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【3441】曹沖の諱について 不居見 2009/6/11(木) 10:26 教えて
┣ 【3442】Re:曹沖の諱について Barbal 2009/6/11(木) 20:15 多分…
┃┗ 【3443】Re:曹沖の諱について 不居見 2009/6/11(木) 23:30 感謝♪
┃┣ 【3446】Re:曹沖の諱について GEO 2009/6/14(日) 16:45
┃┃┗ 【3449】Re:曹沖の諱について 不居見 2009/6/20(土) 13:50
┃┗ 【3447】Re:文醜の諱について スズキ 2009/6/14(日) 18:27 雑談
┃┗ 【3450】Re:文醜の諱について 不居見 2009/6/20(土) 14:06
┗ 【3445】Re:曹沖の諱について 清岡美津夫 2009/6/13(土) 14:47 ひと言
┗ 【3451】Re:曹沖の諱について 不居見 2009/6/20(土) 14:14

【3441】曹沖の諱について
教えて  不居見  - 2009/6/11(木) 10:26 -

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   不居見(いずみ)と申します。
以前から拝読させていただいておりましたが、本日初めて書き込みさせていただきます。
自己紹介は専用のスレッドがあるようなので、改めてそちらに書かせていただくとして、早速質問させていただきます。

先日、調べものでネット上の後漢書訳を当たっておりました。その中の沖帝紀で、注に「沖」は幼くして帝位に就くこと、また夭逝することとありました。
「沖」と聞いて真っ先に思い至ったのは、曹操の息子にして聡明ながら13歳で亡くなった曹沖のことです。13歳ですから夭逝の範疇に入ると思います。
まさに名は体を表すといったところですが、同時に当然の疑問も湧いてきます。

なぜ、こんな不吉な文字を名前に付けたのか?ということです。

沖帝の「沖」は諡ですから、死後に贈られたものだとわかりますが、曹沖の場合は
諱ですよね。
知らずに付けたとも考えられますが、あの読書家曹操(←ただのイメージでしょうか?)のことですから、そんなはずもないでしょうし、仮にそうであっても、側近の誰か一人くらいは気付いても良さそうなものです。
「沖」が諡では?とも考えましたが、「哀」という正式な諡がありますので、これも可能性は低そうです。
もちろん、他に良い意味があるとか、「冲(にすい)」の間違いであるとか、死後に改名させられたという可能性も考えられるとは思いますが、色々と愚考した結果、一つの仮説を立てました。

字は成人してから付けるものだったと聞きますが、これと同様に、諱も成人してから付けるものだったのではないのか?ということです。(もし、当然の事実であればごめんなさい)

どうぞ、皆様のお考えや、その他の事例などありましたらご教授ください。
宜しくお願いします。

【3442】Re:曹沖の諱について
多分…  Barbal  - 2009/6/11(木) 20:15 -

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   ▼不居見さん:

 『三国志集解』や台湾中央研究院漢籍電子文獻の『三国志』を見た限りでは曹沖の文字は冲ではなく沖で合っているようです。ただ、字の意味はほとんどカブっていますので、たいした違いはないようですが。
 手元の学研『漢字源』を引いたところ、「沖」の意味は
むなしい・おだやか・やわらかい・幼い・まっすぐに高くあがる・突き当たる・おき(沖合い)

などとなっております。かならずしもマイナスイメージばかりでもないかと思いますが、いかがでしょうか。
 また、これとは別に世界のあちこちである風習のようですが、「良い名前の子供は悪魔や悪運を引き寄せてしまう」ということでわざと悪い名前をつけることもあるようです。また、親が望まずして生まれた子供に悪意から悪い名をつけることもとうぜんあったでしょう。
 結局のところ諱にせよあざなにせよ、その気になれば「何でもアリ」だったようですね。

 なお、ここから下はわたしのまったくの当て推量なので読み流してください。
 曹沖のあざな(小字らしいですが)は倉舒ですが、それぞれの字の意味は
倉:蔵・しまう・蒼い
舒:のびる・ゆったりしている など
なので、「沖」はおだやかなという意味でつけたのではないかと思っております。あざなとあわせて
「おだやかでゆったりとしたものを(その身に)しまっている」

