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張飛牛肉(四川張飛牛肉有限公司)


  • 2012年9月26日(水) 00:10 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,657
物品 ※関連記事 三国演義連環画(1956-1964年)

上記関連記事でUSHISUKEさんから送って貰った『三国演義連環画』に、USHISUKEさんからのプレゼントとして四川张飞牛肉有限公司製の「张飞牛肉」(張飛牛肉)という食品6種が付いてきた。そのパッケージには下記のサイトのURLが書かれていた。

・四川张飞牛肉官方网站- 中国驰名商标,四川省名牌产品, 中国羽毛球队指定产品!
http://www.zfbeef.com/

張飛牛肉6種一個一個は右の写真ぐらいの大きさになっており、わかりやすいように下に15cmの定規も写しておいた…と安物のデジカメで接写ができずぼやけてしまって申し訳ないが。どんな種類があるかというと、右の写真の左上から右へ順に仔姜牛肉、風味五香、葱香牛肉、左下から右へ順に滷汁牛筋、麻辣、軟酥(どんな味かは各自、中日辞書で調べてみよう。あるいは下記サイト)。それそれ京劇のメイク風の顔が描かれており、種類によってはトラヒゲの張飛マークがついている。

・中日辞書 北辞郎
http://www.ctrans.org/

パッケージの裏には下記に引用する伝説が記されている。簡体字ではなく繁体字で、罫線の入った所に縦書きで、史書っぽい歴史的な雰囲気を出そうとしているのがポイント。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【張飛牛肉的傳説】
 三國時期,蜀將張飛【字翼
徳】鎮守巴西郡【今四川北
部】。時,魏將張郃【字雋乂】
犯境,飛領兵拒敵於閬中。
飛計賺張郃,大敗張郃於宕渠・
濛頭・宕石,立馬勒銘。
 飛大獲勝捷,報入成都,劉
備大喜,令魏延解五十甕美酒
至軍前犒賞。飛以特烹喜食之
牛肉犒勞將士,三軍皆醉。
 邑人將此牛肉制作方法傳於
後世,故稱「張飛牛肉」。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<中国語を解さない清岡による訳>
【張飛牛肉の伝説】
 三国時代、蜀将の張飛【翼徳と字(あざな)す】は巴西郡【今の四川の北部】を鎮守した。当時、魏将の張郃【雋乂と字す】は国境を犯し、張飛は兵を領し閬中で敵を拒んだ。張飛は張郃を計り騙し、宕渠、濛頭、宕石で張郃を大いに敗り、馬勒銘を立てた。
 張飛は大いに捕まえ勝利し、成都に入り報じ、劉備は大いに喜び、魏延に五十甕の美酒を解かさせ軍前に至り与え労った。張飛は牛肉を特別に煮て喜んでこれを食し将士に与え労い、三軍は皆酔った。
 邑人(村人)はまさにこの牛肉の制作の方法を後世に伝えようとし、ゆえに「張飛牛肉」と称した。

ここらへんは史書だと下記の『三国志』巻一魏書武帝紀、『三国志』巻三十二蜀書先主伝や『三国志』巻三十六蜀書張飛伝の記述が背景にあるんだろうね

・『三国志』巻一魏書武帝紀
(建安二十年、紀元215年、十一月)劉備襲劉璋、取益州、遂據巴中;遣張郃撃之。十二月、公自南鄭還、留夏侯淵屯漢中。

<清岡による訳>
(建安二十年、紀元215年、十一月)劉備は劉璋を襲い、益州を取り、遂に巴中に拠した。張郃にこれを撃たせた。十二月、公(曹操)は南鄭より還り、夏侯淵を漢中に留めた。

・『三国志』巻三十二蜀書先主伝
(建安二十年、紀元215年)曹公使夏侯淵・張郃屯漢中、數數犯暴巴界。先主令張飛進兵宕渠、與郃等戰於瓦口、破郃等、〔郃〕收兵還南鄭。先主亦還成都。

<清岡による訳>
(建安二十年、紀元215年)曹公(曹操)は夏侯淵、張郃を漢中に駐屯させ、数々、巴郡の境界を犯し暴れた。先主(劉備)は張飛に宕渠へ進ませ、張郃等と瓦口で戦わせ、張郃等を破り、〔張郃は〕兵を収め南鄭に還った。先主もまた成都に還った。

・『三国志』巻三十六蜀書張飛伝
曹公破張魯、留夏侯淵・張郃守漢川。郃別督諸軍下巴西、欲徙其民於漢中、進軍宕渠・蒙頭・盪石、與飛相拒五十餘日。飛率精卒萬餘人、從他道邀郃軍交戰、山道迮狹、前後不得相救、飛遂破郃。郃棄馬緣山、獨與麾下十餘人從間道退、引軍還南鄭、巴土獲安。

<清岡による訳>
曹公(曹操)は張魯を破り、夏侯淵、張郃を留め漢川を守らせ、張郃の別督の諸軍は巴西に下り、その民を漢中に移らせるのを欲し、宕渠、蒙頭、盪石へ進軍し、張飛と互いに五十日余り拒んだ。張飛は精卒一万人余りを率い、他の道より張郃の軍を迎え交戦し、山道は狭く、前後は互いに救え得ず、張飛は遂に張郃を破った。張郃は馬緣山を棄て、単独で麾下十人余りと間道より退き、軍を引き南鄭へ還り、巴土は安んじ得た。

「張飛牛肉」の記述にある地名の「閬中」がこれらには書かれてないので、小説の『三国演義』からの影響、特にその第七十回「猛張飛智取瓦口隘、老黄忠計奪天蕩山」からの影響を考慮するのが自然だが(あと『三国演義』とも地名が違うのがあるが)、記述が長いので、割愛する。下記関連記事によると現在は閬中に張飛廟があるんだね。

※関連記事 中国神秘紀行(チャンネル銀河2011年4月16日23日)

※追記 JTB旅物語 蜀の英雄を辿る 三国志浪漫の旅 12日間(2012年10月-)

ちなみに閬中は『晋書』巻十四地理志上によると、蜀が置いた巴西郡(注に引く譙周『巴記』では建安六年、紀元201年に劉璋が巴郡の墊江以上を分け巴西と為したそうな)の郡府のある県(と説明を省いているが)で、これ以前に張飛が巴西太守になっているから、そこに居るという理屈だ。『三国志』中では下記の記述が有名かな。

・『三国志』巻三十六蜀書張飛伝
先主伐呉、飛當率兵萬人、自閬中會江州。臨發、其帳下將張達・范彊殺飛、持其首、順流而奔孫權。

<清岡による訳>
先主(劉備)が呉を伐つのに、張飛はまさに兵一万を率いるべく、閬中(巴西郡府)より江州(巴郡府)に集まった。出発に臨み、その帳下将の張達、范彊は張飛を殺し、その首を持って、流れに順い、孫権に奔った。

※追記。というわけで、張飛牛肉は毎朝、ごはんのお供に一つずつ食しています。※追記。軟酥は辛かった。※追記。麻辣は名前通り辛いんだけど、量が少ないせいか凶悪な辛さではなかった。

※追記 体感!中国美食紀行 #5#6(2012年11月23日30日)

※追記 ノート1:Mini三国志フェス in レキシズルスペース

※新規関連記事 あすたくにづか街あるき クイズラリー&グルメマップ(2018年2月16日-3月15日)

※新規関連記事 光友綿陽米粉 牛肉米粉

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