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第33回 秋の古本まつり(京都古書研究会)
上記関連記事にあるように「第33回 秋の古本まつり」に行っていて、仏教関連に力を入れている古書店が結構、あった。そこで何となく下記の関連記事で触れた『高僧伝』があったら良いな、とぼんやり思いつつ本棚を眺めていた。
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高僧伝(一)(2009年8月18日)
三密堂書店のところで鎌田茂雄/著『中国仏教史』 (岩波全書 310)が2000円で売られていて、中身をちょっと読んだけど、『後漢書』やら『三国志』やら史書の記述に基づいている感じだったから(当たり前だけど世の中にはこれができてないのもあるので)、買おうか迷っていた。
よくよく考えてみると、例え『高僧伝』があっても、三国時代前後の記述ぐらいしか読まないだろうから、猫に小判だろうし、何か買うのを思いとどまる。
と言うのも、あるアイディアを思い付いており、ノートPCを起動し、ローカルに保存した『太平御覧』で「高僧傳」と検索し、そこに出てくる文を検索語句にして、ネットで検索する。それは下記の関連記事にある方法の応用だ。
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リンク:中国盲人数字図書館 電子図書
そうすると、下記のように、サイト「国学導航」が出てくる。
・国学导航-中国国学经典在线阅读-免费的手机国学网
http://www.guoxue123.com/
とりあえず[梁]慧皎撰『高僧伝』巻一をざっと読むと、康僧會のところで孫権が出てきてたり関連性がありそうだ。
『高僧伝』は「四部索引」のところの子部だけを見ても、有用なものが多い。前述の電子図書より多いかな。お馴染みの『初學記』『北堂書鈔』『藝文類聚』『太平御覽』『冊府元龜』『白虎通義』『山海經校註』『太平廣記』『博物志』などが見える。
あと変わり種として[梁]陶宏景撰『古今刀劍録』。曹操、劉備、孫権の剣とその銘があったり、例えば「周瑜、作南郡太守、造一刀、背上有“蕩寇將軍”字、八分書。」と周瑜の刀と銘があったりする。
※参照リンク
・三国志博物館集解
http://blog.livedoor.jp/amakusa3594/
・桃園三兄弟の武器 (※上記ブログ記事)
http://blog.livedoor.jp/amakusa3594/archives/50078426.html
※追記
正史三国志 英雄奇談(2009年11月10日)
他は[晋]崔豹撰『古今注』。巻上に「呉大皇帝有寶刀三、寶劍六:一曰白虹、二曰紫電、三曰辟邪、四曰流星、五曰青冥、六曰百里。刀一曰百鏈、二曰青犢、三曰漏景。孫文臺獲青玉馬鞍、其光照衢」なんてのもある。
史部では正史類の他は『資治通鑑』『水經注疏』『呉地記』『通典』『漢官六種』『三国雜事』が目に付くかな。
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