※関連記事
第22回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会)
第32回 秋の古本まつり(京都古書研究会)
上記関連記事にあるように京都古書研究会主催の「第22回下鴨納涼古本まつり」に引き続き、また昨年の「第32回 秋の古本まつり」に引き続き、「第33回 秋の古本まつり」に行ってくる。2009年10月30日金曜日から11月3日火曜祝日まで。知恩寺境内(京都大学吉田キャンパスの北部構内と本部構内の間辺り)で開催されている。
・京都古書研究会
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/
早い目に行かないと昨年みたく、始まって一時間ぐらいで欲しいのが売り切れそうだと思ったので、初日の10時過ぎ会場へ到着。私にとっては下記リンク先にあるように毎月15日にある「手づくり市」でお馴染みの会場。
・デザート三連発 (※個人の日記)
http://cte.main.jp/sunshi/2008/1110.html#15
知恩寺境内の入口は南にある門で、そこでチラシ(会場案内図 兼 集印帖)が置いてある。それを一枚取って、門内に入る。
大体は、古本供養会場となる大殿と門とを結ぶ通りの両側に店が並ぶ。それ以外は西にあるチャリティーオークション会場となる鐘楼の南東に、北から石川古本店、井上書店があり、その南側に阿弥陀堂があって、そこが特選オークション会場となり、その外周が全集コーナーとなる。前述の通りの西側の北から順に、シルヴァン書房、福田屋書店、ふみ書房、萩書房、紫陽書院、ヨドニカ文庫、三密堂書店と並び、東側の北から順に欧文堂、キクオ書店、竹岡書店、赤尾照文堂、津田書店、其中堂、谷書店と並ぶ。南東には児童書コーナーがある。チラシの会場案内図のそれぞれの店やコーナーに判子を押すスペースがあって、それを見るとコーナーを除けば、16店舗参加していることがわかる。
まずは例によって紫陽書院に行く(場所は大殿と門とを結ぶ通りの西側。前回と同じかな?)
そうすると本棚の裏から『完訳 十八史略』が見え、表に回ると、『太平御覧』、『通典』、『文選』、『史記索引』、『後漢書索引』、『三國志索引』が並んでいた。やっぱり『月刊しにか』が並んでいて、それから通り近くの本棚の一角には宮川尚志/著『諸葛孔明―「三国志」とその時代』、加地伸行/著『諸葛孔明の世界』、林田慎之助/著『諸葛孔明―鳴いて馬謖を斬る』などが並んでいて、帰りしなチラリと目をやると、案の定、この一角に捕まっていた女性が居た。
※追記
諸葛孔明――「三国志」とその時代(講談社学術文庫2011年10月12日)
その面の本棚で清岡が気になったのは許慎『説文解字』。三冊ぐらい同じのがあって4000円台。欲しいな、合ったら何かと便利だろうな、と読んでいたら、急に我に返って、時間がもったいないとばかりに散策に戻る。
その本棚の対面には例の『漢蔡中郎集』がある漢籍の棚があって、そこに『資治通鑑』やらあって、印象に残ったのは『三國志集解』36800円かな。通行している縮小コピーのやつじゃなくて何冊にもわたっている本。さすがに高いね。
あと、その本棚の一角に石井仁/著『曹操―魏の武帝』(1100円)、中村愿/著『三国志 曹操伝』が並んでいて、先の諸葛亮関連書籍の一角と対面しているようで面白かった。
※追記
魏の武帝 曹操(2010年8月6日)
※追記
三國志逍遙(2010年3月26日)
それから北上し、通りの東側にあるキクオ書店に行くと、一冊200円、三冊500円のコーナーに古い『東洋史研究』がたくさんあった。昨年11月の「東洋史研究会大会」にて『東洋史研究』のバックナンバーが100円で売られていて(下記関連記事参照)、今年の11月3日にある大会でもどうせ100円で売られるんだろうなと思いつつも、気になって物色していた。後で買うかどうか迷おうと思い、とりあえず個人的に興味のある漢代の簡牘関連の論文が収録されている巻号は右端(南側)に固めておいた。
※関連記事
メモ:「秦漢時代の爵と刑罰」
※追記
メモ:「東洋史研究会大会」出店状況
※追記
メモ:『西晉の武帝 司馬炎』
※追記
メモ:「黄巾の亂と傳統の問題」
・東洋史研究会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/toyoshi/
その南にある竹岡書店に行くと、三冊500円のコーナー(一冊売りはないとのこと)に古い『史學雜誌』がたくさんあった。先の『東洋史研究』を発行している東洋史研究会は京都大学内にあり、『史學雜誌』を発行している史学会は東京大学内にあるため、まるで京大、東大で対面しているようで面白かった。あと『歴史学研究』も置いてあった。
・財団法人史学会のホームページへようこそ
http://wwwsoc.nii.ac.jp/hsj/
そこから二つ南にある津田書店には『漢魏私印撰』なんてのがあった。残念ながら中身は見れないようになっていたので、どんな本かわからないけど。
そのさらに二つ南にある谷書店の100円200円コーナーに哲学書の横に『真・三國無双2 コンプリートガイド』上巻があったのが印象に残った。
一通り回った後にやっぱり『東洋史研究』が気になって、竹岡書店に戻ってみると、本が並んでいる、左(北)から順に物色している男性がおられ、すでに手元に二十冊ぐらい積まれキープされてあった。内心、油断したと焦っていて、さっき固めておいたのを見るとまだ取られていなかった。それをキープしつつ再度、物色すると、どうやらその人と好みが違ったようで、興味がある論文がまだ残っていた。結局、その人は二十冊ぐらいお買いあげになっていた。「東洋史研究会大会」には行かれるのだろうか?
そのまま買うか買うまいか迷っていたんだけど、結局、買ってしまった。7冊1200円なり。まぁ、暇なときに読んでいこう。
買うときに気付いたんだけど、今回、「スタンプラリー」という企画があって、会場内の各店で1000円以上買うと、チラシへのスタンプが貰え、5個で400円、10個で1000円、18個で2000円の金券と交換してくれるそうな。面白い企画だと思うけど、期間中に集まりそうにないな(汗)
※追記
リンク:国学導航 四部索引
※追記
第23回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会)
※追記
第34回 秋の古本まつり(京都古書研究会)
※追記
第25回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2012年8月11日-16日)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。