 まあ、いずれにしても確かめるすべはないのですが・・・・・・。

【3443】Re:曹沖の諱について
感謝♪  不居見  - 2009/6/11(木) 23:30 -

引用なし
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   ▼Barbalさん:
 早速のお返事ありがとうございます。

 そうですね。私もあの後、「沖」の意味を調べて、良さそうな意味もあったので、あまり気にすることでもないのかなとも思いました。

> また、これとは別に世界のあちこちである風習のようですが、「良い名前の子供は悪魔や悪運を引き寄せてしまう」ということでわざと悪い名前をつけることもあるようです。また、親が望まずして生まれた子供に悪意から悪い名をつけることもとうぜんあったでしょう。

 記憶が確かなら、モンゴルでは「悪魔」とか「鬼」とか割と一般的に付けるみたいですね。
 ただ、名前を呼ぶと本人に災難がかかるといって名前で呼ばなかったり、避諱をしたりと、かなり神聖なものという印象が強いので、そんな不吉な名前を付けるのかな?と単純に思ったんです。

 とはいえ、文醜なんてどう見ても良い意味があるとは思えないので、何とも言えないですが。

【3445】Re:曹沖の諱について
ひと言  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2009/6/13(土) 14:47 -

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   こんにちわ、清岡と申します。

▼不居見さん:
>先日、調べものでネット上の後漢書訳を当たっておりました。その中の沖帝紀で、注に「沖」は幼くして帝位に就くこと、また夭逝することとありました。
>「沖」と聞いて真っ先に思い至ったのは、曹操の息子にして聡明ながら13歳で亡くなった曹沖のことです。13歳ですから夭逝の範疇に入ると思います。
>まさに名は体を表すといったところですが、同時に当然の疑問も湧いてきます。
>
>なぜ、こんな不吉な文字を名前に付けたのか?ということです。

『後漢書』沖帝紀の注というと、

謚法曰:「幼少在位曰沖。」司馬彪曰:「沖幼早夭、故謚曰沖。」

というところですね。
そこから少し遡って順帝紀を見て貰うと、漢安二年夏四月のところに護羌校尉の趙沖なる人物の記載が見えると思います。
また、『三国志』をざっと見てみると、鄭沖、王沖、胡沖など「沖」を名とする人物が見られますので、特に珍しい名でもないように思います。。
ちなみに、『字通』に引かれる『説文解字』[#3189]で「沖」は「涌(わ)き揺(うご)くなり」となっていますね。


>字は成人してから付けるものだったと聞きますが、これと同様に、諱も成人してから付けるものだったのではないのか?ということです。(もし、当然の事実であればごめんなさい)

『礼記』内則には、子が生まれたときにどういった行動をとるか書かれており、それに付随してどういった名を付けてはいけないかということが書かれていますね。

【3446】Re:曹沖の諱について
 GEO WEB  - 2009/6/14(日) 16:45 -

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   ▼不居見さん:

> 記憶が確かなら、モンゴルでは「悪魔」とか「鬼」とか割と一般的に付けるみたいですね。
> ただ、名前を呼ぶと本人に災難がかかるといって名前で呼ばなかったり、避諱をしたりと、かなり神聖なものという印象が強いので、そんな不吉な名前を付けるのかな?と単純に思ったんです。
>
> とはいえ、文醜なんてどう見ても良い意味があるとは思えないので、何とも言えないですが。

横槍失礼します。
久しぶりにコメントさせていただきます。

中国では、北方の少数民族の一部などで、わざと子供に悪い名前をつけたり、子供を虐待する習俗があります。
これは、中国には子供を狙うと考えられている悪霊の類が数多くおり、そういった悪霊に、自分の子が大切な子であることを悟られぬよう、また、悪霊に狙われにくくするように、わざとこういう名前をつけるところがあります。
なので、縁起の悪い名前がついているということは、けっして珍しくないです。
このあたりは永尾龍蔵『支那民俗志』などを読んでみるとよいかと思います。

