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三国志ジョーカー 単行本未収録分(2011年7月6日-11月5日)


  • 2012年12月28日(金) 00:47 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,050
マンガ ※前記事 希望の友 1978年4月号-7月号(1978年3月6日-6月6日)

 上記前記事にあるように、横山光輝/著『三国志』15巻(マンガ)の『希望の友』掲載を確認するために国立国会図書館新館に行って雑誌を当たっていた。端末で『希望の友』の雑誌閲覧を申請した後の待ち時間にて、そういえば『ガラスの仮面』等の単行本と雑誌掲載の内容が違うマンガについて、熱心なファンだったら雑誌も読みに国立国会図書館に足を運ぶと思い出す。それで連想したのが青木朋/著『三国志ジョーカー』。もちろんどれが未収録かは当時、把握していなかったので、館内の端末から「三国志ニュース」にアクセスしサイト内検索し、探し出す。後でアクセスログを見ると、バッチリ「12/22 (土) 15:02:05」からアクセスがあった。

※関連記事
 三国志ジョーカー 第3巻(2011年8月16日)
 三国志ジョーカー 第4巻(2012年8月16日)

 上記の関連記事に目を通すと、今のところどうやら2011年8月号(2011年8月6日発売)、2011年9月号(2011年9月6日発売)、2011年10月号(2011年9月6日発売)、2011年12月号(2011年11月5日発売)掲載分が単行本未収録らしい。



・国立国会図書館サーチ(NDL Search)
http://iss.ndl.go.jp/

 ちなみに11月号は休載だ。端末で確認のため上記と同じサーチで検索してみると国立国会図書館新館に所蔵されている。

 ここでおさらいというより基本情報だけど、青木朋/著『三国志ジョーカー』は、秋田書店の月刊少女マンガ雑誌『ミステリーボニータ』2010年8月号(2010年7月6日発売)から同誌2012年9月号(2012年8月6日発売)まで2年間余り全24回連載されたもので、タイトル通り中国の三国時代を舞台としながら、不釣り合いにも主役の司馬懿がスーツ姿なのがこのマンガの最も目立つところだ。
 また著者のサイトも下記のようにあり、これらの単行本未収録作品についても下記ブログ記事のように書かれてある。

・青木朋HP++青青
http://aoki.moo.jp/


・ミステリーボニータ8月号に「三国志ジョーカー」 (※上記ブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489261

・ミステリーボニータ9月号に「三国志ジョーカー」 (※上記ブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489267

・ミステリーボニータ10月号に「三国志ジョーカー」 (※上記ブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489282

・ミステリーボニータ12月号に「三国志ジョーカー」 (※上記ブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489313

 前者二つが未収録となったのは下記のブログ記事で書かれているように、作劇上の都合で無かったことになっており、それらに対し後者二つは読み切りでおそらく出版の都合で収録されなかったのだろう。発表時期としては四つとも3巻と4巻との掲載分の間なので、3.5巻といったところだろうか。

・「三国志ジョーカー」連載再開にあたってのおわび (※上記ブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489322

※リンク追記
・コミティア103 「青木朋」で出ます (※上記ブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489415
 ※ここで「前回の本「三国志ジョーカー3.5」」とあり、それと紛らわしいので前述の文は「3.4巻といったところだろうか」になるのかな。というより案外、未収録がそっちに回っていたりして。

 前者二つについてはその経緯からいって封印作品になりそうだけど、後者二つについては、もしかすると文庫化や廉価版の発売に収録されたりするんだろうかと淡い期待を抱いてしまう。

 話を戻し、前記事に書いたように、早々に40分程度で『希望の友』における横山光輝/著『三国志』の掲載状況を確認した後、元居た端末に戻り、早速、先程と同じ検索をして『ミステリーボニータ』四冊の閲覧申請をする。
 その後、待ち時間をこの後、どうしようかGoogle Mapを見つつ過ごす。

 16時になる前、端末に準備ができた旨のお知らせが届き、雑誌カウンターへ足を向ける。そうすると分厚い四冊を重ねて渡され、近くの席で順に読む。17時に閉館となるため急いで読み進める。

 2011年8月号掲載分はその一部が単行本4巻にスペシャルショートとして掲載している。またその扉絵は単行本4巻の目次に流用されている。話の発端はそれと同じで、司馬懿の身の回りの未来の物が次々と無くなっていくことでストーリーが動く。その前の導入部分でタイムパトロールについて触れており、姿が読者に見えないままそのタイムパトロールが司馬懿のことを調べつつも近付く様が描かれる。4巻のスペシャルショートと違い、タイムパトロールは二哥と妹妹でない。司馬懿の前に現れたタイムパトロールは雑伎団の楽士に変装し表れ、その姿の通り曲芸師のように身軽な様を見せる。その正体がタイムパトロールであることは明かされるのだが、周瑜であることは次の号で明かされる。2012年1月号以降の周瑜と違い、ウェーブのかかったくせっ毛で、長髪で前髪に一房垂らしている。個人的にはこちらのデザインの方が好みかな。ネタとしては司馬懿から盗んだズボンを頭に被って登場したところ。2012年1月号以降と違い、愛莉や妹妹がおらず周瑜だけで話を回している。またストーリーが違うので当然、孫賁も未登場。

