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▼呂珪さん:
>漢詩が韻をふんでいるか調べる際、現代中国語である程度解ります。
>今回の「蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉」について各句の最後の字のピンインを見ると
>
>死 si3
>立 li4
>子 zi3
>吉 ji2
>
>と、韻が各句すべてにおいて踏まれていることがわかります。所謂唐詩においてはこのように全句に韻を踏むことはありえませんが、それらの規定は梁の沈約(しんやく)が『四声譜』で唱えたいわゆる「四声八病説」により確立したもので、漢代以前の詩や楽府を含む古体詩には、文字数、平仄などの規定はありません。しかし規定がないゆえに曹操は宴席で歌われる曲つきの「楽府」を得手としたため韻はあまり気にせず、逆に文帝曹丕の詩はその性格のごとく律儀に全句に韻を踏むものが多い、といった分析も可能です。もしかすると、このスローガンは相克に基づく王朝交代というもっともアピールしたいことをいいつつ、文学的処理で全句押韻をし、多数で叫ぶときの一体感を演出していたのかもしれません。
なるほど、現代中国語である程度解るわけですね!自分も中国語を習っていたので、これは踏んでるんだろうなぁ〜?と漠然と思っていました。ただ何故全てで踏んでいるのかわからなかったのですが、呂珪さんのご指摘で理解することができました!
古代の人の感覚は解りませんが、現代の感覚でいけばリズムが良いので「多数で叫ぶときの一体感」というのはなるほどな〜と感じます。高校の古文の先生が、「ラップみたいな感じです」とか言ってたのを思い出しました(笑)
>すなわち、張角をはじめ黄巾一党には知識があり、読み書きの達者な郷士クラスのものもいたことから、彼あるいは彼らによって「蒼天已死 黄天當立 歳在甲子 天下大吉」というコピーが作られることはなんら不思議ではないと考えます。
色々な地位の人が組していたわけですから、知識がある方々は多くいたでしょうね〜。徒党を組むにはそれなりに有知識者も必要ですからね(笑)
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