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希望の友 1978年4月号-7月号(1978年3月6日-6月6日)


  • 2012年12月26日(水) 00:24 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,204
雑誌 ※前記事 少年ワールド、コミックトム

 上記前記事にあるように、横山光輝/著『三国志』(マンガ、以下「横山三国志」)が『三国演義連環画』を参考にし始めたのは単行本15巻の冒頭であり、そこには初出が『少年ワールド』になっていたものの、実際は『少年ワールド』1978年8月号(創刊号、1978年7月6日発売)掲載分が単行本15巻P.164-「袁術の最期」に対応しており、それ以前は前雑誌の『希望の友』に掲載されていると判明した。単行本15巻P.164以降は雑誌掲載とほぼ変わらなかったが、「横山三国志」が『三国演義連環画』を参考にし始めた転換点の雑誌掲載を確認する必要があるだろう。
 それで1978年の『希望の友』がどこにあるかというと、ベタに下記の「国立国会図書館サーチ(NDL Search)」で検索すると、どうやら東京の国会図書館新館にあるそうだ。

・国立国会図書館サーチ(NDL Search)
http://iss.ndl.go.jp/

 そこで東京に行く機会を見計らって確認することにした。以下、いつものように長い前置きをつらつらと書く。

 2012年12月22日土曜日は前の日、19時半には消灯したせいか、1時前に目が覚め、もう一度眠ろうとするも入眠できず、仕方なく、起床すると2:20だった。そのまま身支度し、予定通り4:40に自宅を出て、小雨の中、35分程度歩き、最寄り駅に行き、始発に間に合い、それを乗り継ぎ、京都駅5:30発の各亭列車に乗り、米原駅6:36着。快適な転換式クロスシートに座り菓子パンを食べつつ、図書館から借りてきた、下記のリンク先で触れた川端裕人/著『銀河のワールドカップ』(小説、集英社2006年)を没頭して読んでいた。

・原作では「キャプテン翼クン」だった (三国とは無関係な2012年12月22日の雑記)
http://cte.main.jp/calcio/blog.cgi?n=360

 雨のためか数分遅れていたが特に問題なく、通常であれば米原駅6:58発、大垣駅7:29着で、いつものように少し余裕があり、ペットボトルも棄てることができる。特別快速大垣駅7:45発で転換式クロスシート窓際に座れて快適で浜松駅9:44着。浜松駅9:50発。いつものように終点の静岡駅まで行かず、10:34着で島田駅で降り、そこから沼津行きに乗り替え10:44発。沼津駅12:08着で、先発の三島行きをスルーして熱海行きの12:21発に乗る。熱海駅12:46着。そこから東京行き12:46発に乗り替え途中の品川駅14:19で乗り替える。品川駅14:22発の山手線で有楽町駅14:31着。えらく歩かされた後(というより走っていたが)に東京メトロ有楽町線の清瀬行き14:37発。永田町駅で降りて2番出口に出て、妙に雨上がりでひんやりした空気を感じつつしばし北上すると国立国会図書館に到着。
国立国会図書館新館 左手に本館、右手に新館があり、予め調べておいて良かったと思いつつ、迷わず新館に飛び込む。土曜日について16時までが資料請求の受付で、17時までが開館時間なので、急ぐ。入口近くにあるロッカー室で荷物を置き、別の図書館から借りてきた「横山三国志」第14巻と第15巻、後者に対応する『三国演義連環画之十四 煮酒論英雄』を持ち、ロッカー室の出入口のところにある使い捨ての透明袋に入れ込み、いざ図書館のゲートで利用者カードをかざしその内側へ。まず地図で閲覧する雑誌を受け取るカウンターの位置を確認し、そこから近い端末に利用者カードをセットして予め当たりを付けていた『希望の友』1978年4月号と同年7月号(最終号)を検索し閲覧申込を端末から行う。検索と閲覧が一つの流れで行える洗練されたシステムだ。二冊とも「別室閲覧 禁複写資料 複写不可」とのことで、確認するまでは未確定だが、おそらく複写は要らないだろうから、あとは未体験の「別室閲覧」を楽しみに待つのみだ
 それでどう当たりを付けたかというと、単行本15巻は下記のようなサブタイトルの回があってそれぞれの掲載ページとページ数を並べ、「袁術の最期」から類推し、単行本15巻の冒頭である「臣道」がどの号か、その目的とは別に『少年ワールド』1978年8月号(創刊号)の発売日が判る『希望の友』最終号はどの号かを推定した。

  臣道 PP.7-55 49頁 『希望の友』1978年4月号
  血判状 PP.56-89 34頁 『希望の友』1978年5月号
  英雄論 PP.90-120 31頁 『希望の友』1978年6月号
  放たれた虎 PP.121-163 43頁 『希望の友』1978年7月号
  袁術の最期 PP.164-202 39頁 『少年ワールド』1978年8月号

