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ご質問の夏侯蘭は三国志蜀書の趙雲伝の注に引用される趙雲別伝にでてきます。
(よく間違えられるのですが、正しくは「夏侯蘭」なので、ご注意を)
ちょっとしか出ていないんで、全部、ここに引用すると
先是、與夏侯惇戰於博望、生獲夏侯蘭。蘭是雲郷里人、少小相知、雲白先主活之、薦蘭明於法律、以為軍正。
えーと、適当に訳すと(今、手元に筑摩訳本がないので)、
博望において夏侯惇と戦っているときに、夏侯蘭を生け捕った。夏侯蘭は趙雲と郷里人であり、わかいときのちょっとした知り合いで、趙雲は、先主(劉備)に、これをいかすようにのべ、軍律の官のように、法律を明らかに用い夏侯蘭を薦めた。
てな感じでしょうか(いや、もちろん訳に自信がないので、訂正歓迎です)
これだけ見ると、同姓というだけで、夏侯惇と夏侯蘭に血縁関係があったかどうか不明ですね。あと、夏侯蘭と趙雲とは「郷里人」ということですが、どれぐらいの範囲をさしているのか、わかりにくいですね(ここらへんのどこまで同郷?話は三国検索の掲示板で話題がのぼってました。タイトル「出身地について」)
当時の気候では常山郡真定県ってどんなもんだったんでしょうね。
この夏侯蘭ってなんだか想像力を刺激されますね。創作には結構、出てくるんでしょうかね
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