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初めて投稿させていただきます。
三国志を読み始めて30年以上たちますが、漢文が苦手なもので正史を通して読んだこともなく、小説や日本語の2次文献ばかりを読み散らしている浅学な初心者です。
その中で、素朴な疑問を感じたので、ご存知の方が居られましたらご教示を宜しくお願いいたします。
正史「武帝記」の註に「太祖は一名を吉利といい、小字を阿瞞といった」とあります。
「吉利」の意味は良くわからないのですが、陳舜臣氏の関連の小説では、余り良くない意味であると書かれています。「小字を阿瞞」については、私は「嘘吐き小僧」という意味に解釈していました。
ここから疑問なのですが、
果たして自分の愛息に、「阿瞞(嘘吐き小僧)」と言うような呼び名をつけるものでしょうか? 常識ではありえないのでは。曹嵩が曹操を可愛がっていたことは、正史を読んでいて感じられます。曹操に詐病で騙された叔父であれば「あの阿瞞めが」くらいは云うとは思いますが。
実は、曹操には別に正式な幼名があったのが、記録には残らず、知られていた悪い呼び名だけが残ったのではないか、と想像しています。
あるいは、当時の「瞞」には現代とは違った意味(「頭が切れる」等の)があったのでしょうか?
また、「吉利」の正確な意味に付いても、ご教示ください。
宜しくお願いいたします。
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