みんなの呉(2010年10月7日-)

※関連記事 ブレイド三国志外伝(2010年2月11日)

上記関連記事にあるように「ガンガンONLINE -SQUARE ENIX-」の「漫画」/「スペシャルゲスト作品」で連載している『プレイド三国志 魏・外伝』が更新されていないかチェックすると、別の三国マンガが連載していることに気付く。

・ガンガンONLINE -SQUARE ENIX-
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/

上記サイトによると、宮条カルナ/著『みんなの呉』が2010年10月7日、14日、21日と連週で配信されるという。すでに第一話が公開されており(※後日、この記事の日付が変更されるが実際は12日作成)、その3ページ目に下記へ引用するようなお知らせが書かれている。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆みんなにお知らせ☆

10月7日更新の第一話は
「ガンガン戦-IXA- 二〇〇九冬の陣」の再録になります。

10月14日更新の第二話は
「ガンガン戦-IXA- 二〇一〇夏の陣」の再録になります。

10月21日更新の第三話は完全新作になります。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

つまり、第一話、第二話はそれぞれ2009年11月27日発売の創刊号の『ガンガン戦 -IXA-』二〇〇九冬の陣、2010年6月18日発売の『ガンガン戦 -IXA-』二〇一〇夏の陣にすでに掲載された分が配信され、2010年10月21日配信の第三話より完全新作になるという。『ガンガン戦 -IXA-』については下記関連記事参照。

※関連記事
 みんなの呉(2009年11月27日)
 ガンガン戦-IXA- 二〇一〇夏の陣(2010年6月18日)

※追記 曹植系男子(2011年3月10日)

もう一方の三国マンガが掲載されているオンラインマガジンである『コミックヒストリア』では2010年8月5日の『STOP! 劉備くん!』配信を最後に三国マンガが配信されていないため、三国マンガに限定すれば『ガンガンONLINE』の方が更新頻度が高いと言えるだろう。

※参照記事 コミックヒストリア(2009年11月26日)

・配信リスト(※ガンガンONLINEでの更新に気付き次第、追記)
【第一話】孫権と呉のみんな
【第二話】孫権と仇討ち 10月14日(木)~11月10日(水)
【第三話】孫権と阿蒙 10月21日(木)~次回更新日まで
 ※次回は11月とのこと。
【第四話】孫権と魯粛11月18日(木)~次回更新日まで
 ※次回は12月とのこと。
※追記。「ガンガンONLINE」によると「2010年12月22日(水)『みんなの呉』 ガンガン-IXA-二〇一一 冬の陣にセンターカラーで登場!!」とのこと。
【第五話】孫権と周瑜12月30日(木)~次回更新日まで
 ※次回は2011年1月とのこと。
【番外編】/ 【iPhone/iPad版】 1月27日(木)~次回更新日まで
 ※次回は2011年2月とのこと。
【番外編】張昭と呉のみんな/ 【iPhone/iPad版】 2月24日(木)~次回更新日まで
 ※次回は2011年3月とのこと。
【第六話】孫権と孫韶/ 【iPhone/iPad版】 3月31日(木)~次回更新日まで
 ※「次回更新日:4月予定」。また「ガンガンOnline」の該当ページによると、「2011年5月21日(土)『みんなの呉』 壱巻発売決定!!」とのこと。
【第七話】孫権と諸葛瑾/ 【iPhone/iPad版】 5月26日(木)~次回更新日まで
【第八話】孫権と周泰と…/ 【iPhone/iPad版】 7月7日(木)~次回更新日まで
「戦-IXA-ONLINE」其の二十三の第二回「突撃!となりのいくさわん!!」で『みんなの呉』の宮条カルナ先生のインタビューあり 。それにしても作中のセリフ中で「孫権様」とか「周瑜様」とか現代日本的に「様」を付けときながら名を口にする慇懃無礼さには個人的に未だに慣れない。

※追記 みんなの呉 壱巻(2011年5月21日)

※追記。2011年5月18日に「ガンガンONLINE」にて宮条カルナ/作「アホリズム&みんなの呉」(イラスト) が公開された。

【第九話】賀斉と呂範/ 【iPhone/iPad版】 9月1日(木)~次回更新日まで

2013年3月28日(木)「番外編」公開!掲載期間:3月28日(木)~次回更新日まで

※追記 みんなの呉 番外編(2013年3月28日)


以下、『みんなの呉』に対する、ごく個人的な感想。一般的にこういった作品には、メディアの制約もあるだろうが、ある程度のリアリティが要求されると思う。なぜならば読者を違和感少なく作品世界へ導く必要があるからだ。別の言い方をすると、リアリティが無ければ読者がいわゆる「興醒め」状態になり作品に没入できないからだ。前提条件として没入できなければ、その作品が描こうとするストーリー、世界観やテーマ等の本質まで到達できないため、そう考えるとリアリティに重要性が出てくる。それはある程度、読者の感覚に依存するだろうが、気を回すのに越したことはない部分だ。今回、この作品を初めて目にしたんだけど、姓名に「様」を付ける慇懃無礼さ、誰もろくに冠を戴かない無礼さ、『禮記』等に記される喪服とは程遠い描像、男の拝礼なのに左手を上にしない礼儀知らず、祭祀でもないのに冕冠を付ける孫権(『続漢書』志三十輿服下「郊天地、宗祀、明堂、則冠之。」)等で、私にとって作品に入り込む前に興醒めするのに充分な内容だった。まぁ、一般的な読者は気にならないかと思うけど。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/1818