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清岡的見解:ねこまんまさんについて http://tinyurl.com/nekonomanma3
よくわかるねこまんまさんの問題行動 pdf
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軍師彼女(2013年4月9日)


  • 2013年4月13日(土) 09:22 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,817
マンガ  有り難いことに下記の書き込みで作者ご自身から教えて下さったこと。

・速報・タレコミ情報用
http://cte.main.jp/newsch/forum/viewtopic.php?showtopic=2&show=5&page=13#161

 下記サイト「マガジン・ラボ」は講談社のサイトで、その名の通り『週刊少年マガジン』のラボ(Lab.)、つまりラボラトリー(Laboratory、実験室)とのことで、その意味するところは主に価値が未知の新作や既存の関連作品等を見せ、読者の反応を見ていくという意味での実験室サイトといったところだろうか。

・マガジン・ラボTOP|マガラボ|マガメガ|週刊少年マガジン
http://magalabo.kodansha.co.jp/

 それで毎月9日に更新されるこのサイトだけど、今回は11本公開され、それらのうちの1本が今回、ご紹介する、洋介犬(ようすけん)/著『軍師彼女』(作者表記だと『軍師×彼女』)だ。サイトでは送り手の思惑なのか、上から一列目の真ん中という目立つところにあって、同じ講談社の『月刊少年ライバル』枠だ。

・30秒怪奇妙漫画伝「イヌギキ/誘怪犯」
http://ameblo.jp/yohsuken/
 ※作者ブログ

・洋介犬新作三国志学園演義「軍師×彼女」公開中!  (※上記ブログ記事)
http://ameblo.jp/yohsuken/entry-11507777965.html

・洋介犬@「軍師×彼女」公開中 (yohsuken) on Twitter
http://twitter.com/yohsuken

 この「マガジン・ラボ」では「読み切り作品」「スピンオフ作品」「連載作品」の三つの分類があって、それらの内、この作品は「読みきり作品」だけど、2話公開されており(※2話の間が白紙ページなので終わりと思わないように注意)、充分話を膨らませ続きも書ける内容であろう。サイトの名前通り、反響次第では「再実験」あるいは生産ラインに乗って「製品化」することもあるだろうから、気に入った方、あるいは応援していきたい三国志ファンはツイッターで「週刊少年マガジン (@wsmaga)」宛や「月刊少年ライバル編集部 (shonen_rival)」宛に感想を呟いたり、ブログで情報を発信したり、あれば本誌アンケートにその旨を書いたり(サンプル調査だと思うから意外と届かないかもね)すれば、良いのかもね。※追記。と気付かず回りくどい書き方になってしまったが、読み終えると投票ページに誘導する仕組みになっているんだね。そこで感想を書けば良いかと

・週刊少年マガジン (wsmaga) on Twitter
http://twitter.com/yohsuken

・月刊少年ライバル編集部 (shonen_rival) on Twitter
http://htwitter.com/shonen_rival

 それで内容はあまり書くとネタバレになるので控えるが、学園もの(高校が舞台)で、まだクラスが馴染んでない状況からのスタートという4月公開に相応しく、隣に変な格好の女子が座るという異分子登場コメディ・マンガとなっている。その物語上の異分子が「軍師彼女」ということだ。それが郭河奉子という名で、初めの主役あるいは語り手は徳武操司という名で、漢字と音からそれぞれ郭嘉字奉孝、『三国志』巻一魏書武帝紀に載る曹操字孟徳を彷彿させる。またストーリーだけでなく、セリフや言い回しの節々にも、三国要素というより歴史好き要素が詰まっており好感が持てる。