 端末から簡単に申し込めるが、実際にカウンターまで持ってくるのは人力なので(もしかすると棚から探し出すのは自動かもしれない)、しばし時間がかかりそれを待っている間、手持ちぶたさにしていると、ふと、青木朋/著『三国志ジョーカー』の単行本未収録回を読めるのではないかと思い立つ。それについてはまた記事をあらためて書く。

※追記 三国志ジョーカー 単行本未収録分(2011年7月6日-11月5日)

 画面の右下にポップアップが出て申し込んだ雑誌の準備が出たことが知らせられる。雑誌カウンターに向かうと、利用者IDの下一桁ごとに二つに窓口が分かれてあって、そのうちの一つに利用者カードを見せると、「別室閲覧」とある通り、右奥の通路の奥の別室に案内され、その別室内であらためて雑誌の閲覧手続きで利用者カードを読み込まれる。そして渡されたのがハードカバーで覆って紐で止められさらに防湿のためか和紙のような袋に入れられた『希望の友』二冊を渡される。別室の共有の机に席が幾つか用意されており、そのうちの一つの席に座る。1978年4月号はなぜか5月号でセットになっているので、それにもついでに目を通す。
 ハードカバーをめくり出てきた1978年4月号の表紙には「人気爆発!!強力連載マンガ/横山光輝●三国志」とある。まず次回予告の発売日を確認すると
 「横山三国志」についてはP.299が扉で、P.300からが本編で、単行本とページの左右が逆となり、P.338までで単行本15巻のP.45に相当する。39頁ある。扉にはサブタイトルの記載がなく、前述の単行本のサブタイトルを見て貰うとわかるように、回の区切りがずれており、雑誌掲載時の方がページ数が少ない。
 それら以外は単行本と大きな違いは見られず、つまり日本へは「横山三国志」を通じて、1978年3月6日に『三国演義連環画』が伝来したと言えるかもしれない。
 また扉には「連載第75回」の文字があり、一回も休みが無いとすれば逆算すると1972年2月号(1972年1月6日発売)が「横山三国志」の連載第一回目となる(※2013年8月28日追記。『月刊コミックトム』1982年4月号pp.3-6 「トビラ絵にみる横山三国志の10年」によると、1972年1月号から連載開始)。そのため常識的に考えれば1971年のころから「横山三国志」を執筆していたことになる。ちなみに冒頭にリンクした記事に少し触れたように、『月刊コミックトム』1987年3月号(1987年2月14日発売)までの連載となる。休載がないという前提で計算すると、全178回ということになる(※後日、三誌についてやそれらの間に期間がどれぐらい開いているか等、確認し追記予定→※追記。『月刊少年ワールド』は1978年8月号-1979年12月号で、『月刊コミックトム』は1980年5月号に創刊したので、4号分抜けがある。というわけで先の数字を修正)

※追記 SOUL 覇 第2章 完結(2013年1月11日)

 1978年4月号を通して時代背景を見ると、『少年ワールド』と同じく映画『スター・ウォーズ』の記事がカラーである。また手塚治虫/著『ブッダ』や宮沢賢治/原作・松本零士/作画『銀河鉄道の夜』(『銀河鉄道999』ではなく)などのマンガ、それに角川映画の『時空の旅人』の原作である眉村卓/著『とらわれたスクールバス』という小説など連載されていた。
 1978年5月号での「横山三国志」の扉には「カラー大増54ページ」とあり、扉の後の本編はPP.4-56で単行本15巻のPP.46-98(53頁)に相当する。言われてみれば単行本15巻のP.46から数ページはカラーからグレーにした痕跡が見られる。やはり単行本の回とはページがずれている。
 1978年7月号には特に『少年ワールド』創刊の告知が見付けられなかったが、巻末に8月号が7月6日に発売する旨が書かれていた。雑誌のPP.253-286(34頁)でページの左右が単行本と逆となる。逆算すると単行本15巻のPP.130-163に相当する。
 これからさらに逆算すると1978年6月号は、単行本15巻のPP.98-129(32頁)に相当する。以上をまとめると下記のようになる。

  『希望の友』1978年4月号 単行本15巻PP.7-45 39頁
  『希望の友』1978年5月号 単行本15巻PP.46-97 53頁
  『希望の友』1978年6月号 単行本15巻PP.98-129 32頁
  『希望の友』1978年7月号 単行本15巻PP.130-163 34頁
  『少年ワールド』1978年8月号 単行本15巻PP.164-202 39頁

※次記事 三国志ジョーカー 単行本未収録分(2011年7月6日-11月5日)

※追記 横山光輝『三国志』に見られる連環画の再構築 問題意識と目的 初稿

※追記 「三国志パズル大戦」×「真・三國無双」シリーズコラボレーション 新武将登場(2014年12月2日-16日)

※新規関連記事 風雲児たち(1980年6月14日、月刊コミックトム7月号)

※新規関連記事 大津祭本祭(2019年10月13日)

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