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第23回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会)


  • 2010年8月12日(木) 23:56 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,545
場所 ※関連記事 「三国志 読書感想文」or「三国志を読んで」

 学生、生徒、児童の夏休みの時期というと、昨年、上記関連記事で書いたように「読書感想文 三国志 パクリ 高校生」(中学生、小学生)とかいう検索語句が手元のアクセスログに大量に見える時期だ。その検索語句からはその人自身に出された課題をその人自身で解くという意志は感じられず、本質的にはその人自身の勝手だが、これだけアクセス数が揃うと、その何割かは確実に、怠惰で狡賢い学生、生徒、児童が日本にこれ程の数居るのかと思い、勝手に、人知れずげんなりした気分になっていた。
 もう一つ勝手にげんなりした気分になるのは、未だ『三国志』を読書感想文の対象になりうるとされているところだ。原理的には可能であろうが、陳寿『三国志』は人物ごとに書かれている歴史書であるため、読書感想文のテーマを一つに絞りきれないだろうから困難さが伴う。
 それらの検索語句には時折、歴史書である『三国志』には本来存在しないはずの「あらすじ」(粗筋)等が混じるわけだから、『三国志』が羅貫中『三国演義』や三国要素の含む小説(※前述の歴史書と同名にする悪しき習慣がある)と混同されているのだろう。そういう根強い混同の素地があるため、依然、『三国志』を読書感想文の対象にされているのだろう。その混同の原因は何も自らの創作物を『三国志』と同名にする送り手だけにあるわけでなく、このネット社会においてはむしろ受け手に大きな割合があるように思える。 というのも、「三国志には正史と演義の二種類がある」と言った誤った情報がネット上には散見され、あたかも常識のように『三国志』を「正史」呼ばわり『三国演義』を「演義」呼ばわりすることで、結果的に、陳寿からその著作名の『三国志』を奪い、羅貫中からその著作名の『三国演義』を奪っている。別にその人だけのルールであれば問題ないと思うが、ネットで見られる以上、衆目に触れられているわけだから、その誤った認識が『三国志』をあまり知らない初心者を始め多くの人に浸透しているようだ。
 ここらへんの「正史」呼称の習慣は下記関連記事に書いたように以前から興味があるところで、私の精神衛生や生産性を鑑みると、そこらへんの日本における「正史」誤認史みたいなのをいつか研究テーマにしたいところ、いつか書きたい『三国志』「正史」誤認史だ(こういった話を三国志ニュースの記事にしようとしたら、冒頭の話の流れに引っ張られ今回のように少し漏れる形になってしまった)

※関連記事 歴史と小説

※追記 私的メモ3:三国志関連初心者向け

※追記 三国志の虚実(2010年6月30日)

※追記 時代劇特選「三国志」(1995年4月-)

※追記 とことんSDガンダム!! in ロフトプラスワン(2011年5月8日)

※追記 まんがで読破 三国志(2011年5月2日)

※追記 故事成語・ことわざで読む中国史(2012年1月13日-3月9日)

※追記 中国三大奇書の成立と受容(2006年10月2日-27日)

※追記 メモ:日中における『三国志』の受容と再創造の概況

※追記 横山光輝三国志おもしろゼミナール(1984年7月)

 それで話を本題に戻し、そういった読書感想文の需要のある季節なんだけど、合わせた訳ではないと思うが、そういう時期に京都で開催されるのが、この記事のタイトルにもある京都古書研究会主催の「下鴨納涼古本まつり」だ。神社の境内の中、青空の下での古本市。今年で第23回を迎える。

・京都古書研究会
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/

※関連記事 第22回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会)

 上記関連記事にあるように、会場は下鴨神社の「糺の森」になり、2010年8月11日から16日の間に開催されている。
 日が経つに連れて欲しい本がどんどん売れていく懸念と、台風が来て天候不順になる懸念があったため、都合が着き初日の開始時間10時に行くこととなる。

 今回、私が目標にしたのが下記の三つ。

・お金をなるべく使わない(一見矛盾しているようだけど、要は「賢い消費をする」意)。
・安ければ『礼記』訳注本を買う
・『東洋史研究』等、興味のある論文が収録された学術誌を見つける。

 二番目は私自身、明治書院の新釈漢文大系シリーズの『礼記』訳注本下巻を持っており、その上巻中巻を手頃な価格で手に入れたかったというのがある。三番目は下記関連記事にあるように、『東洋史研究』を大量購入して味をしめたから。持っている分を自分向けに書くと「Vol.34, No.1、Vol.41, No.3、Vol.48, No.4、Vol.50, No.1、Vol.51, No.1,3、Vol.52, No.1,4、Vol.53, No.2、Vol.54, No.1,4、Vol.55, No.1、Vol.56, No.2,3,4、Vol.58, No.4、Vol.59, No.4、Vol.60, No.2,4、Vol.61, No.2、Vol.62, No.1,4、Vol.63, No.1,2、Vol.64, No.2」となる。結局、見つけられなかったけど。

※関連記事 第33回 秋の古本まつり(京都古書研究会)

 それで会場へ到着するとまだ十時前のようで、各店舗ではブルーシートを取っている状況だけど、もう何十人も客がいろんな店舗で物色されていた。台風が来ているとあってそれほど暑くない会場で、まずは南の出入り口から北の端まで歩き、そこから適当に各店舗を回っていくことに。
 途中新書コーナーで見かけたのが、大沢良貴『真実の『三国志』―活劇!三国志正史』(宝島社新書)、山口久和『「三国志」の迷宮―儒教への反抗有徳の仮面』(文春新書)を見かけた。

 また吉川忠夫『魏晋清談集』(中国の古典、講談社)を見かけ中を見てみると、『世説新語』の訳メインのようで、当然、曹操の話やら三国関連もあった。専門書であれば、川勝義雄『六朝貴族制社会の研究』(岩波書店)、狩野直禎『後漢政治史の研究』(東洋史研究叢刊、同朋舎出版)を見かけた。

 それでようやく明治書院の新釈漢文大系シリーズの『礼記』訳注本を見かけたが下巻のみ。別の書店では三巻セットを見かけ、値段が書かれていなかったので、聞いてみると、目録にあるやつとかで、30000円だとのこと。下記関連記事にあるように以前、「第32回 秋の古本まつり」の紫陽書院で三巻セットを見かけたときは6000円だったことを考えると、それは破格の値段だったんだね。被りを恐れず買っときゃ良かった。

※関連記事 第32回 秋の古本まつり(京都古書研究会)



 と言うわけで一時間弱で一通り回る。

※追記 第34回 秋の古本まつり(京都古書研究会)

※追記 第29回 春の古書大即売会(京都古書研究会2011年5月1日-5日)

※追記 第24回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2011年8月11日-16日)

※新規関連記事 リトルトーキョーライフ(テレビ東京2018年1月(10日深夜)11日)

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