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皆さまのご意見、興味深く拝読しております。
恥ずかしながら、話題元となった番組を見ておりませんのであまり偉そうなことは言えませんが、思いついたことを書かせていただこうと思います。
すでに取り上げられている学研『真 三國志三』P.122の記述では、蜀には“火井”があるのでそこから石油を採取して熱源とした、蜀には石綿の産地があるのでそれでゴンドラ部分を作ったかもしれない、などとあります。
また、『図説 中国の科学と文明』(河出書房新社)P.314には、『淮南万畢術』なる書物を引用して、BC2世紀には“卵の殻”を使った熱気球のおもちゃが作られていたことが書かれています。同書には、古代の紙はかなり強靭な繊維で作られていたことも触れてあります。
こういった断片的な情報を都合良く組み合わせれば、そして「原料はあるのだから、作ることは不可能ではない」と言えば、三國志の時代に熱気球があったとしても不思議ではないのかもしれません。
・・・マジに技術的要素をひとつずつ検討していけば、伝承にあるような気球は「当時では100%あり得ない」と断言できますが。
現実には無理でも、小説などの創作では面白いネタになるかもしれません。話題元の番組でも、その辺わかっててあえてオーバーに話を作ったのではないでしょうか。
わたし自身は「発明家 諸葛亮」には否定的で、自サイトもその方向でやっておりますが、饅頭にせよ気球にせよこういったエピソードを思いつく人たちには素直に感心します。リアリティはともかく、発想力は素晴らしいなぁと。
それから、知恵の輪の話は初耳でした。古代中国の玩具や娯楽もいずれ調べてみたいと思います。
まとまらない文章で、なにが書きたかったのか自分でもわからなくなりましたが、皆さまのお話が面白そうだったので書き込みさせていただきました。
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