三国志第五巻第六巻(2010年10月8日)

※関連記事
 宮城谷昌光/著『三国志』第八巻(2009年9月16日)
 三国志第三巻第四巻(2009年10月9日)

上記の記事にあるように昨年の9月に宮城谷昌光/著『三国志』(小説)第八巻が発売し、続けて次の月の10月に文春文庫で同著『三国志』(小説)第三巻第四巻の発売したという流れがあって、下記関連記事にあるように2010年9月に単行本の九巻が発売したものだから、もしや今年も10月に文庫が発売するとおもったらやはりそうだった。

※関連記事 宮城谷昌光/著『三国志』第九巻(2010年9月15日)

※次巻 宮城谷昌光/著『三国志』文庫第七巻(2011年10月7日)

・文藝春秋
http://www.bunshun.co.jp/

何かというと、上記の出版社のサイトによると、宮城谷昌光/著『三国志』(小説)の文集文庫第五巻(ISBN9784167259259)第六巻(ISBN9784167259266)が2009年10月8日に発売するという。各630円。


一応、初心者向けに解説を入れると、紀元280年から数年で編纂された陳寿/撰『三国志』という歴史書があって、それに対し、この21世紀(2001年4月10日連載開始)に書かれた宮城谷昌光/著『三国志』はその歴史書を題材とした小説となっている。つまり先発の歴史書と後発の小説の題名がまったく同じになっていることに注意が必要。余談ながら、先発の陳寿/撰『三国志』の訳本の文庫のタイトルは『正史 三国志』となっており、後発の宮城谷昌光/著『三国志』(小説)の文庫と並べるとまさに「本末転倒」の構図となっている。

上記の出版社サイトの該当ページから下記へその内容紹介を引用する。

●五巻
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内容紹介
曹操はついに立った。天子を奉じることを決断、7年前に脱出した洛陽へと向かう。時代は、攅峰(さんぽう)を均(なら)すという作業をはじめた。ひときわ高い山だけが残る。たれに帰服すればよいか――志のあるものは、高山の麓に集まりつつある。呂布、公孫サン、袁術らが舞台から姿を消し、いよいよ曹操と袁紹は天下分け目の「官渡の戦い」へ。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●六巻
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内容紹介

袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその霸道を阻む。曹操、孫権、劉備。三者が天下に並び立つ完成図を胸に献策を続ける諸葛亮。次第に力をつけた孫権は劉備とともに曹操を攻める――「赤壁の戦い」である。曹操軍は水上戦で得意の鶴翼の陣を展開し勝利を手にするはずが、疫病と風に足元を掬われ、窮地に陥る。
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http://cte.main.jp/newsch/article.php/1807