下記のサポ板の周瑜命日ツリーですでに書いたんだけど、こちらでも書く。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1899
三国演義ができたころは抄本(写本)で広まり、その中で弘治七年(1494年)のいわゆる弘治本が有名で、どうも史書によって改訂された部分があるらしい。
初めての刊本(木版印刷)は嘉靖元年(1522年)のいわゆる嘉靖本とのこと。さらにこの後、時代変遷があるため、これらの本が中央研究院でみられるような現在に伝わる三国演義と内容が所々、ちがうところがある。
・中央研究院
http://www.sinica.edu.tw/
※たどり方 →中文→公共服務/研究資源→漢籍電子文獻→瀚典全文檢索系統 1.3 版→小説戲曲→三國演義
その中の一つが冒頭でリンクを張った周瑜の命日だろう。
自分で実際、目にしたいとおもって、検索していると思わぬものを見つけてしまう。それが三国演義の葉逢春本のDigital Imagesだ。下記サイトのリンク先にある。
・BabelStone
http://www.babelstone.co.uk/index.html
※ここの→「Ye Fengchun Edition」→「Table of Contents」
※2024年9/9追記。久々にみたらさすがにディレクトリ構造がかわっててたどり着けないので、わかりやすいページにリンクしておく
・BabelStone : Sanguo Yanyi : Ye Fengchun Edition
https://www.babelstone.co.uk/SanguoYanyi/YeFengchun/index.html
ここのサイトによると、葉逢春本は1548年刊行の三国演義とのこと。
不完全なコピーながらthe Royal Library of the Escorial Monastery outside Madrid in Spainにあったとのこと。そういや三国志シンポジウムでスペインにあったと言っていたのはこのことかな。
で、周瑜の亡くなるところ(諸葛亮三氣周瑜)を探してたけど、亡くなるページが「NOT PHOTOGRAPHED」とでてきた(汗)
それでも周瑜が孫権にあてた遺書に今の三国演義(中央研究院のやつ)にはない「至建安十五年冬十二月朔周瑜謹書」の文字を見つけた。
<追記>
冒頭に示した掲示板のツリーの最後の方に書いているが、三国演義の葉逢春本が関西大学出版部から『三國志通俗演義史傳』(上下巻)というタイトルで出版されていて、それによると、
而亡壽年三十六時建安十五年冬十二月初三日也
と書かれている。
※追記
「四大奇書」の研究(2010年11月10日)
※追記
クイズマジックアカデミー賢者の扉 三国志検定(2012年4月24日-5月20日)
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