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『三国志のロマンス』(「越境する カワイイ!可愛い!Kawaii!」内)


  • 2011年11月27日(日) 23:57 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,609
ゲーム  まさかデータベース、「TOKYO 漢籍 SEMINAR」、「三国志学会大会」等の東洋史関連以外で京都大学人文科学研究所に三国志ニュースの記事で触れるとは思わなかったが、以下、対象とするシンポジウムや報告の本筋とは無関係なプチネタ。

・京都大学人文科学研究所
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/

※関連記事
 石刻拓本資料(京都大学人文科学研究所所蔵)
 2006年3月11日 第二回TOKYO 漢籍 SEMINAR
 三国志学会 第六回大会(2011年8月27日土曜日)

 2011年11月27日日曜日13時-17時半に京都国際マンガミュージアム3階研究室1にて、京都大学人文科学研究所・人文学国際研究センター主催の公開シンポジウム「越境する カワイイ!可愛い!Kawaii!―ファッションとマンガ―」が開催されたため、一般聴講してきた。

・京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/

 そこで言われたのが、元々、この公開シンポジウムは2011年3月26日土曜日に京都大学人文科学研究所で行う予定だったが、2011年3月11日の東北三陸沖大地震の影響で日程が延期になったことだ。また当初予定していたのに加え、2報それぞれに留学生1名ずつによるコメンテーター計2名を設けられていたという。 ちなみに人文科学研究所の大会議室に「三国志学会 第六回大会」の一般聴講で行ったことあるが、その広さや座席数は、小学校の教室を改造した京都国際マンガミュージアム3階研究室1と同じぐらいで、当初の想定通りの来客の人数なんだろう(※もっとも予定していた会場が人文研内とは限らないが)。

 「セッション1」の「トーク」(研究報告)は、ウェンディ・ウォン(Wendy Siuyi Wong)さんによる「少女マンガの影の「少女漫画」」(Shao-nu Manhua(少女漫画) in the Shadow of Shojo Manga)というタイトルで英語による発表であり、それについてのレジュメと発表原稿の日本語訳は予め全部の席に置かれ、発表は資料をPCとプロジェクターを用いてスクリーンに映し出す形式だった。
 発表を聞きつつ、スクリーン上の資料、レジュメや発表原稿の日本語訳を目で追っていたが、発表原稿で気になる箇所があった。つまりそこが三国ネタ。発表の導入部分に当たり、本題に入る前の概説となる「中華圏におけるマンガの影響」という項目内の台湾の代表的なマンガ家についてなので、ほとんど研究報告の本筋、引いてはシンポジウムの本筋とは関係ないだろう。
 それが発表原稿の日本語訳から下記へ引用する所だ。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鄭問はまた、PS3のゲームシリーズであるコーエーの『三国志のロマンス』のイラストレーターとして働いている。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 あれこれツッコミどころがあるんだけど、とりあえず…。これを見て、一瞬、「ロマンス?! 知らない間に、コーエーテクモゲームスが鄭問(チェンウェン)先生によるあの絵柄のイラストで、台湾で乙女ゲームの三国作品、しかもシリーズで、をリリースしていたのか?!」と妄想してしまったが、すぐに単なるミスだろうと思った。
 というのも、下記リンクにあるように「三国志のロマンス」というのは、『三国演義』の訳として「Romance of the Three Kingdoms」があるんで、きっと「the Three Kingdoms」を「三国志」に、「Romance of」を「のロマンス」に訳したんだろう、と察しが付いた。ここらへん、訳者の専門外の、変に専門的なことが求められる翻訳の難しいところだね。

・「三国志」を英訳すると…?   (※「三国志ファンのためのサポート掲示板」内ツリー)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2509

※関連記事 メモ:Three Kingdoms

※追記 BEGIN Japanology, Gift-giving (2012年12月20日)

 またPS3(ソニー製ゲーム機であるPlay Station 3)の三国作品で現在、リリースされたのは『真・三國無双5』、『真・三國無双 Online ~蒼天乱舞~』、『真・三國無双 MULTI RAID Special』や『真・三國無双6』とそれらの関連、強いて言うなら『天地を喰らう II 赤壁の戦い』ゲームアーカイブス版ぐらいであり、記憶によると鄭問先生はコーエーやそれらのゲームとは関わり合いが無かったからだ。

