのだろうな、と思っていた。

 それでようやく行列が終わったのだけど、食べたかったイングリッシュ・マフィンがどうやら売り切れていたので、チキンとチーズのタルティーヌを注文し、夕方にまたスタバに来るだろうから、100円のおかわり狙いで、トール ドリップコーヒーを注文する。確認してみると、ドリップコーヒーでもホイップクリームを追加できるとのことで初めて試す。それで運ばれてきてからふと思い出して、紙のカップをマグカップにするのを間に合いますか?と尋ねると、すぐに換えていただける。有り難い。691円。レシートを見ると、13:36:18だった。
 コンセントはなかったものの事前に調べた通りWiFiのサービスは快適で、それでツイッターをチェックするとやはり特にリアクションはなかったものの、メールで参加表明して下さる方がいらっしゃった。その方に集合時間と場所の詳細を送って、今日のの一つ目の目的地へ向かう。それは国立国会図書館 国際子ども図書館だ。結局、スタバでのんびりしすぎて15時ぐらいの到着になる。

・国立国会図書館国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp/

 まずは前々から行おうとしていた複写を済ませてしまおうと、伊藤正樹『少年三国志』を閲覧申請し、来たらすぐに複写依頼の申込書をプリントアウトして手早くカウンターで提出すると、伊藤『少年三国志』は痛みが激しく修復中ってことで閲覧はできるがコピー不可ってことだった。すかさずいつ修復作業を終えるか尋ねるに、数ヶ月はかかると教えて下さる。ということは日本マンガ学会第14回大会に間に合わないなと落胆し、しばし呆然とするが、何とか気持ちを切り替え、他の書籍のコピーに努めた。それにしても下記関連記事で何気なくコピーした1枚が効いてきそうだ。
 ちなみに伊藤正樹『少年三国志』128ページ版は定価200円で実は96ページ版の定価100円の二倍の価格だった。つまり伊藤『少年三国志』は2バージョン存在したことが確定した。

※関連記事 少年三国志(1963年2月)

 レシートには「国立国会図書館複写受託センター」と書かれてあるが、そういう部署なのかカウンターで、15時30分にプリントアウト45円で、16時17分の複写で810円だった。
 16時40分に国際子ども図書館を出て、小走り気味に上野駅へ向かう。予定していた53分発の山手線池袋方面に乗ることができ、予定通り17時25分に渋谷駅に到着する。

 少々小走りし、連絡橋を渡り迷わず2階のエレベータに乗り8階へ行く。目的地は川本喜八郎人形ギャラリーだ。

・渋谷ヒカリエ/Shibuya Hikarie
http://www.hikarie.jp/

・フロアマップ(8F) | 渋谷ヒカリエ/Shibuya Hikarie
http://www.hikarie.jp/floormap/8F.html
※(文化の振興を阻害し、交流の推進と真逆であろう、)渋谷区公式サイトのダメアーキテクチャを尊重してか、このページでも、渋谷区が作った公式ページへリンクせず「http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kihachiro_gallery.html」とURLを記述するのみとなっている。

・川本喜八郎 Official Web Site
http://chirok.jp/

・おしらせ 「川本喜八郎人形ギャラリー」展示替えのため休館 | 川本喜八郎 Official WEB SITE
http://chirok.jp/news_detail/00000000139.html

 上記の四番目のリンク先にあるように、2014年4月16日水曜日から24日木曜日まで「展示替え準備・人形入れ替え作業のために」休館となり、25日金曜日から新しい展示が始まる。この時点では何の展示か知らず、それを知るのも楽しみの一つとなっていた。
 ちなみに今までの展示内容とその期間は以下のようになる。ついでに関連記事へのリンクも入れておく。

2013年6月4日-4月18日 
「天の時」-時代を拓く覇者曹操-、「人の和」-玄徳の旗挙げ-、「地の利」-赤壁に智を闘わす-、密かなる謀-連環の計

2013年4月26日-11月7日
 「桃園の誓い」、「黄巾の乱」

2013年11月16日-2014年4月15日
 「呂布の最期(白門楼)」

※関連記事
 川本喜八郎人形ギャラリー(渋谷ヒカリエ2012年6月4日)
 メモ:川本喜八郎人形ギャラリー(2013年4月7日27日)
 「桃園の誓い」「黄巾の乱」中心展示(川本喜八郎人形ギャラリー2013年4月26日-)
 「呂布の最期(白門楼)」中心展示(川本喜八郎人形ギャラリー2013年11月16日-)

