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三国志ジョーカー 第3巻(2011年8月16日)


  • 2011年6月10日(金) 00:28 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,589
マンガ 『三国志ジョーカー』1巻電子版のことを書こうと思って出版社サイトへアクセスし、何気なく新刊案内を見ると、もう単行本の発売について書かれていたので、そちら優先。

※追記 三国志ジョーカー 1巻電子版(2011年4月6日)

※前巻記事 三国志ジョーカー 第2巻(2011年4月15日)

※次巻記事 三国志ジョーカー 第4巻(2012年8月16日)

上記記事にあるように、秋田書店の月刊マンガ雑誌『ミステリーボニータ』8月号(2010年7月6日発売)から青木朋/著『三国志ジョーカー』というマンガの連載が始まった。作中で天人の服装とも言われているスーツ姿の司馬懿くん主役。もちろん作中ではほとんどの人が当時の格好なのでヴィジュアル的に周りから浮きまくっているが、その内、作中の人物も読者も目が慣れてくるので不思議。

・秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/

その『三国志ジョーカー』が上記出版社のサイトによると、単行本3巻が2011年8月16日火曜日に440円で発売するという。

※上記出版社サイトの新刊情報のページの8月16日の覧から下記へ引用する。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ボニータコミックス 三国志ジョーカー 第3巻 アオキトモ 440円(419円)
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・青木朋HP++青青
http://aoki.moo.jp/

※著者サイト

※新規関連記事 三国志ジョーカー(第44回京都コミック読書会テーマSF 2023年10月21日)

※リンク追記
・「三国志フェス2011」でサイン会やります  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489283
 ※下記の関連記事にある2011年9月10日東京都大田区産業プラザPiO「三国志フェス2011」にてサイン会があるそうな。「「ジョーカー」時代考証の展示&コピー本配布」もありとのこと。

※関連記事 三国志フェス2011(2011年9月10日)

※リンク追記
・書店様まわり  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489284
 ※「芳林堂書店 高田馬場店さま★/ジュンク堂書店 新宿店さま★/福家書店 新宿サブナード店さま/紀伊国屋書店 新宿本店さま/ ブックファースト 新宿店さま」。★はサイン入り単行本あり。「『三国志ジョーカー』は、キャラ絵は司馬懿5割、曹丕2割、諸葛亮2割、あとは犬、曹操、女装諸葛亮、陳羣あたりです。」

※リンク追記
・ミステリーボニータ10月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489282
 ※『ミステリーボニータ』2011年11月号(10月6日発売)での『三国志ジョーカー』は休みとのこと。

※リンク追記。
・Twitter / @akita_b_hanbai: 【店頭情報】福家書店 新宿サブナード店様にて「三国志 ...
http://twitter.com/akita_b_hanbai/status/116686578738409473
 ※前述の福家書店 新宿サブナード店内の『三国志ジョーカー』コーナーの写真あり。司馬懿のイラストの9月7日付けの色紙が見えるね。というか店オリジナルのPOPのキャッチフレーズが「綺麗な孔明は好きですか...?」って(笑)

前巻を参照にしてそのまま考えると、『ミステリーボニータ』2011年4月号(3月5日発売)から2011年7月号(6月6日発売)の四話分収録ということになる…と思っていたら、下記のブログ記事にも書かれているね。

・ミステリーボニータ7月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489253
 ※そうなんだ、と単純に感心していて確認してみると、『三国志』巻九魏書曹純伝に「獲其二女輜重、收其散卒。」とあって、普通に読めば「其(劉備)の二女(二人のむすめ)の輜重を獲て、其の散卒を収める」だと思うけど、筑摩書房の訳本だと「彼の二人の娘をとらえ、輜重を捕獲し、敗残の兵を手中に収めた。」とになっているね。今の標点で補うと「其二女・輜重」となるのかな。でも「其二女」と「輜重」が並列関係になる要素ないし、性質の違うので並列を示す場合、間に「及」が入りそうなものだし。「輜重」で『三国志』を検索すると「惇軍輜重」とか「羽輜重」とかが見え、軍や将士が所有する「輜重」表現が見えるので、「其二女」が所有する「輜重」は不自然と見なし、やっぱり「其二女」と「輜重」は並列かな。