 2011年9月号掲載分では新キャラの登場が多い。2012年3月号以降の孫権、初登場時のより大人っぽいのとも定着した子どもっぽいのとも似てない、黒髪で小さい孫権。作中でも喩えられていたが、見た目や挙動は小動物、特にハムスター。2012年3月号以降と違い、兄との葛藤描写がないので孫策について触れられていない。あと魯粛。2012年3月号と同じく劉備に同盟を持ちかけるシーンで登場する。こちらは2012年3月号以降の魯粛とほぼ同じだが、意図したのかしなかったのか、それに比べ少女マンガらしさが抜けよりダンディのような気がする。2012年1月号以降には見られない新キャラとして諸葛亮を追って登場した妻の黄玉姫と諸葛亮の弟だ。黄玉姫、つまりは、

・『三国志』巻三十五蜀書諸葛亮伝注所引『襄陽記』
黄承彦者、高爽開列、為沔南名士、謂諸葛孔明曰:「聞君擇婦;身有醜女、黄頭黑色、而才堪相配。」孔明許、即載送之。時人以為笑樂、郷里為之諺曰:「莫作孔明擇婦、正得阿承醜女。

で出てくる黄承彦の女(むすめ)だ。そこにあるように(現代的には)醜い姿で描かれており、一瞬、手塚治虫/著『火の鳥』黎明編でのウズメよろしく化粧を落とせば(現代的には)美人になるという設定かと思ってしまった。もちろんそんな気配はない。読みの理屈ではタイムスリップものにありがちに歴史に干渉したためタイムラインが複数に分かれ(つまりパラレルワールドが生じ)、読者の視点では2011年8月号、9月号の方のタイムラインが認知できなくなり、2012年1月号以降のタイムラインだけを追えるようになったんだと解釈できる。但し2011年8月号の方のタイムラインが存在し続けているかどうかはタイムスリップものにありがちな「神のみぞ知る」といったところだろうか。二つのタイムラインの違いは大きいようで、2011年8月号の方での周瑜はリモートコントロールのマシンを使って諸葛亮のDNAを採取し、その弟のDNAと比較し(肉体的には)未来人でないことを確認しており、より科学技術力が高く描写されているおり、周瑜の容姿のマイナーチェンジや孫権の容姿のメジャーチェンジどころか、遠く未来に関係するタイムパトロールの能力まで変化させるほどの歴史干渉があったと推測できる、読みの理屈では。話を戻し、黄玉姫と諸葛亮は早速、会っており、諸葛亮の方では記憶にないようで、ギクシャクしたやりとりで、先程のDNAの件と併せてミステリー発生となるが、諸葛亮が倒れ、その回は終わる。こちらのタイムラインがどうなったかはおそらく(読者は)永遠に知ることがないだろう。全4巻の『三国志ジョーカー』があって、2011年8月号版の周瑜(きっとズボンを頭に被っているに違いない)が表紙絵の4巻’(ダッシュ)があると想定するぐらいしか。そのタイムラインを見せるのはネタとしては面白いかも知れないが誰得になってしまうしな…

・2011年10月号は前述した通り、読み切りだ。司馬懿が諸葛亮の元から逃げ出した直後のエピソード1的な話(…と前述のブログ記事では「エピソード0的な」と書かれてある)。民衆を惑わす左元放が出てきてそれを司馬懿が見破ろうとするプロット。左元放はつまり『後漢書』伝七十二方術列伝に立伝される左慈字元放をモデルにしているのだろう。良いところで諸葛亮が登場する。あと前述のブログ記事にかかれてあるように、ネタとして

・『晋書』巻三十七 宗室列伝
安平獻王孚字叔達、宣帝次弟也。初、孚長兄朗字伯達、宣帝字仲達、孚弟馗字季達、恂字顯達、進字惠達、通字雅達、敏字幼達、倶知名、故時號為「八達」焉。

にある司馬懿を含めた、字(あざな)に「達」のつく兄弟の「八達」にはコマに手書きで数字が付けられ、8人全員出せた旨の手書きのコメントがコマの中にあったりする。

・2011年10月号がエピソード1ならば同じく読み切りの2011年12月号はエピソード2といったところだろうか。陳羣中心の話で、扉にも「「三国志」の超人気キャラ荀彧と/「ジョーカー」の個性派キャラ陳羣が共演!!」という煽り文がある。陳羣が「謙病死後」と書かれた木簡を持っているシーンがあるが、特に現行の史書では見られないので当時の行政文書としてあって辻褄はあう。前述のブログ記事によると、作中に出てくる曹丕の詩は「釣干行」で、曹植のは「公讌」とのこと。陳羣は実はハンコのコレクターでマニアだという様が描かれ、それがこの回の終盤で船が水上にある時に沈めようと細工した犯人を見付けるきっかけとなる。ちなみに荀彧以外にも曹操配下のイメージとして荀攸、程昱、賈詡が出てくる。

 40分も費やさず、以上のように4回分に一通り目を通した後、雑誌カウンターで4冊を返す。その後、160円節約という名目で国立国会図書館から西に向かい、外堀沿いに歩き、東京の起伏のある地形を味わいつつ、JR四谷駅に到達する。

※リンク追記。三国と無関係ながら続きの雑記
・22日はボーヤンの日
http://cte.main.jp/calcio/blog.cgi?n=361

※次記事 メモ:第6章 武侠漫画の映画的手法表現の成立をめぐって

※追記 まんが劇画ゼミ 7巻(1980年2月25日)

※追記 関プチ5 全国ツアー:8/9三国志納涼オフ会in東京2014(2014年8月9日)

※追記 関プチ5 全国ツアー:8/30三国志納涼オフ会in東京2014・改(2014年8月30日)

※追記 妖怪道中三国志(1) 奪われた予言書(2015年11月)

※追記 0泊4日の旅(2016年4月21日-24日)

※新規関連記事 中央本線東端の思い出巡り(2017年2月5日)

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