 それでギャラリーの展示が替わったのに合わせ、ギャラリー外のショーケースのところも替わっていた。より入口から遠い方、左側の大きなスペースに例の脚本と共に、何と言っても印象に残ったのは、実際、番組で使われたであろう、騎馬隊の一団だ。ギャラリー内で展示されている人形に比べかなり小さくて、それぞれの馬の下には支える棒が伸びていて、その先にはモーター付きの金属製四輪車があった。おそらくカメラの映らないところで機械仕掛けに自走する仕組みなんだと容易に想像できる。
 そのディスプレイの前で何やら俯いてフューチャーフォン(俗に言うガラケー)を操作している方がいらっしゃって見覚えが合ったのだけど、俯くお顔からは判断できず、声を掛けるのを躊躇していた(後でおっしゃるに、スマートフォンも持っているのだけど、それはカメラに使っているそうな)。顔を上げるのを待つのも時間が勿体ないので、その間、手持ちのカメラで外側の展示を撮影していた。中は撮影禁止なので。



 それでようやくこちらに気付かれたようで、それはやはりメールで参加表明して下さった、あんちょさんだった。

・呉下の凡愚の住処
http://ameblo.jp/ancyon/

・呉下の凡愚の住処 (※上記ブログ記事)
http://ameblo.jp/ancyon/entry-11834514212.html

 下記関連記事にあるように2012年8月以来なんだけど、向こうはどうか知らないが、なんだか不思議とそんな感じがしていなかった。

※関連記事 メモ:コミックマーケット82 3日目(2012年8月12日)

 川本喜八郎人形ギャラリーにいらっしゃるのは何回目か?とかまずは軽い会話から。あんちょさんは初めの展示の時に来たそうで、今回で2回目だそうな。
 位置口付近の外の展示スペースには関平が飾られていた。後でじっくり見ようとまずギャラリー内に入る。そのまま人形を見に行くのではなく、右手の来訪ノートに引っかかっていた。パラパラめくって眺めると、ネットで見かける名前がちらほらとあった。表紙をみると、どうももう何冊目かのようだった。

 それで人形の展示スペースへ。北東から入るのだけど、入って右、つまり北西角のガラスで区切られた展示スペースと、入って左つまり南東角の、同じくガラス越しの展示スペースがある。今回は南東側が『人形劇 三国志』、北西側が『平家物語』だった。
 それで『人形劇 三国志』の今回の展示テーマは「赤壁 ─苦肉の計」だ。それは後で気付き、それにどんな人形が展示されてあるかも後で把握するのだけど、読みやすいようにここでは先にまとめて書く。

 入って左の展示スペースで、左から蔣幹、龐統、諸葛瑾、諸葛亮、魯粛、騎馬の趙雲、徐盛、角を曲がって闞沢、黄蓋、孫権、周瑜、小喬、蔡中、蔡瑁となる。

 左から順に見ていくのだけど、まず蔣幹に引っかかる。清岡がまず目に付いたのが、服装の左衽(衣の左前)だった。そのため、展示する人が間違えたのかと思って、その旨を言うと、あんちょさんは着る服や着こなし方が他の人物に比べあからさまに変だということを指摘されていた。確かにピンクや紫系のハデな服で、普通の漢代の合わせ襟で足がすっぽり隠れるような服だが、他の人物と違って、上着やら授やら袴やらを付けていない。その印象でか顔もどこを見ているか分からない。そのため、「魏のスパイだとバレてうろたえている様?」と口走っていた。前提として、あんちょさんも清岡も『人形劇 三国志』を見ていないので、『人形劇 三国志』素人丸出しの発言を繰り返していた。あんちょさんが見ていない理由として「宗教上の理由」とおっしゃっていたのにはウケた。
 その右の奥にいる龐統は、白面の諸葛亮とは対照的に下膨れで赤みのある人の良さそうな感じだった。あんちょさんによると以前来た時(つまり初めの展示)に、見かけたそうな。
 そして諸葛瑾。あんちょさんは服の模様を気に掛けていた。その模様はぱっと見て龍が描かれているように見え、「皇帝?」となっていたので。清岡もよくわからなかったので、「蛇系の別の生き物かもしれませんね」と応えて置いた。
 その右隣が前面に出ている諸葛亮。やはりここのギャラリーの宣材に使われるだけ合って、存在感があるし、中央の目立つところに代表っぽく置かれているね。ここでは楚勝つ両の着ている上着について話していた。いや当時、「上着」としか呼びようがないと思っていたが、これを書いている今、考えると、漢代の言葉でいうところの「袍」だね。
 魯粛。横山光輝『三国志』ほどは『三国志演義』よろしく柔軟なイメージはない感じだ。
 その次が騎馬の趙雲で、今回、唯一の馬上にいる人物だ。後で首回りの装着物の話題になったとき、趙雲の首回りに金属製の平らなものがあった。平らな面は上を向いているため、別に首を守るものではないらしい(防具だとすれば肩口?)。林巳奈夫『漢代の文物』(1976年)を見ていると実際、首を守るような小札の重ねた防具があるようで、喩えると『真・三國無双』の曹仁の襟付き鎧みたいになるっていってたっけ。ただお芝居とか映画とかだったら、それじゃ顔が隠れてしまうので、見栄え的に採用されないのだろうとも言っていた。
 次に徐盛。清岡はすっかり忘れていたら、あんちょさんが『三国志演義』で七星壇で祈っていた諸葛亮を捉えようとしたのが徐盛と教えて下さった。今、検索すると確かに下記のようになっているね。