※追記。『ミステリーボニータ』2011年9月号(8月6日発売)の出版社サイトでの紹介文は「ピンチ!! 時空警察の捜査の手が諸葛亮に迫る…!!」。どうもこの時空警察ってのがあの「曲有誤~」の人って本当かな。
※リンク追記
・「三国志ジョーカー」連載再開にあたってのおわび  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489322
 ※「8月号・9月号に載った2本分は無かったことにしてストーリーが始まっています」とのことで周瑜の時空警察設定もなくなって新しい設定に改変されているらしい。

というわけで、何か情報が入ったり、前巻のようにその単行本を読んだりしてから追記予定。

※リンク追記
・ビッグコミックオリジナル増刊号に「幇間探偵しゃろく」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489268
 ※『ビッグコミックオリジナル』9月増刊号(8月12日発売?)に『三国志ジョーカー』の単行本広告が載っているそうな。交換広告とのこと。

※追記。というわけで雑誌で確認する。藤子不二雄A/著『愛…しりそめし頃に…』が掲載されていたのをすっかり忘れ、野球漫画制作漫画にすっかり気を取られたが、めげずに確認。そうするとP.211の『幇間探偵しゃろく』が始まるページと見開きのP.210にあった。上記ブログ記事で話に出ていた紹介文は「未来から来た諸葛亮が、司馬懿を誘拐して/赤壁の戦い直前の三国志をかきまわす!?/異色の三国志ファンタジー、長坂橋の戦いを描いた第3集!」とのことで。おそらく秋田書店での「もてあそぶ」が小学館の「かきまわす」に対応するのかな。

※リンク追記。
・三国志ジョーカー3  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?cid=57123
※8/28リンク追記。
・『三国志ジョーカー』3巻 ボツネタその1  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489273
・『三国志ジョーカー』3巻 ボツネタその2  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489271
・『三国志ジョーカー』3巻 ボツネタその3  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489272

※追記 曹植系男子 1巻(2011年11月22日)

※リンク追記。
・コミックナタリー - マンガのニュースを毎日発信
http://natalie.mu/comic
・コミックナタリー - チップ求めて秋の書店巡り、5社&10書店の全プレフェア
http://natalie.mu/comic/news/59624
 ※出版社5社と書店10店舗による「傑作発見!秋の数集めフェア」の対象タイトルに『三国志ジョーカー』あり。「同じ数字のチップを2枚集めた人には特製小冊子、同じ数字のチップを3枚集めた人には特製マグカップを全員にプレゼント。」とのことで、後者は副賞として抽選で色紙があたるとのこと。上記ページに特製小冊子のサンプル画像がある。2011年11月15日から12月17日まで。

※リンク追記。
・コミックナタリー 5社&10書店の全プレフェア  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489317
※というわけで、ここにあるように著者ツイッター・アカウントが開設されたようだ。下記リンク先。

※リンク追記。
・青木朋 (@aokitomo_zZ) on Twitter
http://twitter.com/aokitomo_zZ

※リンク追記。
・「三国志ジョーカー」連載再開にあたってのおわび  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489322
・ミステリーボニータ1月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489323
 ※『ミステリーボニータ』2012年1月号(2011年12月6日発売)の付録は『世にも不思議な占術ミステリー』でマンガ4作品のうち一作品が青木朋/著『八卦の空』「劉朱姫」(下記関連記事参照)だという。これは『ふしぎ道士伝 八卦の空』1巻収録で、『ミステリーボニータ』2004年12月号掲載で雑誌掲載時は『八卦の空』ではなく『花咲く変幻記』というタイトル。

