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後漢における「儒教國家」の成立(汲古書院)


  • 2009年4月11日(土) 11:58 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,021
研究 ※関連記事 株式会社汲古書院のサイトオープン(2009年1月30日)

 上記の記事の時と同様、昨日、汲古書院からチラシが届いて知る。

・株式会社汲古書院
http://www.kyuko.asia/
※関係ないが「学会・研究会出店予定」はそれぞれの詳細ページへのリンクが張ってあって便利。

 渡邉義浩/著『後漢における「儒教國家」の成立』(8400円、ISBN978-4-7629-2865-9)が2009年3月に汲古書院から刊行されたという。そのチラシで添えられた文が「◎中国思想史研究者との共同研究に基づき「儒教の国教化」を論証する!」。
 参考までに、チラシを元に章レベルまでの目次を下に記す。

【内容目次】
 序論 「儒教の国教化」をめぐる議論と本書の方法論
 第一篇 国教の運用と儒教経典
  第一章 両漢における春秋三伝と国政
  第二章 『白虎通』に現れた後漢儒教の固有性
  第三章 後漢における礼と故事
  第四章 両漢における華夷思想の展開
 第二篇 君主権の正統化と祭祀・儀礼
  第五章 鄭箋の感生帝説と六天説
  第六章 両漢における天の祭祀と六天説
  第七章 漢魏における皇帝即位と天子即位
  第八章 「魏公卿上尊號奏」にみる漢魏革命の正統性
  第九章 「受禅表」における『尚書』の重視
 結論 後漢における「儒教国家」の成立



 それと余談ながら、同じチラシに下記に引用することが書かれてあった。

--引用開始-----------------------------------------------------
【待望の重版】限定250部
 三國政権の構造と「名士」  渡邉義浩 著
 ◆A5判上製/600頁/定価10500円 ISBN978-4-7629-2698-3 C3022
--引用終了-----------------------------------------------------


 『三國政権の構造と「名士」』は2004年3月末に刊行された書籍なんだけど、下記のブログ記事で初めて知ったが、どうやら絶版していたそうな。

・花郁郁たる高陽里
http://gaoyangli.blog79.fc2.com/
・三国政権の構造と「名士」   (※上記ブログ記事)
http://gaoyangli.blog79.fc2.com/blog-entry-26.html

 下記のように、復刊ドットコムで探してみると確かにリクエスト投票のページがあるね。

・復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/
・三國政権の構造と「名士」 渡邉義浩 復刊リクエスト投票
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=39276

※追記 西晉「儒教国家」と貴族制(2010年10月28日)

※追記 「三国志」の政治と思想 史実の英雄たち(2012年6月10日)

※追記 三國志よりみた邪馬臺國(2016年4月27日)

※新規関連記事 渡邉義浩先生 大隈学術記念賞受賞(2017年11月7日)

※新規関連記事 三国志-研究家の知られざる狂熱-(2020年3月23日)

※新規関連記事 メモ:第7回“三国志”の作り方講座(東京都新宿区戸山2021年7月10日)

※新規関連記事 推し本三国志(2) 周瑜 魯粛 小橋(2022年12月30日)

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