・『三国志演義』(毛宗崗本)第四十九回「七星壇諸葛祭風、三江口周瑜縱火」
急喚帳前護軍校尉丁奉、徐盛二將:「各帶一百人。徐盛從江内去、丁奉從旱路去、都到南屏山七星壇前。休問長短、拏住諸葛亮便行斬首、將首級來請功。」

 歴史上どんな人物かっていう話も伺ったのだけど、今、見ると巻五十五に程普、黄蓋らと共に立伝されているね。

 ここでコーナーを曲がって南の面にいく。まず奥に闞沢がいる。『三国演義連環画』(上海人民美術出版社1956-1964年)でもそれを参考にした横山光輝『三国志』でも庶民の服で密使の振りをして曹操を騙しに行く印象があるため、眼前にある甲冑姿の闞沢は印象深かった。あんちょさんも同じ様な感想を抱いたみたいだ、珍しい、と。
 そしてテーマからいって今回の主役の黄蓋。手前に位置する。だけどそれほど印象に残らなかった。
 そして奥の一団高いところに鎮座する(と書きつつ「座(坐)」ではなく「」なんだけどね)、孫権。赤毛でパーマがかった髪が印象的。あんちょさん曰く「『人形劇 三国志』の孫権はかっこいい!」と。確かに。あと、諸葛瑾のが龍っぽいのに、孫権の服の模様が蛾というところにツッコミをいれてらした。それと「孫権様」という言い方に、脊髄反射的に清岡は「(「様」を付けているが名を呼ぶだなんて慇懃無礼という意味もあって)『陛下』でしょ?」とツッコミを入れてしまったが。
 その右手前に居るのが周瑜。テーマが赤壁だというのに、あんちょさんとそれについて話すまでそれが趙雲あたりで、周瑜だと認識してなかった清岡。それというのも、何かと軍師イメージにされやすい周瑜だけど、そこにあったのは都督らしい、まさに武人だった。勇ましい。話のネタとして、鎧の胸のあたりは完璧に唐代の明光鎧(小札を重ねたのではなく一枚板っぽい胸部分)だということ。数時間後にノートPCにあった『図説 中国文明史 6 随唐 開かれた文明』(創元社2006年8月10日)からのスキャン画像を見せていた。

※関連記事 三国志(1952)、三国志物語(1959)、伊藤幾久造/絵

 曹操も同じく明光鎧なので、表現上、身分によりデザインを換えているのかもしれないとあんちょさん。確かに回りを見回すと小札を重ね綴じた鎧の上に腹当てを巻いているものばかりだ。今回は展示してないが劉備、関羽、張飛は始皇帝の兵馬俑を参考にしているとのことで、後代の腹当ても付けてないから、そういった身分の違いを表現しているかもと申し上げていた。どのタイミングの話題か忘れたが明光鎧の胸の中心上下と胸の下左右、総じて逆T字に紐があるのは何の役割があるのかという、あんちょさんの疑問があって、それについて清岡は動いたときに鎧が揺れて当たって痛いんで、鎧を体に固定するためじゃないですか、と適当なことを申し上げていた。
 その次が小喬。服装も綺麗と、あんちょさんが気に入っていた。あと服飾のデザインについて素朴な疑問を投げ掛けていたが、清岡があまり知らないものだから、対して話が発展しなかった。それでも、あんちょさんが唐代の女性俑が好きだって話から、唐代はふっくら系が美人とされるそうな(今考えると、一言、唐代といっても晩唐とかあれこれ幅があるね)、という話題に転じていたのだけどね。

※追記 中国における墓主図像の研究(神戸大学2002年9月30日)

※追記 三国志 曹操(2016年3月9日)

