戦国武将VS三国志(2010年1月27日-10月5日)

※関連記事 決戦!戦国VS三国志(2011年10月21日配信開始)

上記関連記事を書くに当たり、「戦国VS三国志」と検索すると、下記のページに行き当たる。

・白泉社:花とゆめ.com | ワクワク4コマランド
http://www.hanayume.com/hanayume/wakuwaku/

・白泉社:花とゆめ.com|戦国武将VS三国志
http://www.hanayume.com/hanayume/wakuwaku/sengoku/

つまり、サイト「白泉社:花とゆめ.com」内のサイト「ワクワク4コマランド」にて、小嶋すみれ/著『戦国武将VS三国志』が2010年1月27日から10月5日まで不定期で計13回連載された。上記ページによると「WEB限定描き下ろし!!」とのこと。


4コママンガのタイトルを見て、一瞬、「戦国武将と歴史書が戦うってどういう意味だ? 『問題集に悪戦苦闘する受験生』という言い回しがあるから、日本の戦国時代の誰かが『三国志』の訳に四苦八苦する様を描いた4コマなんだろうか」と思ったが、当然、そんなことはない。
タイトルにもある三国部分だが、順々に読み進めても一切出てこず、5回目(2010年4月20日掲載分)、6回目(2010年5月1日掲載分)、7回目(2010年5月20日掲載分)、8回目(2010年6月19日掲載分)、9回目(2010年7月5日掲載分)の欄外で自己ツッコミ的な文で「三国志」と触れられる。そして漸く10回目(2010年8月5日掲載分)と11回目(2010年8月20日掲載分)で『三国志』に載る人物である曹操が出てくる。それら以外で三国要素が見あたらない。
11回目(2010年8月20日掲載分)の冒頭で石田三成が手に持つ「虎ノ巻」を読むという形で「曹操とは/蜀の名将」というセリフがあり、もちろん、曹操は魏書に立伝される人物(というより本紀だが)であり、蜀漢にも蜀にも関係ない。このセリフに対して作中でツッコミがなく、事実に大きく反することが書かれるといった設定が「虎ノ巻」にないため、このセリフがネタなのか、単なるミスなのか判断が付きかねる。

ちなみに下記関連記事にあるように2009年末2010年初に歴史関連の雑誌が創刊されていたので、そういった需要を見込んで2010年1月27日にこのマンガの連載が始まったのかもしれない。

※関連記事 週刊 そーなんだ!歴史編(2010年1月6日創刊)

※追記 劉備徳子は静かに暮らしたい(LaLa 2016年6月24日-)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2204