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三国志(1952)、三国志物語(1959)、伊藤幾久造/絵


  • 2014年4月11日(金) 23:34 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,694
絵画 ※前の三国関連の記事 東京媽祖廟

 2014年3月15日土曜日8時38分に京都駅に到着する。バス停から駅まで遠く、乗ろうとしていた40分初の近鉄の急行に間に合わず。市バスの定額券を持っているものだから、急いだ勢いで、京都駅の八条口のバス停に行くがどこにバス停があるか判らず、よく判っていないバス停から81系統に乗る。9時2分竹田駅発の急行を狙ったが、どうやら間に合わないようだ。棒鼻で降りて、伏見駅9時16分発の普通で一駅乗り、丹波橋で急行に乗る。それでも乗ろうとしていた急行の2本遅れだ。100円の精華くるりんバス、9時26分発を目指していたが、余裕で遅れ、新祝園駅前で42系統9時52分発の奈良交通に乗る。250円。やってきたのが毎度お馴染み国立国会図書館関西館だ。

・関西館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/

 10時11分には国会図書館の端末に座る。梁蘊嫻先生の博士論文の閲覧を申し込む。

・江戸文学における『三国志演義』の受容 : 「義」概念及び挿絵の世界を中心に ([梁蘊嫻]): 2010|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023384633-00

※関連記事 模倣と創造『絵本三国志』における『三国志演義』遺香堂本の受容(2012年12月)

 限られた時間であるため、梁先生の博士論文を手元に置きながら、ほとんど見れず、『三国志演義』を翻案した小説の、主に児童小説の挿絵をデジタルデータ上で探していた。それでもチラ見した分では本文編、図面編の二冊構成で、第二部第四章が『世話字綴三国誌』の挿絵の人物がそれぞれ歌舞伎役者に似ている事についての論考が何か研究材に使えそうで、時間があればちゃんと読みたいと思っていた。後日、メモを取るに「『世話字綴三国誌』(かながきさんごくし) 墨川亭雪麿作、歌川国貞画 天保二[一八〇四]年刊」とのことで、あと以下に引用するように、目次の一部のメモをとっていた。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第二部第一章
中国刊本の挿絵に見られる『三国志演義』の世界
2-2『絵本三国志』の挿絵 -模倣から生み出される創作-
2-3『三国志画伝』 -地理への関心-
2-4『世話字綴三国誌』における歌舞伎役者の似顔絵についての考察
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・三国志 (偕成社): 1952|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000820298-00

 まず柴田錬三郎/著、伊藤幾久造/絵『三国志』(偕成社1952年、世界名作文庫26)を見る。柴田氏が冒頭の言で吉川英治『三国志』について「わたくしは、これを大いに参考にさせていただきました」とし、実際、お茶のシーンもバッチリ書かれてあり、結構、日本における『三国志演義』の受容史にとって重要な作品かと。ちなみに華容道まで書かれてある。挿絵は1ページまるまる、あるいは見開き2ページが費やされるタイプだ。
 その絵柄についてかく前に、同時期にプリントアウトしたのが、池田宣政/著、太田大八/絵『少年三国志』(潮出版1967年、希望ブックス3)だ。横山光輝『三国志』に先行していて同じ出版社なので何か影響関係はないか見たのだけど、とくにそう言う関係は見出せなかった。こちらの挿絵はシンプルな部類で、基本は1ページまるまるなんだけど、たまに見開き2ページ、あるいは見開き2ページの上側に挿絵、下に文など、同じページに文と絵が載ることがある。そのため先に挙げた伊藤幾久造の挿絵の写実性が際立っていた。

・少年三国志 (潮出版社): 1967|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000819450-00

 さらにもしかして同じ絵かもしれないと心配していたが、後年の伊藤幾久造の挿絵を見ると、さらに趣が異なっていて面白いものとなっていたが、残念ながら帰る時間となったので、まずは前述の挿絵のページをプリントアウトしていた。
 慌てて11枚をプリントアウトし、後で見返すと4枚ほどプレヴュー画面をプリントアウトしていた(つまり失敗)。それをプリントアウトし直すことと、あと、大人向けの小説の挿絵にもあたらないと、と思いつつ、30分に建物から出て、精華くるりんバス11時35分発に間に合う。時間がなかったので列車の中で朝に買ったパンを食べる。
 39分発の9系統を乗ろうとしたが201系統が早く来てそれに乗る。堀川御池で降り東の烏丸通りへ歩き、京都国際マンガミュージアムへ。三国と無関係なので、また別の機会に別のサイトで何か書くかも知れないがここでは触れない。

・マンガと新たな<ナラティブ> 対談:武富健治×都留泰作 | 京都国際マンガミュージアム - えむえむ
http://www.kyotomm.jp/event/evt/talk20140315.php

※追記。並行する雑記
・メモ:マンガと新たな<ナラティブ>
http://cte.main.jp/sunshi/2014/0301.html#15b

 唯一、三国に関係があることは、17時30分終了後、本宮ひろ志『天地を喰らう』の単行本を見ていたぐらいかな。神怪小説の要素が入っているのを確認したぐらいだ。何も考えずに外に出て、南下していて何か市バスが来るのはあと10分ぐらいと思っていたら、目の前から来て、慌ててそれに乗り、烏丸御池の市バス不毛地帯からとにかく脱出した(通常は地下鉄利用の方が便利なんだろうが、市バスの定額券を持っていたので節約のためそうした)。考え無しにバスに乗ったものだから、遠回りし近くのスー・パーマーケットで食材を買って、19時ごろ帰宅し、そこからあれこれ家事をして、イタリア料理風鳥となすの炒めものを作り、それが終わったら20時45分で、だらだらとしていたので、食べ終わると22時を回っていた。

