少し前に手元のアクセスログで「三国志 京都国立博物館」という検索語句を見かけると思い、どうせ下記関連記事にあるように平常展示のことだろうな、と思っていたらそうではなかった。
※関連記事
平常展示(京都国立博物館)
・三国志:最古級の写本、2巻同時に 1月から展示--京都国立博物館 /京都 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20101013ddlk26040570000c.html
・毎日jp - 毎日新聞のニュース・情報サイト
http://mainichi.jp/
※余談だけど、毎日新聞は記事のページにリンクを張ることを下記のように明言していて良い感じ。
・Q.毎日jpのトップページや記事にリンクをはりたい
http://mainichi.jp/info/etc/arukikata.html#Q9
上記、毎日新聞の京都地方版記事(2010年10月13日付)によると、京都国立博物館にて2011年1月8日土曜日から2月20日日曜日まで特別展覧会「筆墨精神―中国書画の世界―」が開催され、そこで「中国で5世紀に書かれ、日本に伝わった「三国志」の最古級の写本「三国志呉志巻第十二」(残巻)で分離した2巻」(前述の新聞記事より)が展示されるという。『三国志』呉書の巻十二と言えば、現行では、虞陸張駱陸吾朱伝だね。ちなみにこの展覧会で前述の関連記事で触れた唐代の『世説新書』も公開されるそうな。
・京都国立博物館 | Kyoto National Museum
http://www.kyohaku.go.jp/
前述の新聞記事によると5世紀に「トルファンで出土」したってことだから、下記関連記事にある2005年8月13日から2005年10月10日まで兵庫県立美術館にて開催された「新シルクロード」展の「臧洪伝断簡」と同種なんだろうね。
※関連記事
トゥルファンの臧洪伝断簡(新シルクロード展)
今回の「分離した2巻」とは、前述の新聞記事によると、台東区立書道博物館所蔵の約10行分と上野理一氏が収集したものの80行分のことで互いに接続するもので、同時に展示されるのは初という。
・台東区立書道博物館
http://www.taitocity.net/taito/shodou/
今、上記サイトの台東区立書道博物館のサイトを見に行くと、その博物館にて2010年10月9日から12日23日まで全3期、「不折コレクション、ベストセレクション。」の展示が開催されている。「熹平石経残石」、三国時代に漢訳された『老女人経』、蘇軾の詩「後赤壁賦」の書など、結構、三国ネタがある。
※参照記事
有鄰館(京都)
※追記
岩﨑彌之助のまなざし(2012年9月22日-11月25日)
※新規関連記事
あの人、こんな字!―歴史上の人物たち― 【中国編】(台東区立書道博物館2017年6月27日-12月17日)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。