 それに内容だけでなく、他にもあれこれ語り口があって、それを全部書くといつまでたっても記事公開できないので、止めるんだけど、例えば、当然だけど今のマンガだから横山光輝『三国志』にはなかった「見開きやページをめくる瞬間の効果的利用」が普通にでてきているとか、伝統的デザインが変化しつつ確実に要素伝達しているとか、すでに『龍狼伝 中原繚乱編』『漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん』『十三支演義 ~偃月三国伝~』『バイトのコーメイくん』と三国マンガが四作品も連載している講談社でさらに新規開拓するなんて素晴らしいとか、講談社とも微妙に関わってしまった『腐女子彼女。』をそのタイトルから連想させるが内容は違っていたとか(※と思ったら『くさったよめがあらわれた!』というご著作もあるので、そっち方面のユーティリティ性もあるかな…というか掲載は少年誌か)、基本縦書き左めくりであるはずの日本マンガなのに、「マガジン・ラボ」のインターフェイスのページ送りの矢印が逆方向を向いていて、アウトソーシングをコントロールできてない結果なのかと邪推したりとか、『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』が連載していた『コミックボンボン』の後継誌である『月刊少年ライバル』関連でまた三国マンガが出てきたのは感慨深いとかあれこれだ。

※関連記事
 決定版 三国志 上下巻(2013年1月18日)
 メモ:コミックマーケット82 3日目(2012年8月12日)
 龍狼伝 中原繚乱編 11巻(2012年9月14日)
 漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん 3巻(2012年11月22日)
 十三支演義 ~偃月三国伝~ 1巻(2012年9月7日)
 バイトのコーメイくん(2012年10月22日-)
 映画『腐女子彼女。』に「孔明陸遜」
 『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』1巻(2007年11月16日)

※追記 龍狼伝 中原繚乱編 12巻(2013年5月17日)

※追記 贈りもの 安野モヨコ・永井豪・井上雄彦・王欣太(2012年11月22日)

※追記 軍師×彼女(2013年6月10日連載開始)

※追記 蒼天航路(2013年5月30日毎週木曜日更新)

 以下、ほぼ余談だけど、冒頭でリンクした掲示板でも返信したように、以前より三国ファンの共有意識みたいなのをカリカチュアしたエッセイマンガみたいなのがあれば面白いだろうな、と漠然と思っていた。それは下記関連記事にも現れている。

※関連記事 中国王朝四〇〇〇年史(2012年10月)

 そんな中、最近、吉村和真・田中聡・表智之/著『差別と向き合うマンガたち』 (臨川書店2007年)の吉村先生のコラム、pp.70-82「12.マンガの名前」を読んで、その思いが言語化できた気分だった。つまりは『月刊ASUKA』のマンガの登場人物は難読な名前が多く(1)~(5)にそれらの例を挙げていた流れで下記に引用する文が書かれていた。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 この『月刊ASUKA』は、発行部数約三万六〇〇〇部とマンガ誌ではマイナーの部類だが、固定ファンには定評のある、いわば正統なマニア誌である。深夜枠のテレビアニメ放映作品も収録されている。実は、本誌のこのような位置付けこそが、(1)~(5)の難解な名前の役割を示唆している。すなわち、マニア心をくすぐるような、そもそも一般読者には読めない名前であること、それ自体が大切なのだ、言い換えれば、その難解な名前をきちんと読める、選ばれた「私たち」という読書共同体意識を持たせる役割を、(1)~(5)は担っているのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 つまりは、この『月刊ASUKA』の読書共同体意識と同じように、知らない人からは難解な三国知識を通じて、意外とより強い共同体意識が三国ファンの特徴なのではないかということだ。そのより強い共同体意識をカリカチュア(戯画化)させコメディあるいはギャグ・マンガに昇華した作品を見たいと、清岡は読みたがっていたのだと。これは前々から喩えていたが、鉄道趣味に対する『鉄子の旅』のイメージだろうか。すでにエッセイ・マンガとしてはトラベル・エッセイとして杜康潤/著『杜康潤のトコトコ三国志紀行』が刊行されているが、それは三国観光地、引いてはそれを通じた三国そのものを主眼に置いて描いているため、当然、清岡の想像する読みたいものとは違う。
 この作品はエッセイ・マンガとは違うが、そういった現在の三国ファンを描くという意味では清岡の読みたいマンガに根底の部分で通じており、もちろん三国を知らない一般の読者に向けての匙加減が難しいだろうが、シリーズ化して欲しいところだ。

※追記 三国志ファンのためのサポート掲示板十周年(2013年5月16日)


 …と一応、原理的にはWorld Wide Webに向かっての記事なんだけど、よくよく考えてみると、引用しているものを含めても、from Kyoto via Kyoto to Kyoto な感じ(笑)

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