【3447】Re:文醜の諱について
雑談  スズキ  - 2009/6/14(日) 18:27 -

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   > 記憶が確かなら、モンゴルでは「悪魔」とか「鬼」とか割と一般的に付けるみたいですね。
> ただ、名前を呼ぶと本人に災難がかかるといって名前で呼ばなかったり、避諱をしたりと、かなり神聖なものという印象が強いので、そんな不吉な名前を付けるのかな?と単純に思ったんです。
>
> とはいえ、文醜なんてどう見ても良い意味があるとは思えないので、何とも言えないですが。


スズキと申します。
いつも楽しみに拝見させていただいています。
横からすみません。


確か「醜」に何か意味があったような…、と思って探していたら、
「神に仕える者」という意味があったみたいですよ。
「酉=酒つぼ」と「鬼=巫女」というのが由来らしいです。
(Yahoo!知恵袋に載っていたので、信憑性は何ともいえませんが)


ただ、基本的に良い意味を持つ字ではないようです。
由来はあくまで由来であって、日常的にはやっぱり悪い意味で使うようです。
日本では「醜名」といった使い方をする時は、「逞しい」という意味をもつようです。

【3449】Re:曹沖の諱について
 不居見  - 2009/6/20(土) 13:50 -

引用なし
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   ▼GEOさん:

返信ありがとうございます。

>中国では、北方の少数民族の一部などで、わざと子供に悪い名前をつけたり、子供を虐待する習俗があります。
>これは、中国には子供を狙うと考えられている悪霊の類が数多くおり、そういった悪霊に、自分の子が大切な子であることを悟られぬよう、また、悪霊に狙われにくくするように、わざとこういう名前をつけるところがあります。
>なので、縁起の悪い名前がついているということは、けっして珍しくないです。

そうですね。ひと昔前、いわゆる「悪魔くん問題」の時、悪名を付けるという習慣を持つ地域があるという話を聴いた気がします。
三国時代にもあったのでしょうか?他の例がパッと浮かんでこないので、人名辞典眺めてみます。冷狐愚は親が付けた名前ではないですしね。

>このあたりは永尾龍蔵『支那民俗志』などを読んでみるとよいかと思います。
大きな図書館に行く機会があったら探してみます。

【3450】Re:文醜の諱について
 不居見  - 2009/6/20(土) 14:06 -

引用なし
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   ▼スズキさん:

返信ありがとうございます。

>確か「醜」に何か意味があったような…、と思って探していたら、
>「神に仕える者」という意味があったみたいですよ。
>「酉=酒つぼ」と「鬼=巫女」というのが由来らしいです。
>(Yahoo!知恵袋に載っていたので、信憑性は何ともいえませんが)

上記の知恵袋見てみました。そういえば、楊醜もいましたね。


>ただ、基本的に良い意味を持つ字ではないようです。
>由来はあくまで由来であって、日常的にはやっぱり悪い意味で使うようです。
>日本では「醜名」といった使い方をする時は、「逞しい」という意味をもつようです。

私も、下記のサイトで調べてみました。
基本的に悪い意味ばかりですね。載っている中では「不思議な現象」というのが一番まともな意味のようですね。
http://tool.httpcn.com/

【3451】Re:曹沖の諱について
 不居見  - 2009/6/20(土) 14:14 -

引用なし
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   ▼清岡美津夫さん:

>というところですね。
>そこから少し遡って順帝紀を見て貰うと、漢安二年夏四月のところに護羌校尉の趙沖なる人物の記載が見えると思います。
>また、『三国志』をざっと見てみると、鄭沖、王沖、胡沖など「沖」を名とする人物が見られますので、特に珍しい名でもないように思います。
>ちなみに、『字通』に引かれる『説文解字』[#3189]で「沖」は「涌(わ)き揺(うご)くなり」となっていますね。

そうですね!王沖、趙沖は知りませんでしたが、鄭沖、胡沖は確かに知っておりました。


>『礼記』内則には、子が生まれたときにどういった行動をとるか書かれており、それに付随してどういった名を付けてはいけないかということが書かれていますね。

ありがとうございます。『礼記』にはそういうことも書いてあるんですね。その辺りの知識はまるでないので、勉強してみたいと思います。

皆様、ありがとうございました。

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