歴史教科書、ベストセラーの勢い 京の書店 「歴女」追い風に(京都新聞)

タレコミ情報が来たので、以下、中継する。一応、新聞記事中に「三国志」という語句があったので。

『京都新聞』2009年10月13日に「歴史教科書、ベストセラーの勢い 京の書店 「歴女」追い風に」という記事があったとのこと。それは下記、京都新聞のサイトで読むことができる。

・京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/

読んだところ、結論から先に書くと、「タイトルに偽りあり」。
「歴女」と、歴史教科書が売れている事実との因果関係が少しも示されていない。
書店の店員から「女性が買っていく割合が多い」というような言説がとれていればまだしも、「20~50代を中心に」とまったく絞れていない。


以下、この例だけでなく、一般的な話。

このまま何年も何十年も経つと、何の疑いなく2009年の日本に「歴女」(レキジョ)というのが存在したかのようにされてしまう。

個人的にはその存在にはさっぱり実感がなく、数年前と何が違うんだと思うわけで、マスコミが便利な消費促進ツール(報道の消費も含む)として「歴女」というエセ共通認識をでっち上げているのではないかと疑ってしまう。こうしている間にも、テレビでは「仏女」とか「カメラ女子」とかいう用語が発信されている。

どうせ後世、マスコミによる記録だけ残るので、無駄と知りつつも、目に余るところが多いため、こうやって違和感の表明を残したくなってしまう。

※参照記事
 はじめて三国志王子(2009年6月8日配信開始)
 歴ドル小日向えりの恋する三国志(2009年3月10日)

※追記 新語・流行語“歴女”の杏「有り難き幸せ!」(SANSPO.COM)

※追記 サイト「同人用語の基礎知識」で三国志関連

※追記 三国志女子会in大阪(2012年8月25日)

※新規関連記事 メモ:曹操と呂布の外見について(火輪 第33号 2013年3月)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/1443