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【3650】曹操から曹植に下賜された馬の名前? 青木朋 2010/10/26(火) 1:10 教えて

【3657】Re:曹操から曹植に下賜された馬の名前? 青木朋 2010/11/4(木) 12:45 感謝♪
┗ 【3659】Re:曹操から曹植に下賜された馬の名前? 清岡美津夫 2010/11/5(金) 0:59 雑談
┗ 【3726】Re:曹操から曹植に下賜された馬の名前? 里斎 2012/11/18(日) 14:29

【3657】Re:曹操から曹植に下賜された馬の名前?
感謝♪  青木朋  - 2010/11/4(木) 12:45 -

引用なし
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   丁寧な解答ありがとうございました!
遅レスすみません。
なんだか程好い話題提供にもなったようで、「古今圖書集成」の話も勉強になります。

>『太平御覧』卷八百九十四 獸部六 馬二
>(『魏志』曰)
> 又曰:陳思王表文帝曰:「臣於武皇帝世得大宛紫〓馬一匹、形應圖法。善持頭尾、教令習拜。今已能拜、又能行與鼓節相應。謹以奉獻。」

この漢文の意味が完全には理解できなのですが、もしお暇でしたらお教えください。汗
分からないなりの訳文は↓

曹植が曹丕に出した表にいわく、「私が曹操の御世に手に入れた大宛紫[馬+辛]馬一匹は、形は図法にかない、頭から尾まですぐれていて、教えたことはすぐ習得します。今、陛下に拝謁がかない、謹んで献上いたします。」
(はい、「又能行與鼓節相應」の部分の訳がありませんね。汗)

スレッドの題を「曹操から曹植に下賜された馬の名前?」にしましたが、それ自体まちがっていたかなと、穴に逃げ隠れる準備をしております。。。

【3659】Re:曹操から曹植に下賜された馬の名前?
雑談  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2010/11/5(金) 0:59 -

引用なし
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   ▼青木朋さん:
>>『太平御覧』卷八百九十四 獸部六 馬二
>>(『魏志』曰)
>> 又曰:陳思王表文帝曰:「臣於武皇帝世得大宛紫〓馬一匹、形應圖法。善持頭尾、教令習拜。今已能拜、又能行與鼓節相應。謹以奉獻。」
>
>この漢文の意味が完全には理解できなのですが、もしお暇でしたらお教えください。汗
>分からないなりの訳文は↓
>
>曹植が曹丕に出した表にいわく、「私が曹操の御世に手に入れた大宛紫[馬+辛]馬一匹は、形は図法にかない、頭から尾まですぐれていて、教えたことはすぐ習得します。今、陛下に拝謁がかない、謹んで献上いたします。」
>(はい、「又能行與鼓節相應」の部分の訳がありませんね。汗)
>
>スレッドの題を「曹操から曹植に下賜された馬の名前?」にしましたが、それ自体まちがっていたかなと、穴に逃げ隠れる準備をしております。。。

こんばんわ。

あと、ほぼ同じ文を別の所から見かけました。

『藝文類聚』巻九十三 獸部上 馬

【表】魏陳王曹植獻文帝馬表曰.臣於先武皇帝世.得大宛紫[馬辛]馬一疋.形法應圖.善持頭尾.教令習拜.今輒已能.又能行與鼓節相應.謹以奉獻.


それで訳の方ですが、自分なりに訳すと次のようになりました。

『太平御覧』卷八百九十四 獸部六 馬二
(『魏志』曰)
 又曰:陳思王表文帝曰:「臣於武皇帝世得大宛紫[馬辛]馬一匹、形應圖法。善持頭尾、教令習拜。今已能拜、又能行與鼓節相應。謹以奉獻。」

また『魏志』に言う。陳思王が文帝に表して言う。
「臣(わたし)は武皇帝の世代に於いて大宛の紫[馬辛]馬一匹を得て、形は図法に従いました。善く頭尾を保ち、教令し習授しました。今、すでによく馴れており、またよく行き鼓節に従い、あい応じます。謹んで奉献いたします」

「節」に「やむ、とまる」という意味があるので、「鼓節」は「鼓進」(太鼓を打ちならして進む)のように、動詞として用いるのかな、とも思ったんですが、そういう用例が他に見あたらなかったので、普通に鼓と節の意味で用いました。あと「形應圖法」にしても「形法應圖」にしてもよくわからないです。

【3726】Re:曹操から曹植に下賜された馬の名前?
 里斎  - 2012/11/18(日) 14:29 -

引用なし
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   どこにレスすればいいかわからなかったので、スレッド表示の一番下の書き込みに下げておきます。

『藝文類聚』
『太平御覧』
『古今圖書集成』
の三種の書物は、いずれも同じジャンルのもので、「類書」と言い、今の「百科事典」に相当します。
ただし、今の百科事典の編纂方法とは異なり、一物に関する記事を、先行する様々な文献からそのままコピーして載せているので、既に失われた書物や、現在伝存するものとは異なるバージョンの記事が見付かることがあり、古典を研究する上では欠かせない基本文献です。

曹操の時代に入手した、とあるのみで、下賜かどうかは書かれていません。が、下賜であればそう書くと思うので下賜ではないでしょう。

「鼓節」の「節」は「拍節」「節奏」の「節」で、「リズム」の意味です。太鼓のリズムに合わせて進むことができた、という意味で、これは軍馬として調教を受けていることを示すのだと思います。(軍は太鼓の合図で行軍するので)

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