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▼majomajoさん:
>教えていただきたいのですが、なぜ、曹操は「治世の能臣、乱世の奸雄」言われたのでしょうか?あまり、三国志について詳しくないので、大変、初歩的な質問だと思いますが、よろしくお願いします。
どうも初めまして。
それは言われたというか、曹操がまだ無名だったころ、許劭にしつこくきいて、ようやく許劭が答えたってやつですね(当時も、許劭は人物評論家として知られていたのでしょうか……ね?)
何か、史書によってその言葉も違うようですし、それぞれ解釈もいろいろあるようです。
三国志の魏書武帝紀の注に引く孫盛の異同雜語だと、
「子治世之能臣、亂世之姦雄。」(「君は治世の能臣で、乱世の姦雄だ」)
で、後漢書の郭符許列伝(許劭の伝を含む)だと、
「君清平之姦賊、亂世之英雄。」(「君は穏やかなときの姦賊で、乱世の英雄だ」)
となっています。
両者は言っていることは異なりますが、とにかく世が乱れると、何か成す人物になることを示しています。それに両者とも、こう言われた後の曹操はかなり喜んだようです(それぞれ「太祖大笑」「操大ス」)。
なので、曹操を喜ばせるようなこと(言って欲しいこ? 理想の人生観?)を知ってか知らないか許劭は言い当てたのかなぁ、なんて思ってしまいます
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