※関連記事
 『真・三國無双5』(PS3/Xbox360版)11月11日発売決定
 『真・三國無双 Online』PlayStation3版(2010年2月18日)
 真・三國無双 MULTI RAID Special(PS3/Xbox360版、2009年10月1日)
 真・三國無双6(2011年3月10日)
 天地を喰らう II 赤壁の戦い(2011年10月26日配信開始)

 「三国志のロマンス」以外も訳をした人のミスかと思って、発表を待つ。そうすると、スクリーンには『鄭問之三国誌』とロゴの入ったカラーイラストが出てきて、「Koei」は聞き取れなかったが「PS3」という単語をバッチリと聴き、おそらく「...and work as an illustrator for (Koei's) Romance of the Three Kingdoms PS3 game series.」とおっしゃったように聞こえた。コーエー(現コーエーテクモゲームス)のシミュレーションゲーム『三國志』シリーズが有名なので、それに引きずられ混同されたのかな?

※追記 コーエー三國志シリーズ公式サイト(英語圏)・リンク集

 鄭問先生についてはあまり知らなかったので、確認のためネットを手繰る。

・Amazon.co.jp: 通販 - ファッション、家電から食品まで【無料配送】
http://www.amazon.co.jp/

上記Amazon.co.jpによると、2001年11月1日にESP(旧URL http://www.esp-web.co.jp/)よりPS2用ゲーム『鄭問之三國誌』が、カプコンより2002年9月6日にWindows用ゲーム『鄭問之三國誌』が発売したという。タイトル通りこれが鄭問先生がキャラクターデザインを担当したゲームだろう。PS3ではなくPS2だというのがポイント。
 また下記の出版サイトの下記書籍ページによると2002年8月6日に角川書店より『鄭問畫集-鄭問之三国誌』が発売されている。

・web KADOKAWA - 角川書店・角川グループ
http://www.kadokawa.co.jp/

・#鄭問畫集#鄭問之三国誌: コミック&アニメ: コンプティーク編集部 | 角川書店・角川グループ
http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=200111000272

 それは上記書籍ページより下記に内容紹介文を引用するようにPS2用ゲーム『鄭問之三國誌』のイラストを集めた画集だ。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鄭問による描き下ろし表紙のほか、PS2ソフト「鄭問之三國誌」のために描き下ろしたイメージイラストを一挙公開。武将イラストも余すところ無く収録!
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 また『鄭問之三國誌』関係とは別に下記のようにPC用オンラインゲームの『鐵血三國志』(2004年)の原画も担当されている。

・鐵血三國志
http://www.wayi.com.tw/sanguo/

 あとネットを手繰る内に気付いたが、下記のサイト「Wikipedia」の「Chen Uen」のページに、「He also work as an illustrator for Koei's Romance of the Three Kingdoms PS2 game series.」とあった。この文は「日本語」や「中文」には見られず「Wikipedia」英語版独自の文であるため、もしかすると報告者はこれを参考にしたのかもしれない。ただそれだと「PS2」から「PS3」にバージョンアップしたのは謎だが。

・Chen Uen - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Chen_Uen

※追記 三國志12(PS3/Wii U 2012年12月13日)

 とまぁ細かい部分をあれこれ書いたが、その報告も含めシンポジウムは視野が広がるような、あれこれとても興味深いものだったことを書き留めておこう。使えるキーワードとして、吉村和真先生がおっしゃっていた「勤勉なマンガ読者/寡黙なマンガ読者」というところかな。機会があればどこかで使おう。
 まだこのシンポジウムの同報告の(その本筋とは無関係な)派生ネタがあるんだけど、それは記事を改めた次の機会としよう。

※追記 三国恋戦記~オトメの兵法!~(2011年11月15日-)

※追記 メモ:漫画学のススメ(2000年1月20日)

※追記 メモ:コミックマーケット82 3日目(2012年8月12日)

※追記 メモ:第6章 武侠漫画の映画的手法表現の成立をめぐって

※追記 メモ:2015年、2つの研究テーマ

※新規関連記事 2018年の台湾&香港 マンガと御宅族の現場を振り返る 台湾編(マンガ論争 20号 2018年12月29日)

※新規関連記事 鄭問之三國誌 1(1999年10月30日)

※新規関連記事 メモ:中国、日本と台湾の「真・三國無双」BL同人誌(BLが開く扉 2019年10月25日発売)

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