※追記 2006年4月14日「ふしぎ道士伝 八卦の空」1巻発売

<追記>
発売日当日に、記事「三国志ジョーカー 第1巻(2010年12月16日)」と同じスターバックスに開店と同時に入り、キャラメルマキアートのホットのヴェンティサイズ、ショット追加、ホイップクリーム追加、ヘーゼルナッツシロップ追加、チョコレートチップ追加でもりもりにしたのを株主優待券1枚と交換し(レシート上、-710円になる)、備え付けのシナモンを振りかけて、フィローネバーベキューポークリブも一緒に注文し、席に持っていった後、同じ建物の書店に行く。どうもそこの書店の配置を変えたようで、マンガ雑誌コーナーを一部取り払って、女性マンガ新刊コーナーが出来ていてそれに気付かずしばし少年・青年マンガの新刊コーナーばかり見ていて売ってないのかと焦った。新刊コーナーで平立てされるのを発見し無事購入。そのままスターバックスで読んでいた。
 まとめた形で書くと時間が掛かるので、以下、ほとんど感想になっていないメモ的なコメントを箇条書きで。ネタバレする気はないが結果的にそうなる可能性大なので、ご注意を。

・今回は帯び付き。この著者の三国志ものでは『ふしぎ道士伝 八卦の空』1巻、『三国志ジョーカー』1巻に続き三回目だね。

※関連記事 三国志ジョーカー 第1巻(2010年12月16日)

・今回は小学館の同作者漫画『幇間探偵しゃろく』第2集2011年8月30日発売とコラボレーションして、「イチ押し! 青木朋フェア!!」(秋田書店×小学館合同企画)と銘打った帯。キャッチフレーズは縦書きで「未来から来た/諸葛亮、/司馬懿/を誘拐して/もてあそぶ!?」とフォント変わって「初心者からマニアまで/ハマれる禁断の/三国志ファンタジー♪」あり、前者と同じキャッチフレーズと同じものがカバーの後側に書いてある。ということで増刷して帯が無くなってもこのキャッチはバッチリ残るし、そもそもすごくインパクトのあるものなので、多くの方の記憶にもバッチリだ(笑) 前述の『ビッグコミックオリジナル』9月増刊号の広告の紹介文と比べると良い。
・表紙は1巻と違い複数の絵が配されたものではなく、矛を構えた鎧姿の趙雲の一枚絵。趙雲の右耳を覆うイヤホンと口元の左側から来るマイク、総じてインカムが異物感があってとても目を引く(商業的にも)良い絵。ただ個人的には右腕の上腕部が「メモ:鎧 and リンク:東アジアにおける武器・武具の比較研究」で言うところの小札を重ねた綴じ方で「上下方向に伸縮性を有する可動綴」ではなく「上下方向の可動性がない固定綴」になっていたのに違和感があった…といっても本編中、少なくとも今回の4話分で趙雲はインカムも上腕部の鎧も着けてないんだけどね。
裏表紙、つまりカバーの右は「衝撃の/出会い!!」と言うフキダシマークと共に「未来から来た諸葛亮、/司馬懿を誘拐してもてあそぶ!?」というキャッチフレーズがあってより小さいフォントで別のキャッチフレーズ、さらにより小さい字で内容紹介文がある。ここらへん前巻の2巻と比較して見ると面白い。左に諸葛亮が弩を構える絵でその右に二行あって、上の行が「曹操軍」、下の行が「劉備軍」。上の行左から司馬懿、曹丕、曹操、曹洪、下の行左から趙雲、劉備、張飛、劉丹丹が描かれている。前巻もそうだったんだが、曹操軍が青を基調とした色彩で、劉備軍が緑を基調とした色彩。これってコーエーカラーってやつだね。
・1巻、2巻に引き続きカバーを外すと表紙におまけマンガ(『GoGo! しばりくん』・笑)がある。1コマ目のタイトル絵で日本の戦国時代の甲冑姿をしたキャラの兜には「愛」ならぬ「縛」の装飾が(笑)。ネタバレ気味になるが、それと連動した絵というか、ともにそれぞれ「3594」と胸に書かれたYシャツを着た曹操と曹丕を居て、よく見たら互いに鎖で「しば」られている。しかし『真・三國無双6』ダウンロードコンテンツの影響で、こういった現代の服を着させる絵面に目が慣れてしまっている(汗)

