※関連記事
故事成語・ことわざで読む中国史(2012年1月13日-3月9日)
上記関連記事にある講座と同じく「中国古典文学の世界」と冠しているので、その続きに当たるのだろう。
・工学院大学 孔子学院
http://www.kogakuin.ac.jp/cik/
・開講講座一覧 文化講座 | 工学院大学 孔子学院
http://www.kogakuin.ac.jp/cik/course/ichiran.html#b
※当然ながら時期が来て閉講されれば件の講座についての情報は消えるのだろう。
上記サイトの上記ページの2012年4月期 文化講座にあるように、2012年4月13日、4月27日、5月11日、5月25日、6月8日、6月22日金曜日18:30-20:00(全6回)に、慶應義塾大学講師の平井徹氏による講座、中国古典文学の世界「中国小説史入門」が工学院大学 孔子学院(新宿キャンパス 中層棟4階)にて開講される。受講料は「一般2,000円/回 学生500円/回 孔子学院友の会会員1,800円/回」とのことだ。
上記ページからリンクされてあるPDFファイルには各回の講義題名があって、順に「神話から神仙伝へ――「小説」というネーミング」①②、六朝時代の「志怪」と「志人」――『捜神記』と伝承」①②、「唐の伝奇文――伝奇小説のおもしろさ」①②となっており、三国に関係しそうなのは、『三国志』注にたびたび引かれる『捜神記』ぐらいだが、下記に引用するように、講座説明文に『三国演義』が書かれているため、大きくはどれも三国と関係するのだろう。
※関連記事
「捜神記」で検索される訳
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6ケ月をかけて、「中国古典小説史」を話します。中国の小説といえば、『水滸伝』『三国志演義』『紅楼夢』などの近世白話小説でよく知られています。しかし、こうした長編小説が突然誕生したわけではありません。例えば、『三国志演義』は、3世紀の歴史をベースにしていますが、活字になるまでには千年もの歳月を要しました。美酒がゆっくりと長い時間をかけて醸されるように、準備期間が必要だったのです。
今期の講座では、小説史の前半、古小説以前と古小説時代を取りあげ、具体的作品にもふれつつ、眺めてみたいと思います。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
また、この講座のテキストとして上げられる、魯迅著・丸尾常喜訳注『中国小説の歴史的変遷』(凱風社)1500円は下記の出版社サイトの、下記書籍ページにあるものだ。
・凱風社の書籍案内
http://www.gaifu.co.jp/
・中国小説の歴史的変遷
http://www.gaifu.co.jp/books/ISBN4-7736-1106-5.html
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