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【170】日本・台湾 陸伯議 2003/6/21(土) 17:21 初心者質問
┣ 【171】呉からみた日本・台湾 清岡美津夫 2003/6/22(日) 14:40 お答え
┗ 【172】Re:日本・台湾 むじん 2003/6/24(火) 11:04 追記
┗ 【174】Re:日本・台湾 陸伯議 2003/6/25(水) 18:41 感謝♪
┣ 【176】夷洲&倭 清岡美津夫 2003/6/26(木) 15:02 お答え
┃┗ 【206】倭のサイト「古代史獺祭」 清岡美津夫 2003/7/5(土) 21:17 紹介
┃┗ 【207】Re:倭のサイト「古代史獺祭」 陸伯議 2003/7/5(土) 22:43
┗ 【182】「沈瑩臨海水土志」 清岡美津夫 2003/6/28(土) 0:38 お答え

【170】日本・台湾
初心者質問  陸伯議  - 2003/6/21(土) 17:21 -

引用なし
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   え〜質問です

三国時代に中国の人たちは日本と台湾はなんと呼んでいたんでしょう?
それと、日本と台湾の人たちは、なんと呼んでいたんでしょう?
後、沖縄も出来たら・・・

沖縄とか台湾ってこの時代国あったのかな・・・いろいろ国があったりして呼び方が違ったりするのかな・・・

知っている人教えてください

【171】呉からみた日本・台湾
お答え  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2003/6/22(日) 14:40 -

引用なし
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   ▼陸伯議さん:
>え〜質問です
>
>三国時代に中国の人たちは日本と台湾はなんと呼んでいたんでしょう?
>それと、日本と台湾の人たちは、なんと呼んでいたんでしょう?
>後、沖縄も出来たら・・・

えーと、三国志呉書呉主伝によると

「(黄龍二年、西暦230年)遣將軍衛温・諸葛直將甲士萬人浮海求夷洲及亶洲。」

ということで、西暦230年に孫権が、将軍の衛温と諸葛直に甲士一万人を率いて、海にある夷洲と亶洲を探すよう、命じます
この夷洲が今の台湾であると言われています。当時、漢民族はそこに住んでないんでしょうね。
それと亶洲ですが、この後の説明を見ると、秦の始皇帝が仙薬を求めて徐福を遣わせたところだそうです。
徐福は伝説となって、日本で数カ所、上陸した地として言い伝えのあるところがあります。
だから、亶洲が日本か日本の一部かなって思ってます。
ちなみに亶洲は種子島だっていう説もあるそうです。

このときの夷洲と亶洲の探索はいろいろ後日談がありますが、まぁ、今回は省略しますね

【172】Re:日本・台湾
追記  むじん E-MAILWEB  - 2003/6/24(火) 11:04 -

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   倭国…(^−^;
現在の日本とは少し違いますけど。

【174】Re:日本・台湾
感謝♪  陸伯議  - 2003/6/25(水) 18:41 -

引用なし
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   遅くなってすみません(ちょっとテストで時間が無いので・・・早く終われ〜)

清岡さん、むじんさんありがとうございました。
また質問なんですけど、台湾にはどんな民族が住んでいたのかわかりますか?
倭国って・・・いったい何?日本国・・・九州王朝・・・大和政権・・・倭奴国・・・
あ〜わからん・・・
むじんさん倭国についてちょっと教えてください。もちろん他の方も。

【176】夷洲&倭
お答え  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2003/6/26(木) 15:02 -

引用なし
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   ▼陸伯議さん:
>遅くなってすみません(ちょっとテストで時間が無いので・・・早く終われ〜)

えー、お楽しみはあとにとっといて、テストにがんばんてくだされー

>清岡さん、むじんさんありがとうございました。
>また質問なんですけど、台湾にはどんな民族が住んでいたのかわかりますか?
>倭国って・・・いったい何?日本国・・・九州王朝・・・大和政権・・・倭奴国・・・
>あ〜わからん・・・
>むじんさん倭国についてちょっと教えてください。もちろん他の方も。

こういうときは、三国志だけじゃなくて、後漢書もあたるべきでした。
えーと、後漢書をさらりとみると、ありました、ありました、台湾(夷洲)について。
後漢書の東夷列傳です。

會稽海外有東[魚是]人、分為二十餘國。又有夷洲及[シ亶]洲。(以下、徐福の話)

と、いやこれだけだと、よくわかんないですけど、ここの項目の注に、沈瑩臨海水土志という書物からの引用があります。土地の事やら、人の事やら、書かれているんですが、後で別に記事をおこしますね。