※関連記事 真・三國無双6(2011年3月10日)

・今回も2巻同様、4,5ページの見開き2ページでかなり詳しい「これまでのストーリー」が書かれている。2巻と同じく厳密には作中の時系列ではなく、作中で断片的に語られていた過去を時系列順に並べ替えた「ストーリー」とその後の2巻の「ストーリー」が順に説明されている。というより1巻収録の4話の劉備が諸葛亮に馬乗り(マウントポジション)をとっているコマに黒地に白で「三顧の礼&/天下三分の計」という説明書きがあるけど、言われてみればそれに該当するシーンだ。
・6ページに目次あり。今回は第9話から第12話まで収録。順に『ミステリーボニータ』2011年4月号(2011年3月5日発売)から2011年7月号(2011年6月6日発売)までが初出。そのため順調にいけば、4巻は12月15日発売かな。

・ミステリーボニータ4月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489218
・曹操のヨメと子どもたち  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489227
・ミステリーボニータ5月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489230
・ミステリーボニータ6月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489245
・ミステリーボニータ7月号に「三国志ジョーカー」  (※著者サイトブログ記事)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1489253

・第9話。曹操側中心。曹操軍の将士がメガネやタバコを愛用しているのは文化汚染と捉えて良いのかな(笑) この話は曹操軍中心。
・学生や生徒には非常に有名な曹沖字倉舒。ポニーテール…と読み返すと以前も出てきてたね。何話以来だ? 第2話以来か。今回は曹丕との兄弟シーンあり。

※参照記事 三国志学会 第四回大会ノート1

・初登場は単なる嫌なやつと思ったが、曹洪が良い味(渋み?)だしている。ストーリー上、引っ張るだけ引っ張って曹操と共に天灯上げているところなんて素晴らしいしその二人との共同作業には笑った。
・やっぱり南征といえば『レッドクリフ』よろしく投壺なんだね。
・曹沖も見せ場があるんで、老若男男祭りだな
・曹丕が曹操にタバコ勧める二人のシーンの大コマの使いようったら(笑) とこれって、1巻第2話の司馬懿からタバコを奪う曹丕と繋がるシーンだね。タバコという作中の物がバトンのようになっている。
・油(あるいはガソリン)を巻いてタバコで火を着けるって使い古されたベタなシーンだけど、それが戎服の曹丕がやるとセンス・オブ・ワンダー。
・無血開城は、荊州牧の印(正確には「章」だろうけど)を渡しているのだろうか。
・第10話の前半は回想シーン。帯やカバーの煽り文句にもなった司馬懿を誘拐する諸葛亮。3話の冒頭等(下着とかも)と繋がる、というか伏線消化シーン。いやむしろネタ宝庫回だね。
・よくよく考えたら両膝をくっつけるぐらい足を揃えて下着を履くのは変だよね。動きの雰囲気は出ているが。
・そして噂の司馬懿女装シーン。笑わして貰いました。作中の諸葛亮同様「だめだ/ニヤニヤが/止まらない」。でも冷静に考えると話的にはヤバすぎるんだよね(笑)
・司馬懿の立体映像と話す諸葛亮のミステリーが解けるのが楽しみ。
・後半は曹操軍から逃げる劉備軍。
・諸葛亮のモノローグで「戦争と/いうのは/今も昔も/かわらないん/ですね」とあることから、テレビか何かを通じてでも少なくとも諸葛亮は戦争がある時代からやってきていることがわかる。
・第11話。前回の劉備側の続き。明確な続きとは珍しい。長坂の戦い。
・劉備に助けられる諸葛亮のシーンあり。あと馬上で劉備の背に「ぎゅ」とする諸葛亮の1コマとか。
・長阪の橋を壊す張飛のシーンあり。つまりは下記の史書の箇所に該当するシーン。

