三国志に学ぶビジネス戦略(2009年3月18日)

フォローし損ねている書籍を紹介するシリーズ。

・インフォトップ出版
http://infotop-p.jp/

・三国志に学ぶビジネス戦略 ピンチをチャンスに変えた成功法 [インフォトップ出版]
http://infotop-p.jp/books/0903_02.html

上記出版社サイトの書籍ページによると2009年3月18日にインフォトップ出版より佐藤浩明、鈴木健一/著『三国志に学ぶビジネス戦略 ピンチをチャンスに変えた成功法』(ISBN978-4-7816-0119-9)が1470円で発売したという。


上記書籍ページより目次を下記へ引用する。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
はじめに



壱章 リーダーとしての決断
天の利、地の利、人の利 天下を三つに分ける
周瑜がいなければ帝位につくことはなかったろう
混乱のときには、正しい道はひとつだけではない
借りたいのはお前の首だ
私がお前を殺さねば、お前は必ず私を殺すであろう



弐章 対峙した強敵にどう立ち向かうか
今、天下に英雄は、そなたと私の二人だけだ
策を成功に導くためには敵を信用させること
無学なやつめ、くやしいことだ、そんなやつの手にかかるとは!
幸いにも、孔明はここにはいない。天は、私に成功をもたらしてくれよう
至弱をもって至強にあたる



参章 奇襲、奇策で劣勢を挽回
死せる孔明、生ける仲達を走らす
孔明の神機妙算、自分の及ぶところでない
周瑜を生まれさせたというのに、なぜ、孔明までも生まれさせたのだ!
私が司馬懿だったら退かなかったろう
関将軍はまことの天神である
あなたが先発と決まったからには、私も必ずお助けしましょう



四章 逆境の中で人の心をつかむ
ホウ士元は百里の才ではありません(ホウはまだれに龍)
兄弟は手足のごとく、妻子は衣服のごとし
士というものは、三日会わなければまったく新しい目で迎えるべき
これはまことに私の婿殿です



五章 次につなげる撤退
燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや
大丈夫は信義を重んじるものだ
泣いて馬謖を斬る
お前が死ななければ、私は安心することができない
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

書籍ページには「三国志」、「三国時代」となっていたが「周瑜を生まれさせたというのに、」とかを見る限り、史書『三国志』だけじゃなく小説『三国演義』も入っちゃっている感じが。歴史に学ぶというより、小説(フィクション)にも学んじゃっている。歴史と小説との区別が着いていれば問題ないけど。

この書籍の著者の一人のサイトが下記のように見掛ける。

・ライター佐藤浩明オフィシャルサイト:臥竜鳳雛
http://komei.cocolog-nifty.com/

・「三国志に学ぶビジネス戦略」がオーディオブックCDになりました: ライター佐藤浩明オフィシャルサイト:臥竜鳳雛
http://komei.cocolog-nifty.com/writer/2011/03/cd-7872.html

そのサイトの上記ページを見ると、パンローリングからオーディオCD『三国志に学ぶビジネス戦略 ピンチをチャンスに変えた成功法』(ISBN978-4775923184)が2010年2月15日に2415円(さすがに書籍版より高い)で発売したという。

・パンローリング - 投資家のための相場サイト
http://www.panrolling.com/


『三国志』(というより往々にして『三国演義』)とビジネスを結びつけるだなんてベタに思えるけど、案外いろんな切り口があるかもね…というより端から見ていると単に資本が集まりやすい(と思われる)所にコンテンツが過剰供給しているように見えなくもない。

※参照記事 三国志で学ぶランチェスターの法則(2009年7月30日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2143