と、後漢書を見ていたら、このすぐ上に倭の記述がありました♪

倭は韓の東南の大海にあるそうです。
韓は当時の朝鮮半島の国のことだから、倭の場所は日本列島のこと? 九州? 本州? そんなところでしょう。
漢の武帝の時代、この倭は百国あまりあって、そのうち三十国が王を称していたようです。
その中で、大倭王が邪馬臺国にいたそうです。

で、時代がくだって、建武中元二年(西暦57年)に倭奴国から使者がきたそうです。光武帝は印綬を授けたそうです。場所は倭国の極南界(南の果て?)にあるそうです。
さらに安帝永初元年(西暦107年)に倭国王の帥升らが160人を献上し、請見(会見?)したいと願ったそうです。

そして、ようやく三国志の時代。
桓帝、霊帝の時代(西暦147〜190年)、倭国は大いに乱れ、主はいなかったんですけど、(複数の国が)共に卑彌呼を王としたそうです。
(三国志の記述に続く?)

こういった記述をみると、倭国とは地域名としてのニュアンスが強いんでしょうかね

どうも、辞書がないとさらにいい加減な訳になってしまうのはご勘弁を。

【182】「沈瑩臨海水土志」
お答え  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2003/6/28(土) 0:38 -

引用なし
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   http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=176&id=
↑はい、ここの続きです。
「沈瑩臨海水土志」という書物に載っていたという記述。
(この書物って、部分的にしか現存してなさそうですね)

沈瑩が書いた臨海(郡)の地理記って感じでしょうか。

辞書片手にちょいと訳しますです。


夷洲在臨海東南、去郡二千里。土地無霜雪、草木不死。四面是山谿。

夷洲は臨海郡の東南二千里にあり、土地に霜や雪はなく、草木は死なない。四方は山と谷だ。

……とここまでが、夷洲(ここの距離とかの記述が多分、台湾とする根拠)の土地柄の説明かな、ここからが陸さんご質問の「台湾にはどんな民族が住んでいたのか」にあたるとおもいます。

人皆コン(ひげがしらに几)髮穿耳、女人不穿耳。土地饒沃、既生五穀、又多魚肉。有 犬。尾短如麕尾状。

人は皆、髪を剃り、耳たぶに穴を開けていて(辞書ではその穴に玉を入れる?)、女性は耳に穴をあけない。土地は肥沃で元々、五穀(辞書によると麻、キビ、アワ、麦、豆)が生えていて、また、魚肉も多い。犬がいて、尾が短く、のろ(辞書によるとしか科のけもの)の尾みたいだ。

此夷舅姑子婦臥息共一大床、略不相避。地有銅鐵、唯用鹿格為矛以戰鬥、摩礪青石以作矢鏃。

この異民族の舅、姑、子と嫁は一つの大きな寝床で眠り、ほとんどお互いを避けようとしない。土地に銅鉄があって、ただ戦闘においてシカの角を矛として使い、摩礪青石(?)で矢じりをつくる。

取生魚肉雜貯大瓦器中、以鹽鹵之、歴月所日、乃啖食之、以為上肴。

生の魚肉を取り、大きな瓦器(かわらのうつわ?)の中に塩をいれて混ぜて蓄え、一月と数日を経て(訳、自信なし)、うまいごちそうと思い、むさぼり食う。


……こんなところでしょうか。
訳にまったく自信がないので、漢文もおいてみました。

【206】倭のサイト「古代史獺祭」
紹介  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2003/7/5(土) 21:17 -

引用なし
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   倭に関しては、ここのサイトがまとまってますかね。
サイト名:「古代史獺祭」
URL:http://www001.upp.so-net.ne.jp/dassai/index.htm

ここの「資料 中国編」ってところです。
(といっても、まだちゃんと目を通してないのですが)

えー、このサイトを発見したのもニセクロさんの「三国志あんてな」(http://a.hatena.ne.jp/tridom_at/)をみてたおかげってのも書いておきますね。

【207】Re:倭のサイト「古代史獺祭」
 陸伯議  - 2003/7/5(土) 22:43 -

引用なし
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   >倭に関しては、ここのサイトがまとまってますかね。
>サイト名:「古代史獺祭」
>URL:http://www001.upp.so-net.ne.jp/dassai/index.htm

あっそこは・・・
むじんさんのとこで最近知ったところ・・・
よく見てなかった・・・
清岡さんいろいろ教えてくださりありがとうございました。

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