・『三国志』巻三十六蜀書張飛伝
先主聞曹公卒至、棄妻子走、使(張)飛將二十騎拒後。飛據水斷橋、瞋目橫矛曰:「身是張益德也、可來共決死!」敵皆無敢近者、故遂得免。

・長阪の戦いで、趙雲が活躍するシーンあり。つまりは下記の二つの史書の箇所に該当するシーン。難を逃れた後の劉備と趙雲との再会シーンは著者によるもの。

・『三国志』巻三十六蜀書趙雲伝
及先主為曹公所追於當陽長阪、棄妻子南走、(趙)雲身抱弱子、即後主也、保護甘夫人、即後主母也、皆得免難。

・『三国志』巻三十六蜀書趙雲伝注所引『趙雲別伝』
初、先主之敗、有人言雲已北去者、先主以手戟擿之曰:「子龍不棄我走也。」頃之、雲至。

・江陵へ行き捉えられた劉丹丹を救出、と見せかけて司馬懿をさらうつもりの女装諸葛亮。江陵の場面自体、この作品オリジナルの展開が始まりワクワクするね。つか、諸葛亮が劉備の女(むすめ)と間違われ、それが『三国志』巻九魏書曹純伝の「獲其二女輜重、收其散卒。」に繋がるわけだね!
・第12話。江陵での捕らえられた劉丹丹と女装諸葛亮シーン。やはり明確な続き。江陵に曹操軍が駐屯しているため、司馬懿の居る曹操軍側の描写もあり。
・張仲景を暗殺しようとする諸葛亮を睨みで止め、さらには捕虜を解放する張仲景の侍者って重要キャラクターかと思ったらそうでもないんだね。
・妙に察しが良いのでこの作品の張仲景は、案外『八卦の空』の管ちゃんポジションかも。
・結果的に趙雲が諸葛亮だけを救出することになったシーン。
・その流れで諸葛亮の研究室(ホバークラフト内)に入ったことのある人の三人目は、司馬懿、劉備に続いて趙雲となった。
・ジャージを着る趙雲はやはり『真・三國無双6』ダウンロードコンテンツを連想する。
・今回の巻末エッセイマンガ(勝手に命名)は『2010年10月5日 張仲景の「傷寒論」を読んでみましたの巻』。タイトルの日付が前巻の「2010年10月12日」より遡っている。
・ちなみに手元の電子文献で検索をかけると、下記のような歴史書にその名が見える。

・『晋書』巻五十一皇甫謐伝所載皇甫謐『釈勤』
若黃帝創制於九經、岐伯剖腹以蠲腸、扁鵲造虢而尸起、文摯徇命於齊王、醫和顯術於秦晉、倉公發祕於漢皇、華佗存精於獨識、仲景垂妙於定方。

・『隋書』巻三十四経籍志三
張仲景方十五卷  仲景、後漢人。梁有黄素藥方二十五卷、亡。

※追記 第3回三国志感謝祭(2012年6月2日土曜日)

※追記 メモ:コミックマーケット82 3日目(2012年8月12日)

※追記 三国志ジョーカー 単行本未収録分(2011年7月6日-11月5日)

※追記 メモ:三国志フェス2011 昼まで(2011年9月10日)

※新規関連記事 日本マンガにおける秦始皇帝兵馬俑鎧甲デザインの伝播(京都2018年6月23日)

※新規関連記事 中国伝統医学 名医・名著小百科(2022月12月9日)

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