今日は2009年度の最後の日ということで、年度内でやり残したことをまとめて記事にする。
・大学入試速報2010 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://nyushi.yomiuri.co.jp/
今まで、上記サイトを通じて、大学入試で目立った三国志関連の問題が出てくれば、下記関連記事を初め、記事にしてきた。
※関連記事
大阪大学入試で劉表
実は小さいものであれば、まだ三国志関連の記事があるため、この機に一度に紹介していく。
まず2010年 関西学院大学のF方式(神学部・社会学部・経済学部・国際学部・教育学部・総合政策学部)(2月2日実施)の日本史。〔I〕のA.の2.に邪馬台国と卑弥呼に関する文が出てくる。
次に2010年 関西大学の法学部・商学部・外国語学部・総合情報学部・社会安全学部(2月4日実施)の世界史。〔III〕の穴埋め問題の文に、世界史には珍しく「邪馬台国の女王卑弥呼」の文字が見える。さらにそこと関連し語群に「呉」「魏」があり、別のところと関連し「西晋」の文字も見える。
※追記
関西学院大学の入試で『三国志』巻三十魏書東夷伝
次に2010年 関西大学の文学部・商学部・社会学部・政策創造学部・社会安全学部(2月6日実施)の日本史。〔III〕の(B)の文章が『三國志』卷三十魏書第三十烏丸鮮卑東夷傳の下記の二カ所の文を書き下したものとなっている。
景初二年六月、倭女王遣大夫難升米等詣郡、求詣天子朝獻、太守劉夏遣吏將送詣京都。
卑彌呼以死、大作冢、徑百餘歩、[犭旬]葬者奴婢百餘人。更立男王、國中不服、更相誅殺、當時殺千餘人。
それについて問3、問4があり、前者は文中の「京都」がどこを指すか三択(洛陽、丸都、長安)で問うており、後者が最近の纒向(まきむく)遺跡のトピックと絡め、そこにある前方後円墳の名前を三択(黒塚古墳、箸墓古墳、造山古墳)で問うている。
※関連記事
リンク:卑弥呼の墓
※追記
関西大学の入試で『三国志』
※追記
関西大学の入試で三国志関連2012
次に2010年 慶應義塾大学 文学部(2月15日実施)の日本史と世界史の二つ。まず日本史は、Iの(イ)の穴埋め問題に「『魏志』倭人伝」についての文章がある。次に世界史のIの(ハ)の文章で、「王昭君」の枕詞に中国四大美女として「西施・貂蝉・楊貴妃」が出てくる。無論、貂蝉は『三国志平話』や『三国演義』などの『三国志』に取材した小説で出てくる架空の人物。
※追記
同志社大学と慶應義塾大学の入試で『三国志』
次に2010年 新潟大学 前期の日本史。そのIの記述方式の問題は「紀元前1世紀から紀元後3世紀の日本列島の社会状況について,東アジア地域との関係にもふれながら,下記の語句をすべて用いて400字以内で述べよ」という問いで、その語句には当然、「卑弥呼」、「倭国の争乱」や「『魏志』倭人伝」の文字が見える。
最後に2010年 九州大学 前期の国語。その四の問9の「漢魏六朝時代に活躍した人物と、漢魏六朝時代に成立した書名を」全て選ぶ問題の選択肢に「曹操」「世説新語」「三国志演義」などが出てくる。
※追記
九州大学の入試で後漢関連2012
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