 その一週間後の2014年3月22日土曜日。京都駅前のバスターミナルで、8時発の81系統に乗る。道中、京都駅の西にあるマンボ焼きの店を確認する。昨年の2月に行ったラーメン店の通りを挟んだ向かい側だ。

・関西お好み焼き総研+:山本まんぼ@JR京都駅
http://okosoken.osakazine.net/e483685.html

※関連記事 京都で哲舟さんを囲む会二次会三次会(2013年2月5日)

 棒鼻に8時23分到着し、高架の上で列車が行くのを見つつ伏見駅に行き、なぜか千円札が券売機にとおらなかったので、両替して貰う。前回と違って駅員さんがいらっしゃった。新田辺行きの京都市営地下鉄上がりの列車にのり、そのまま新田辺駅までいくつもりだったが、保険に大久保で急行に乗り換える。新田辺で普通列車に乗り換えるつもりだったが、万全を喫してそのまま乗る。前回と同じ9時26分発の精華くるりんバスを目指していたが、案の定、9時には新祝園駅についてしまう。防寒スペースで原稿書きをして時間を潰す。依然、寒い季節だ。7分ぐらいに普通列車が到着したので、乗り替えてもよかったかなと思っていた。

・精華くるりんバス | 精華町公式ウェブサイト
http://www.town.seika.kyoto.jp/contents_detail.php?frmId=4726

 20分ぐらいになりバス停に向かうと、すでにバスが来ていて、先払いなのだけど、女子小学生二人が何やらお金の支払いにもたついて、片方がもう片方の50円だけを払い、さっさと席に着き、運転手から「もう50円ね」と言われ、残された方が焦ってお金を探していた。何となく微笑ましく見ていたが、まぁプレッシャーになるといけないと思い、その隙をぬって100円を払い、図書館のロッカーの鍵に備え、500円玉を両替する。後学のため、27分発の近鉄の列車が来ないか見ていたが、それが到着する前に26分発のバスが出ていた。やはり待たないか。
 いつものようにアピタ・コーナン前で降り歩いて9時55分に到着する。国会図書館は閲覧場所は10時に開くので、地下一階の、カード認証のあるゲート前のベンチとかに待っている人が結構いらっしゃった。10時に入ってから前回の失敗したプリントアウトをさっさとやろうと思ったが、挿絵の画像探しに夢中になってしまう。
 まず村上知行/著『三国志物語』第2巻(中央公論社1939年)のデジタルデータで水谷淸の挿絵を見る。

・三国志物語 (中央公論社): 1939|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000716254-00

 挿絵は1ページ分なんだけど、ページ数としてカウントせず、さらにタイトル付きの薄紙1枚を前に挟んでいる。pp.64-65の「第百三十九回 闞澤密献詐降書」と題された絵、
pp.96-97の「第百四十六回 三江周瑜縦火」と題された絵をプリントアウトする。こちらの絵は中国に忠実というのが第一印象だった。
 11時30分に昼食をとろうと、保温機能付きの、弁当箱というより固い弁当ポットをもって4階のカフェテリアにいこうとしていた。手荷物を透明なビニル袋に入れるよう指定のある国会図書館だから、念のため、わざと係りの人に声をかけられるようにゲート前で溜をつくると、警備員を呼んで下さる。そのポットでも透明の袋にいれるように指導して下さる。 12時すぎに地下一階に戻り、一週間前に見かけた、羅貫中/原作、蒲池歓一/著、伊藤幾久造/絵『三国志物語』(集英社1959年、少年少女物語文庫30)のデジタルデータにアクセスする。挿絵のクオリティーの高さからそれを重点的に見てプリントアウトする。柴田錬三郎/著、伊藤幾久造/絵『三国志』(偕成社1952年、世界名作文庫26)が1ページや見開き2ページの絵に対し、こちらは同じページに絵と分が載る、いわゆる「絵物語」のような形式だ。印刷などの制作過程の関係かもしれないが、1952年の絵にくらべ線がハッキリしたものとなっている。他にもプリントアウトしたものがあり、機会があれば紹介したいね。
 気付いたら、精華くるりんバスの発車時間が近付いていたので、慌てて出て、なんとか13時14分発に間に合う。40分ぐらいに近鉄の新祝園駅につくが、急行は53分発だった。それに乗って桃山御陵駅まで行って、降りて、500m西へ歩き、西大手筋のバス停で81系統に乗り、京都駅に向かった。そこから馴染みの図書館にいって、『図説 中国文明史』の唐代以降を借りて手元の画像資料を整えていた。

※関連記事 2005年11月中旬「図説 中国文明史」第五巻 魏晋南北朝・融合する文明

 そして帰宅。今回は酢豚の食材をスーパー・マーケットで買ったっけ。

※次の三国関連の記事 天地を喰らう(1983年6月7日-1984年8月21日)

※追記 メモ:赤壁 ─苦肉の計(川本喜八郎人形ギャラリー2014年4月25日-11月4日)

※追記 メモ:江戸文学における『三国志演義』の受容 (東京大学2010年10月28日)

※新規関連記事 三国志物語 燃える大平原(1953年7月)

※新規関連記事 三国志 英雄100年の興亡(2017年8月29日)

※新規関連記事 メモ:吉川英治『三国志』研究の現在(東京都新宿区戸山2022年7月24日)

※新規関連記事 メモ:「SD三国志」から見える少年マンガ史

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