 そして蔡中、蔡瑁。やはり珍しがっていた。清岡からはここらへんの脇役は綺麗な顔じゃなく人間くさい描像になるのである意味、見どころかもと申し上げる。それから『人形劇三国志』における甲冑姿の首の辺りにあるマフラー(首の前辺りで括る)の話題。前述したように漢代では首鎧はあるが、こういったマフラーはないと申し上げると、あんちょさん曰く、中国のドラマだと、マフラーではなくてマントだとおっしゃっていて、てっきり『人形劇三国志』もそうなのかと思っていらっしゃって、しばし二人して人形の背中を見て回っていた。やはりマフラー表現で、清岡は『三国志演義』の挿絵でもそうなっているだろう、と示したくて、鞄の中から論文を探していたが、その時は見つからず終いだった。替わりに羽石弘志の呂布と陳宮の挿絵を出してきて、同じくマフラーが描かれている様を見せていたが。多分、中国のドラマはもしかしてそのマフラーの現代的解釈なのだろうと清岡。まぁ、言いたかったことは、こういった『三国志演義』を翻案した作品におけるデザインの議論になって、一言「唐代の鎧」とか片付けるのではなくて、要素に分けて、きっちり伝達経路を見ていった方が面白いのではないか、ってことなんだけどね。
 ちなみにその南の孫権の展示で、おそらくカップルの二人組の男が女に「映画『レッドクリフ』でも…」と解説していたのに、ほほえましさを感じていた。こうやって日常に三国文化が浸透していくのだと。そういう話と初めて着たときのカップルの話を後であんちょさんに申し上げ、ふと思い出したのだけど、そういや初回で見かけた、平井徹先生による解説パネルが見当たらなくなっていた。あと、あんちょさんが指摘されていたのだけど、今回、諸葛亮は居るが、劉備、関羽、張飛と『人形劇三国志』の主役の面々は居ないと。確かに。

 あとは『平家物語』のコーナー。二人とも全然、詳しくなかったので、清岡から「アホがばれる」と自己ツッコミしながら、それなりに楽しんでいた。それと前回、来たときに、哲舟さんら、詳しい方々ばかりで、しかも「『三国志』でいう呂布」等といった分かりやすい説明で、楽しめたという話も申し上げていたっけ(前述の関連記事参照)。

 ここで清岡が提案するに外の展示についてはこうやって話ながら見てなかったので、もう一度見てみましょう、と。
 外に出る前に入口正面右のところで引っかかる。例の来訪ノートだ。あんちょさんが清岡に漢字を尋ねつつ(被害妄想的にネットで叩かれたくないと冗談っぽくおっしゃりながら)、率直な感想をお書きになられていた。今回のレポとリンクする部分があり、また清岡がすっかり忘れていることも書かれているかもしれないので、興味がある人は読んでみると良いよ。あと、入口入って正面の壁には川本喜八郎先生と諸葛亮の人形が並んだバストアップ写真があって、その構図があたかも諸葛亮人形が生きて実際に居るような雰囲気だったので、気に入っていた。どうやって撮影したのだろうと疑問を挟む清岡に、あんちょさんは遠近法で?とおっしゃっていたが、そのすぐ隣に同じ川本喜八郎先生の近影があったので、それを根拠に合成だと断言する清岡。

 外に出て改めて関平を見る。赤っぽい明光鎧だったので、あんちょさんは初め曹操が飾られているのかと思っていたそうだ。曹操と違って白面ではない。かっこいいとあんちょさん。解説によると、『人形劇三国志』オリジナルの設定で、関平の前の名前は「勝平(しょうへい)」とのことだ。冒頭の大きい展示についてもあれこれしゃべっていた。あと撮影タイム。清岡から「こういうので気を付けないと行けないのが、ガラスに自分の姿が写ってしまうことです。映らないようにいつも斜めから撮影しています」と申し上げたっけ。それと清岡からブロガーは自分を写さずにこういった展示物ばかり写すという自己ツッコミ。他の人から見たら、二人組なのに自分たちと施設を写し合わないからあからさまに変だろうなと思いつつ。そこから話が発展し、中国の方々は撮影する蔡に大胆なポーズをとるという話題で、清岡からはむしろ世界的に見れば控え目な日本人の方が変なのかもしれないと。

 気付けば、渋谷ヒカリエ8階の窓の外はすっかり暗くなっていて、ギャラリー閉館の19日近くになっていた。

※次の記事 プレ1 関プチ5 全国ツアー(2014年4月26日)

※追記。渋谷区のサイトによると、この展示は11月4日までということで、タイトルに加える。ちなみに次の展示には『平家物語』のみで三国はないそうな。

※次々回展示換え記事 三国志―赤壁大戦(川本喜八郎人形ギャラリー2015年4月24日-)

※追記 メモ:三国志―赤壁大戦(2015年5月16日)

※追記 メモ:三国志・君主と軍師・謀臣たち(川本喜八郎人形ギャラリー 2016年7月30日)

※新規関連記事 メモ:人形衣裳をつくる―三国志・平家物語―(2016年10月8日)

※新規関連記事 山手線西の思い出巡り(2017年1月21日)

※新規関連記事 メモ:三国志 赤壁大戦(川本喜八郎人形ギャラリー2017年12月10日-)

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